おもちゃ

友人の出産祝いを買うついでに、じょんじーくんのおもちゃを買いに、10イ3らスへ。
店内に一歩入ってビックリ。


うるさ～いっ！


独身時代から、音の少ない生活をしていたりおちん。
車や自転車での移動中、散歩時、読書時、なにかしらの作業時などなど、いつも無音。
風の音や、水の流れる音、草木の奏でる音など、自然から聞こえて来る音を楽しんでいます。
音楽を楽しみたい時は、音楽だけを聴きます。
じょんじーくんが生まれて、「赤ちゃんの脳に音は暴力と同じ。静かな世界が必要です」という事を聞きました。
もともと音の無い世界に好んで生きるりおちんには好都合。
今、日中の我が家にかかる音楽は、赤ちゃんにいいとされる、ゆるやかな「クラシック」
控えめな音量で。
テレビは、じょんじーくんが起きている時に夕飯の支度がバッティングした時だけ。
こころおだやかでゆるやかな、あえてひらがなだけでかきたいじかん。

ところが、一般生活というものは、音にあふれています。
それもとても攻撃的な。

お店で流れる大音量の店内放送、小学生が叩いて遊ぶゲーム機にまつわる騒音、子供が言う事を聞かないのでイライラしているお父さんの怒鳴り声。

日常にそういうものが当たり前にある生活の人には、なんてことないかもしれません。
けれど、静かな暮らしのりおちんとじょんじーくんには、苦痛以外の何者でもないのです。
ベビーカーのじょんじーくんを見ると、驚きと怯えの混じった不快顔。
それは、いつも一緒にいるりおちんにしか分からない、小さな小さな違い。
りおちん以外の人が見れば、普通の表情に見えたことでしょう。

赤ちゃんを連れてのお買い物は、騒音のイライラと、じょんじーくんのお世話の気遣いで、周りが想像する以上に疲れます

今までじょんじーくんのおもちゃは、うさぎのはなちゃんだけ。
おもちゃを与えなかったのは、特に理由はありません。
買いに行く暇がなかっただけ。
何でも口に入れだしたので、そろそろ歯固めが必要かしらと思ってね。
ついでに優しい音のするガラガラも買ってあげました。

ところが…
そんな大変な思いをして買ってあげたじょんじーくんのおもちゃ。
こんなに大変な思いをして買ったおもちゃ。
ぬぉ～！それはそうやって使うものじゃな～い！
振るおもちゃを舐め、噛むおもちゃを凶器にし…
ガラガラはどうやら重いらしく、2～3回振ると、ぼてっと落としちゃう。
しかも、顔とか頭の上で振っててそこに落としちゃうので、自分で「びくぅっ！」とビックリして固まってる。
歯固めは、持つ所が細いので持ちやすいようだけど、噛まずになぜか目にいれたがる…

いつも、りおちんの体を使って遊んであげているので、そっちの方が楽しいらしい。
「これいらない♪遊んで」と微笑む息子に、腹筋背筋腕筋足筋を総動員して、ゼエハアしながら、ほったらかされたおもちゃを横目で見て、複雑な心境の母なのでした…