ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

スイー…ト?ポテト。

2009-02-23 | Weblog
恒例の週末買い出しにて、なかなかおいしそうなさつまいも発見。
圧力鍋でふかし芋にしてもよし。
大学芋にして弁当のおかずにしてもよし。
長めの千切りにして、人参とかき揚げにするのも悪くない。

寒いところに置いておくと、さつまいもは腐りやすい。
そこで、ダイニングのエアコンの風が当たりそうなところに置くことに。
……通り歩きに邪魔である。
邪魔はとっとと片付けないとね♪
と、おかんさまが思ったのかどうか。
スイートポテトにすることになった。

ふかしたさつまいもの皮を剥き。
鍋に入れて木べらで潰す。
ボウルではないのは後の行程のためだ。
裏ごしにかけるとよりなめらかになるのだが、つぶつぶした食感が残っていても、またそれはそれで悪くはない。
牛乳を少しずつ加えながら火にかけ、練り込んでいく。
今回はホイップクリームを添えるので、牛乳の量もほどほどにする。
タルト生地などに流し込んで上に卵黄を塗って焼くと見た目もいいが、自家製なのでそこまではしない。
見た目を気にしているうちに消滅してしまうからだ。


さて。
作成者の特権とばかり、口いっぱいに放り込んだおかんさま。お味はいかがで?


「あっま~~~~……くない」


なんだそりゃ。
……どうやら、さつまいも自体の甘味を活かすためと、ホイップクリームの甘さを考えて砂糖を控えめにしすぎたようである。
ま、次回はきっと、もっとおいしくできるだろう。

ノット。

2009-02-22 | Weblog
ナット(ねじ)ではありませぬ。
ノット(結び目)な話だったりします。


日本列島のあちこちで暴風雨警報入り乱れる悪天候の週末である。
列車も遅れる強風をものともせず、あねうえどのと二人して出かけてまいりました。
あねうえどのと出かけるのは、先週のマンマ・ミーア!以来である。
土曜日ごとに出かけてるという話もなくもないが。


行き先は金曜日に開店した某電化製品店ではない。
その近所にある調理菓子専門学校での無料体験がお目当てだったりする。
「テーブルロールの成型」
つまりは、自分でロールパンを作ってみようというものだ。

講師の先生の手元を凝視。
バターロールと三種のバリエーションということで、紐状に伸ばした生地を整えてゆく。
これまで知らなかったが、小型パン(ロールパン)は生地を結んであるそうな。
単純な一重結び。
トリプルリングと言われる、三つの輪が重なった知恵の輪っぽい結び方。
一本編み。伸ばした生地一本で三つ編みのように成型していく。
はさみ。紐状の生地を一筆書きではさみを描くように整える。

時間短縮のため、参加者が成型した生地はここまで。
のちほど冷凍されておもちかえりとあいなる。

成型後さらに発酵が進み、すでに膨らんだ生地が取り出される。
その上に参加者が卵を塗る。
これも結構こつがあって難しいのだが、この行程により焼き色と艶が倍増する。
店で売られているバターロールなどを見ると、上の部分がぴかぴかに光っているが、これは卵を塗ってあるのだ。味はしないが。

アンコを練り込んだ生地の一重結びには、さらにケシの種がふられる。
なお、ケシの種(ポピーシード)は、アヘンの材料となる、あの罌粟(芥子とも書く)の種ではあるが、無害とされている。日本では食用として問題にはならない。
麻のロープを持ってても大麻所持でとっつかまらないのと同じである。

ムダ知識はさておき。

焼き上がる間、専門学校の事務方の人が出てきていろいろ説明をする。
無料体験というのも、専門学校の生徒募集の一環なのだから、まあしかたがない。
それに、取得できる資格の説明などがなされると。
たしかに、ちょっとやってみてもいいかもな、という気分にはなるものだ。
(のせられてるのせられてる)

焼き上がったパンを食す……のだが。
食べる前についついひっくりかえしてしまうのは作り方が気になるせいか。
やはり、さすがというかなんというか、講師の先生が成型したのはじつに美形である。
ワタクシメが作った粘土細工なみのできばえと比べると落ち込むので、考えないことにする。
紅茶付きで焼きたてパンをいただく。じつにウマーな気分である。
材料費も無料なので、このパンもタダなのだ。
ちと食べ過ぎて胃が重かった…。

せっかく出てきたんだから、と。
近くの本屋に寄り道して帰る。
くるねこ大和さんとこの「くるねこ」シリーズ発見♪
ついつい長居をしてしまい。
家に辿り着いた時には、おもちかえりした冷凍パン生地でのせいで。
買った本がキンキンに冷えてましたとさ。

うまいもん。

2009-02-21 | Weblog
Booじーちゃ。の記憶はますます揮発性になってきた。
1分前の自分自身の行動がすでにわからないのであろうか。

「デイサービスの車が迎えに来た!」と。
半纏姿で飛びだそうとした。
引き戻そうとするおかんさまに拳を振り上げたり。
すったらもんだらした時に、敷石を踏みはずして砂地につっこんだBooじーちゃ。
砂まみれになった足を洗い、「今日はデイサービスの日ではないよ」と。
おかんさまがこんこんとお説教をしたその直後。

今度は、裸足で飛び出した。
外に出られないように、靴をしまいこんでいてもこの始末である。


そんな、Booじーちゃ。に、食事の後、何を食べたか訪ねると。
「うまいもん!」

……世渡りのうまさは残ってるのね。
そう言えば、角も立たないわ、たしかに。

朝なべ。

2009-02-20 | Weblog
我が家の冬は鍋料理が増加する。
シンプルに白菜と豆腐がメイン。
しらたきやネギ、つみれも入る。
肉はあまり入れない。
キムチのたれで食するのが好みなせいもあるが。

ただ、この鍋料理。一つ欠点がある。
夕飯にすると、Booじーちゃ。のトイレに通う回数が増えるのだ。
水分と塩分の摂取量が増えるせいである。
結果、家族が睡眠不足になる。
悪循環もいいところである。

そこでおかんさまが考えたのが、「朝に鍋をする」という方法である。
いい手だとは思うんだが。
そろそろ、鍋も終わりの季節でないかいな。
朝の食卓に鍋がのぼるのも、やがてなくなることだろう。

ナット。

2009-02-19 | Weblog
本日の夕飯は鱈汁だった。
鱈汁にパンって組み合わせもかなりどうなんだと思うが。
鱈汁の中にナットが入ってたのにはかなわない。

思わず、「なんじゃこりゃァ!」と。
故松田優作氏な気分になったワタクシメをよそに、嬉々とするおかんさま。
「よかったわぁ~、見つかって♪誰か飲み込んだんじゃないかと思って心配だったのよぉ♪」
犯人はおかんさまかい。


……どうやら、ナットは圧力鍋の蓋の部品だったようである。
確かに、圧力鍋で大根を煮ておいてから鱈を入れれば早く仕上がるだろうけど。
そんな、空中分解しそうなものを使わないでいただきたい。
ナット食べてボルト呑んだら、腹の中でボルタができそうである。
そんな鱈汁はヤだ。


だからといって。
新品の圧力鍋を買ってきたとしても。
新品も使いつつ、空中分解寸前も酷使するおかんさまの姿がスムーズに想像できるんですが。
どうしてくれやがりましょう。


とりあえず、ブログのネタにはなりました。