ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

しおから。

2009-02-10 | Weblog
この冬はおかんさまが烏賊の塩辛にはまってしまった。
手作りをする方に、である。

作り方はいたってシンプル。


しょの1
・新鮮な烏賊を買ってくる。
 刺身用の烏賊ならば無問題。
 色素胞というらしい、茶色っぽい表面の皮一枚を透かして、身が飴色に光って見えるような、イキのいいやつなら言うことはない。


しょの2
・さばく。
 烏賊の量は食べる人数で決める。
 冷蔵庫に入れておいても、もつのは一週間ぐらいだ。
 欲張るとろくなことがない。

 烏賊は、足を抜いたら肝をまず取り出す。
 オレンジ色の肝をボウルなどに絞り出す。
 残りの皮も入れるかは、お好みで。
 イカスミが嫌いでない人は墨袋も中身を絞り出す。
 黒っぽくなるが、墨づくりも悪くはない。
 ゲソと身は適当にぶつ切りにしてから、一度水で洗う。
 よく水気を切ったところで、これも肝の入ったボウルに投入。


しょの3
・混ぜる。
 塩を振る。
 塩の量はお好みで。
 あまりしょっぱくしすぎると、ご飯の量が進みすぎるのだ。


しょの4
・いただきます。
 

内臓と混ぜるせいか、ほんの一晩おいただけでもちゃんと塩辛の味になるから不思議なものである。
ただし、この自家製塩辛。一つだけ欠点がある。


それは、烏賊の刺身がおいしくなくなることだ。
塩辛のうまみに舌が慣れてしまうせいか、刺身の烏賊の味がなんだか薄っぺらく感じられてしまうようになる。
だったら刺身にせずに、全部塩辛にしてしまえという解決法もないわけではないが。