雨過天晴

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興味のあることには片っ端から手を出して
そして時々飽きます

Mopocalypse

2018-09-21 | 音楽

今夜は珍しいジャズ作品をご紹介。

フィンランド出身で2009年に結成した「Mopo」の新譜で『Mopocalypse』。

 

 

Mopocalypse
We Jazz
We Jazz

 

1.Tokko
2.Riisto
3.Ruusu
4.Mustafa
5.Niin Aikaisin
6.Sinut Muistan Ainiaan
7.Noita
8.Panama

Linda Fredriksson(bs,as)
Eero Tikkanen(b,el-b,vln)
Eeti Nieminen(ds,per,syn)
Otto Eskelinen(farfisa:7)

 

バリトンサックスのリンダ・フレデリクソンを中心に結成された若手のトリオ。

なかなかバリトンサックスのトリオって珍しいですね。

取扱も難しいらしいですし、それも女性が吹きこなしているのが良い。

 

1発目からリンダの咆哮がガツンと来て、エレベがガツガツ食い込んでくる、ロックな勢いのパンチを繰り出し続けます。

当初はこのイメージで行くんですが、途中スローに入ると、「お、出だしのあのインパクトは??」って感じなのですが、その中でも勢いがつくのはバリトンサックス。

結局バリトンサックスって、演奏しづらいのかもしれませんけど、確実にセンターを取れる可能性がある楽器なんだな、ろ思った次第。

 

 

 

時々こんなガッツリした爆走したジャズを聴くのも悪くない。

思わぬガッツリ盤が北欧から届いたのに驚きました。

 

北欧からの新たな刺客。

これは見逃せないですね。

 

 

 

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The Other Side

2018-09-21 | 音楽

ジャズ盤なのですが、大手ECMから大量に入荷されてきて、はてさてどれから聞こうかな。

マーク・ターナーとイーサン・アイヴァーソンのデュオか、もしくはマルチン・ボシレフスキのライブ盤か、悩んだ挙句個人的には手堅いトルド・グスタフセンをチョイス。

彼のトリオの新作で『The Other Side

 

 

The Other Side
Ecm
Ecm

 

1.The Tunnel
2.Kirken, Den Er Et Gammelt Hus
3.Re-Melt
4.Duality
5.Ingen Vinner Frem Til Den Evige Ro
6.Taste And See
7.Schlafes Bruder
8.Jesu, Meime Freude - Jesus, Det Eneste
9.The Other Side
10.O Traurigkeit
11.Left Over Lullaby No.4
12.Curves

Tord Gustavsen(p, electronics)
Sigurd Hole(b)
Jarle Vespestad(ds) 


マイナー調の物静かでやや物悲しさも感じる演奏です。

ただその物悲しいだけではなく、彼の世界観を哲学的に組み上げていく過程があり、なるほどそこが人の深層心理に働きかけるものですね。

当然受ける側次第なところではありますが、このトリオのメッセージ性は感じ取れるのではないでしょうか。

ピアノ自体の聴き心地は非常によく、メロディーによって難しく思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私が聴いた分には一枚トータルで聴くとその曲の配置の意味もわかるのではないかと思います。

全体に漂う秋の薄暮感がこれからの季節にも合うし、まだ他のECM盤を聴いていないけど、これは出来が良い作品だと思います。

 

 

対抗はECM初リーダーとなるシャイ・マエストロのアルバムか。

いずれにしてもこれは良か作品ですばい、鬼太郎どん。

 

 

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