熊本市でも補聴器購入への助成を！・・・「みみの会」で副市長へ要請

加齢性難聴者の補聴器購入に公的補助を！
10月30日、「熊本みみの会」で、熊本市の中垣内副市長に対し、難聴高齢者の補聴器購入への助成制度を実施するよう、要請しました。
副市長は、「耳が悪い人の状況はよくわかる」「当事者の声を聞くことは大切なこと」と言う一方で、「何にでも補助を出すとお金が足りない」と述べ、福祉的な視点を欠いた態度は大変残念でした。
「熊本みみの会」事務局から、益城町での3万円補助を実施しており、長洲町でも補助を実施することが町長の営団で決まったこと、政令市で新潟市や相模原市が助成を行っていることなど、全国の補助の実施状況などが紹介され、署名が2,700筆集まっていることも報告されました。
参加者からは、
「現行の補聴器助成制度は、対象が障がい者のみにとどまっているが、聞こえが悪いと引っ込み思案になってしまうことや、認知症と難聴の関係性もないと言われてきたが、聞こえが悪いとコミュニケ―ションが取れないので、認知症になりやすいと思われる。しかも、かなり金額も高い補聴器は、1回買えばそれきりでなく、買い替えが必要」
「病院で薬をもらっているが、これ以上聞こえをよくしようと思えば、補聴器の使用しかないと言われている。しかし、お金がなくて買えない」
「世界的には、聞こえの基準が40dbになっており、ひどい難聴になる前から、治療の対象になっている。」
など、切実な声が届けられました。
「熊本みみの会」では、定期的に街頭での署名行動なども行われており、「難聴高齢者への補聴器助成を！」の声をさらに大きく広げて、ぜひ実現していきましょう。
署名への協力もよろしくお願いいたします。