三枚。

週末恒例買い出しである。
珍しく鯛焼なんぞを購入。
カスタード、白あんあたりはメジャーだが。
トマトや紫芋ってぇのは初めてである。
いろいろ買ったらチョコあん鯛焼がついてくるあたりがバレンタインの季節らしくはある。
冬桜にあわせたのか、季節をよまないせいか、さくらあんなんてのもあったが。


結局、何種類も購入。
あねうえどの制作のプレーンタルトなんぞも控えていたりするのだが…。


「可能な限り、家族は同じ物を食べること」というのが我が家の家訓であったりする。
その網の目をすりぬけられるわけもなく。


即行三枚に下ろしてぶつ切りにされる鯛焼ず。


見慣れた光景ではあるが…。
切れっ端を食べてても。どーも、鯛焼を食べたという気分にならないのはどうしたものか。






一番人気は生キャラメル。また買いに行こうかな。

口紅。

人参の香りは口紅に似ていると思う。


実家に行くたびに、庭ならぬ畑の手入れで泥だらけになるおかんさま。
その甲斐あって、我が家の畑とは比べものにならぬほど味の濃い野菜が育つ。
大根は切り口から水分が滴るほどみずみずしく。
人参はこれでもかと言うほどに甘い。
三つ叉四つ股になるのも無問題と思うくらい、美味である。





ところで。
口紅（ＲＯＵＧＥ）とならずもの（ＲＯＧＵＥ）の綴りが似ているのはなぜなんだろーね？

玄米粥。

最近の夕飯のメインは玄米粥である。
消化を良くするために圧力鍋で三四回は火を掛ける。
ので、結構焦げやすい。
そこで、大根だの大根葉だのキャベツだの人参だのと野菜をたっぷりと放り込む。
（これで水分倍増計画）。
一緒に煮干しや骨付きの鶏肉を放り込んでもダシが出て美味である。


魚卵を噛むようなぷちぷちした舌触りと玄米特有の香ばしさがいいのだが。
別に美味探求計画の一端ではない。


じつはこれもBooじーちゃ。の、便秘対策だったりする。





頼むからまた腸閉塞にはならんでよ～。

褒める。

以前は、ぱんっぱんに腫れ上がり、黒くなったバナナのような指だったBooじーちゃ。
一人暮らしの気儘さに、不規則不健全不摂生と三拍子揃った生活の結果である。
おまけに、褥瘡（床ずれ）までできかけていたというからなんともはや。


同居をするようになってから、格段に健康状態は上昇したらしいBooじーちゃ。
指の腫れは引き、髪の毛も最近はおとんさまよりも黒々としてきたものだから。
ますますもってサリーちゃんのパパな頭である。


そんなBooじーちゃ。を、しみじみと見ておかんさまのたまわく。


「それもこれも、みんなアタシのおかげよね！」


…………。


確かに。
発言内容に間違いはなひ。
のだが。






自分でゆーかね。普通。

追悼。

作家の北森鴻氏がお亡くなりになった。
遠野物語を思わせる、背筋がそくそくとしてくる蓮丈那智シリーズ。
読んでいるうちに空きっ腹が自己主張を初める香菜里屋シリーズ。
『深淵のガランス』なども好きだったので、なんとも夭折が惜しまれてならない。





合掌。