雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Ironside

2019-05-21 | 音楽
VWゴルフの購入を決めましたが、いろいろ書類が面倒くさい。
あれ準備しろ、これ取ってこい(そんな口悪くないです)、と指示され準備中。
中でも車庫証明を準備するのはイイんですが、今週準備しろ、ということでマンションの管理会社とスッタモンダした挙げ句、なんとか準備できそう。
あ、お金振り込まないと・・・・。

さて今夜はここ数年あさっておりますロンドンのジャズシーンからご紹介。
ルビー・ラシュトンで『Ironside』。



 
1. One Mo’ Dram
2. Where Are You Now?
3. The Target
4. Return Of The Hero
5. Eleven Grapes
6. Lara’s Theme
7. Prayer For Grenfell
8. Ironside
9. Triceratops / The Caller
10. Pingwin (Requiem For Komeda)

Ruby Rushton:
Edward Cawthorne (fl, ss, synth, wah pedal, perc)
Nick Walters (tp, perc)
Aidan Shepherd (Fender Rhodes, Nord Stage, p, bass synth)
Tim Carnegie (ds)

このバンドのキーマンはテンダーロニアスことエドワード・コーソーン。
今回リリースしているレーベル<22a>のオーナーであり、ルビー・ラシュトンの実質リーダー。
ちなみにバンド名はテンダーロニアスの祖母の名前らしい。

本作がバンドとして4作目になるそうだが、私はここで知ることになりました。
メンバーが作品ごとに異なるそうですが、今回はテンダーロニアスとニック・ウォルターズ、エイダン・シェパード、ティム・カーネギー。
カーネギー以外はコレまでの3作に参加しているので、この3名がコアのメンバーなんでしょうね。

演奏はここのところ紹介してきたロンドン・ジャズよりはジャズ寄りかな?
フュージョンの要素が強く、とはいえ現代ロンドン。
西アフリカやスピリチュアルの要素もありますが、それほどキツくはないので、私が紹介したロンドン系ジャズに「ん?」と思った人でも少し入りやすいと思います。
また1曲の長さがさほど長くないのも、軽く聴けて、何度も聴き返したくなりますね。

テンダーロニアスの作品や演奏には、彼が影響を受けた過去の偉大なミュージシャンたちの影がちらつくのですが、例えば4曲目などはテンダーロニアスのフルートのヒーローであるユセフ・ラティーフへのオマージュ、ラストの10曲目はポーランドの偉大なピアニストで作曲家のコメダに捧げた曲で、実際にコメダによる1965年の映画音楽『ペンギン』がモチーフとなったそうです。

いろいろなジャズ、いろいろな音楽からの影響を素直に汲み上げ、それを参照しながら自分の音楽を形成していくのは如何にもUKジャズっぽいところではありますが、おかげで思いもよらぬところから過去が漏れ出てくる楽しさはありますよね。




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