雨過天晴

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そして時々飽きます

Love Will Find A Way

2019-06-22 | 音楽
いやー今年の話題作。

アース・ウィンド・アンド・ファイアー(以下EW&F)のヴォーカリスト フィリップ・ベイリーがジャズ界のノリに乗ったメンバーを集めてアルバム『Love Will Find A Way』をリリースしました。



 
  1. Billy Jack (ft. Robert Glasper)
  2. You’re Everything (ft.Chick Corea)
  3. We’re A Winner (ft. Bilal)
  4. Stairway To The Stars (ft.Christian Scott and Christian McBride)
  5. Brooklyn Blues
  6. Once In A Lifetime
  7. Just To Keep You Satisfied
  8. Sacred Sounds (ft.Kamasi Washington and Robert Glasper)
  9. Long As You’re Living (ft. Christian McBride)
  10. Love Will Find A Way (ft. Casey Benjamin)
Philip Bailey(vo,per)
Christian Scott aTunde Adjuah(tp)
Kamasi Washington(sax)
Casey Benjamin(sax,vo)
Chick Corea(key)
Robert Glasper(key)  
Kenny Barron(p)  
Lionel Loueke(g)  
Christian McBride(b)
Derrick Hodge(b)  
Steve Gadd(ds)
Kendrick Scott(ds)   
will.i.am(rap)  
Bilal(vo)
Teddy Campgell(vo)

このメンバーをみると、ベイリーさすがレジェンドと言わざるを得ませんね。
ため息が出ます。
全員で日本公演したらチケット1枚いくらになるのか・・・なんて野暮なことを考えてしまうくらいすごいメンバー。

ベイリーと言えば、もちろんEW&Fなんですけど、ワタシがリアルタイムで聴いていたのは、フィル・コリンズとの共演の「Easy Lover」ですね。


中学生だったかな。
当時MTVとかでもよく観ていました。

そしてその頃ベイリーの相方モーリス・ホワイトも「I Need You」歌っていましたねー。
なんか懐かしいなぁ。
2016年に亡くなってしまいました・・・。


さて思い出話もそこそこにして、本作。

初っ端からロバート・グラスパーとデリック・ホッジ。
カーティス・メイフィールドの名曲をカヴァー。


ギターの反復とスネアドラムのパターンがアフロビートで、さすがベイリーと頷く。
なんだかんだ言ってもEW&Fの思想は反映されています。

2曲目にはジャズ界の御大チック・コリアがリターン・トゥ・フォーエバー時代の楽曲を持ち込んで本人登場。


3曲目は再びカーティスの名曲をカヴァー。
ビラル登場。

4曲目はパーカッシブでアフリカンな1曲。
フロントには先日来日したクリスチャン・スコットが、ベースにはクリスチャン・マクブライド。


他にも6曲目はトーキング・ヘッド、7曲目はマーヴィン・ゲイ、ラストはファラオ・サンダースをそれぞれカヴァー。
7曲目のベイリーの高音はたまらんです。


全体を通して聴いてみて、やはりベイリーの思いが詰まっているように感じました。
EW&Fの時と変わらず慈愛の精神。
そしてルーツであるアフリカンビート。

お見事ですね。

なおカマシ・ワシントンも登場しますが、彼の父親とベイリーが知人だったことと、彼とベイリーの息子が同じ神学校に通っていた、って話もこの作品を作り出す上で面白い話です。

今年は今のトコロ、ブラッド・メルドーが1位なのですが、本作2位かな。
とりあえず3本の指には入れたいです。

是非。
買い。
です。

ジャズ
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