上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

[本庁舎等整備に関する有識者会議]の耐震性能分科会が「非公開」ではいけません!

2021-11-09 10:00:09 | 熊本市政
本庁舎等整備に関する有識者会議の耐震性能分科会は「非公開」
 市政の重要課題を「闇の中」で議論すべきではありません!

6月2日に開催された「第1回熊本市本庁舎等整備の在り方に関する有識者会議」で設置が決められた「耐震性能分科会」の第1回目が、10月21日にオンラインで開催されました。しかし、分科会の議論は「非公開」で行われました。
分科会委員は、3名(下表のとおり)です。
<耐震性能分科会委員>   ★委員長は山田哲氏
【鉄骨構造・耐震工学】山田 哲氏(東京大学大学院工学系研究科教授)
【建築基礎構造・地盤地震工学】 田村 修次 氏(東京工業大学環境・社会理工学院教授)
【鉄骨構造・耐震工学・非構造部材】 吉敷 祥一 氏(東京工業大学科学技術創成研究院教授)

これまで開かれた場で議論してきた「耐震性能」問題
なぜ、今回の分科会は「非公表」?

分科会の設置目的を山田分科会長は「これまでの経緯や市議会での提案等も踏まえて、専門的・集中的な議論が必要であるということで設置が決定された」と述べました。
 これまで市議会では、斎藤幸雄氏や高橋治氏など、専門家を参考人招致し、専門的な内容も公開の場で議論してきました。「専門的・集中的」が「非公開」の理由にはなりません。公の会議は原則「公開」、開かれた場での責任ある議論こそ必要です。会議の「非公開」に、市民の理解は得られません。
まわりの意見を排除することが「中立」でしょうか?
第1回分科会終了後の記者会見で、山田分科会長は「途中で情報発信をして、『それはそうではないのでは?』という意見が来たりすると、なおさら話がややこしくなるということで、中立的な議論を行う上で、非公開でさせていただくことにした」と述べました。周りの意見を聞かないことが「中立的な議論」でしょうか。様々な意見も踏まえた上で、誰もが客観的に納得できる、科学的な根拠に基づく議論こそ、真に公正・中立な議論です。閉ざされた会議での結論では、「恣意的」との誤解を招きかねません。
建設費だけでも400億円と言われる市庁舎整備について、建替えの是非の一番の柱となる「耐震性能」の問題について、開かれた場での議論が行われるよう、党市議団として求めていきたいと思います。
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