雨過天晴

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そして時々飽きます

White Night

2019-05-15 | 音楽
昨夜は悶々として頭の中が落ち着かない。
音楽を聴きながら気持ちを落ち着けたいと思い、ちょっと選曲するアルバムが少し合わず、何度か繰り返す。
その中でちょっとハマったのが、先日リリースされたばかりのステファン・ミクスの新作『White Night』。



 
1.The Eastern Gate 
2.The Bridge
3.The River 
4.Fireflies 
5.The Moon 
6.The Poet 
7.All The Way 
8.Black Hill 
9.The Forest 
10.The Western Gate

Stephan Micus(All Instruments, vo)

ECMから良くリリースされすミカス盤。
私も以前ブログに評は掲載しませんでしたが、前作の『Inland Sea』を持っています。

 
正直「寝かしている」最中ですが。
最新盤は私のピンチのときに入荷後だったため、今回紹介するに至りました。

この人、全ての楽器、作曲、全部やってます。
なので当然多重ダビングになります。
すごいっすね。
マルチな才能。
一つ分けておくれよ・・・。

昨夜心を落ち着けてくれたのは、彼がJust JAZZ Manでなかったからじゃないでしょうか。
というのもどの曲もジャズというよりは「兼高かおる世界の旅 中東〜北部アフリカ編」のような楽曲だったからです。
そして前作が「寝かせられている」のもこのような楽曲が多かったからなのです。
更の状態で普通に聴こうとしていたら、ちょっと思っていたより暑苦しい、と当時は感じていたんですよね。

ただ今回は電気も消して、変に意識が持っていかれないようにYoutubeで焚き火の映像を見ながら聴いていました。
すると不思議と心を打つメロディ、リズムが浮かんできました。
気持ちも落ち着き出し、嫌になっていた思いが少しずつ消えていきました。
これってやはりジャズとかではない土着民族系音楽ならではのことかもしれませんね。

ジャズにも非常に危機心地の良いシチュエーションありますからね。
単なる曲の出来栄え、曲の完成度だけではないスパイスが音楽を聴く上では必要な場合があるってことです。




ちなみに私がこの作品と同時に見ていた焚き火の動画がこちら。


焚き火のパチパチ音、薪をくべる時に中の火種が崩れる音、また薪を取りに行く人の足音。
これをこの作品の裏で流していたのです。
言うなれば、編曲オレ、みたいな。

効果抜群ですよ。
絶対モヤモヤした気持ちがスーッといなくなる。

この作品じゃなくても同様の効果はあるかもしれませんが、やはり民族系・ワールド系音楽と相性がいいように思いました。

まあジャズの楽しみ方ってこんなこともあるんだ、と思って頂けたら幸いです。


ジャズ
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