ミカ 「その機会を与えた俺には何もないのか」
ヒロ 「そうそれ!今の妹ちゃんの気持ちはそれ!それだよ、それ!!」
妹ちゃんは絶対的に優秀な後継者の兄と差をつけられて育っているので
今まで味方になってくれる人が周りにいませんでした。
ちゃんとお姫様扱いされてるし、虐げられてるわけじゃないけど
優先順位が必ず、兄。何があっても兄。どんな時でも兄、なのが不満。
(その兄は全然かまってくれないし)
そこに次女候補でマリスが登場。
幼さ故にそうした環境を知らないマリスが初めての味方。
妹ちゃんがマリスを選んだのも、マリスの無知なところに救われてるためです。
やっと家を離れて学園に来ても、学友や先生もまず兄を尊敬するので
つまらないし窮屈だし、で自ら進んで孤立状態。
ミカとは別の意味でぼっち。
どうせ私はどこまでもぼっち。と、ひねくれていたところに
ミカに対して遠慮なくガンガンお説教をかますヒロの存在が
とても新鮮で、強烈な衝撃です。
ミカがむくれてるのは、説教ではなく、ヒロが先生先生うるさいから。
自分が一番、が無意識にあるおぼっちゃま気質、それだけです。