雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
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そして時々飽きます

Decoy

2012-11-20 | 音楽

BOSEの聴きごたえを確認する上で色々とアルバム引っ張り出してきてたら久しぶりに発見。

ジャズの帝王 マイルスの『Decoy』。

Decoy
Sbme Special Mkts.
Sbme Special Mkts.



1. Decoy
2. Robot 415
3. Code M.D.
4. Freaky Deaky
5. What It Is
6. That's Right
7. That's What Happened

 

Miles Savis(tp,syn)
Darryl Jones(elb)
Al Foster(ds)
Mino Dinelu(per)
Bill Evans(ss,ts,fl)
John scofiekd(elg)
Robert Irving(syn)
Branford Marsalis(ss)
Gil Evans(arr)

   # 4 : 
  Miles Davis (tp.synth.arr), John Scofield (g),  
  Darryl "The Munch" Jones (b), Al Foster (ds), 
  Mino Cinelu (perc)
  Recorded at NY, June 30, 1983.


  # 5 & 7 : 
  Miles Davis (tp.synth.arr), Bill Evans (ss),
  John Scofield (g), Darryl "The Munch" Jones (b),
  Al Foster (ds), Mino Cinelu (perc)
  Recorded live at Canada, July 7, 1983.


  # 1 , 3 & 6 :   
  Miles Davis (tp.synth.arr), Branford Marsalis (ss),
  John Scofield (g), Robert Irving III (synth),
  Darryl "The Munch" Jones (b), Al Foster (ds),
  Mino Cinelu (perc), Gil Evans (arr - #6)
  Recorded at NY, October 10-11, 1983.


  # 2 :
  Miles Davis (tp.synth.arr), Robert Irving III (synth),
  Mino Cinelu (perc)
  Recording data is Unknown.


マイルスの80年代はエレクトロニック・マイルスと呼ばれ、一部ビバップ系ファンからは非難を浴びながらも、新しいジャズが進むべき道を模索していた時期。

その中でシンセサイザーを導入し、ギター・ベースもエレキ。

意欲的な1枚です。

日本のドラマシーンでも太陽にほえろやルパン3世などではエレクトロニック・ジャズがふんだんに使われていました。

やはりマイルスはジャズ界を引っ張っていってたのでしょう。

楽曲のパートナーとしてはアーヴィンとマイルスが共作してたり、演者ではブランドード・マルサリスが入団してたりと話題に事欠かない。

で肝心の曲はダリー・ジョーンズのチョッパーベースが唸りまくって雰囲気作ってます。

エレキのジョンスコも途中歪んでいくフレーズ。

随所に入ってくるアーバインのシンセ。

すっかりマイルスが望むべく場所が出来上がっていく。

そこでマイルスがミュートではなくパーンと高音響かせてやってきます。

ビバップ違いとは大きくスタイルは変わるもののマイルスのトランペットは確実に進化していると思います。

後半は特にファンキー色が強くなり、5曲目激しく6曲目はゆったりバラード、でもマイルスの音なんですよ。

 

Miles Davis "What it is" (Decoy) 1984

 

エレクトリックマイルスは離れがちな傾向ありますが、それはもったいない。

聴いて聴いてインパクトを受け続ける。

これがもうマイルスなんです。

でもジャケットは完全にMJ狙いですね。

 

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