あっという間に読了しました。
打海文三『ハルビン・カフェ』
ハルビン・カフェ (角川文庫) | |
打海 文三 | |
角川書店 |
これはいい作家と出会えました。
全く伊坂幸太郎に感謝。
単行本で592Pがあっという間です。
というか一度に読んでしまいたい、読んでしまわないと理解できないんじゃないか。
そんな風に思いました。
舞台設定などからすれば村上龍の作品などとオーバーラップするところがあり、話の進め方からすれば伊坂幸太郎作品にも共通する箇所が見受けられます。
ただインパクトの強烈さは先に挙げた両者を凌駕するものを感じます。
序盤に発生した事件をきちんと把握・理解していないと度々ページを戻すことになります。
無駄な文章は一切なし。
作品の世界にのめり込んでしまい、読み終えた後はその重みでグッタリしました。
残念ながら打海文三は既に亡くなってしまっています。
残された作品をこれから貪りたいと強く思います。
とりあえず今日本屋で見つけた『裸者と裸者』を次回読みたいと思います。
裸者と裸者〈上〉孤児部隊の世界永久戦争 (角川文庫) | |
打海 文三 | |
角川書店 |
裸者と裸者〈下〉邪悪な許しがたい異端の (角川文庫) | |
打海 文三 | |
角川書店 |
先に買っている伊坂幸太郎の『PK』を読んでからですね。
PK | |
伊坂 幸太郎 | |
講談社 |