ヒロ 「ちなみにその崖は<死して屍拾う者なし崖>といわれて崇められている」
ミカ 「崇めんなよ!!」
というわけで、新年の祭りにかけるヒロの情熱のお話でした。
えー、まだ続きがありましたが割愛。(いいかげん本編を描かねばね)
よろしければ台詞だけでお楽しみくださいませ。
「いいねえ、ヒロも毎年参加してるの?」
「いやー、成人は参加しちゃいけない事になってるから」
「?!」
「なっ?お前、成人なのか?!」
「ああ、うん、俺の村、今のとこ成人って15歳から」
「15ッ?!」
「この祭りのせいで、年々<成人>の年齢下がってきちゃってさあ」
「はあ?!」
「そのうち、13歳とかになるかもなあ、成人」
「はあ…」
昔は20歳だったんだよなあ、成人。というヒロの思い出話。
お年玉祭りに参加できるのは子供だけ、という規定を設けていながらも、
「じゃあ子供の数を増やして一家総出でぶんどろう!!」
という親たちの情熱のせいで年々子供が増えるので
已む無く、成人の年齢を、じゃあ19歳で、じゃあ今年からは18歳で、じゃあもういっそ17歳で…
と下げていったがゆえの、15歳成人式。
そうすると
「俺はもう成人して出られないから子供に夢を託すぜ!!」
と結婚しちゃう若者急増!!子供倍増!!
村長、こいつはうっかりだ!
というヒロの村。もちろん、ヒロの家も大所帯です。