ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

ひとつぶ。

2009-02-14 | Weblog
今年はバレンタインデーが土曜日ということもあり、チョコの売れ行きが比較的低調なんだそうである。
休みの日に、わざわざ義理チョコなんて配んないしね。

今の職場は、ほとんどの女性がパートである。
臨時とか派遣とか非常勤とか。名前は違っても正規の職員でないことは同じ。
当然、給与の額も低い。

女性同士ということで、「義理チョコどうする?」という話になった。
なんせ、ワンフロア50人ぐらいはいる。
多大な出費となることが予想されるためもあってか。
「ナシ、ということにしよう」という申し合わせになった。

その裏からは、「チョコ欲しければ給料上げろよな」という恨み節が聞こえてきそうである。


ワタクシメも、今の職場に来てから一月ちょっとしかたっていない。
そんな馴染みの薄いとこに義理チョコやってもなぁ、という気がしていたので。
申し合わせはちょっぴりありがたかったりする。
一方、仕事に慣れない分、周囲に多大な迷惑をふりまいているのは確かなので。
やっぱり何か贈る方がいいかな、などと懐柔策に走ろうとして。
さて、どこまでの人間に何を贈るべきかなどと考えこんだりもする。

贈る側だって、けっこうチョコには悩むんである。


煮詰まった挙げ句、特定の人間にはワタクシメも配らないことにした。
そのかわり、昼食をとる部屋のテーブルに、皿を置いた。
アルファベットチョコを一袋放り込んで。

バレンタインとは思われなかったようだが、それでもいい。
どうせワタクシメの自己満足なのだから。
コメント
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