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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

某政令指定都市に思いをはせる。

2007-07-22 21:13:12 | Weblog
今日、某ご意見番の方がいらして
某所で開業を検討している方がいらっしゃるとうかがいました。

うどんジムは
開業して悩んだり、苦しんだり、危険と思うことは
多少わかるんですが

どうしたらいいかってのは
まだよくわからない。
軌道にはいちおう乗ったのかもしれないけど、成功はしてないし。

まして、香川以外となると。

どういう人に話を聞くのがいいんでしょうね。

「○○の都」って行ったことがないけど、興味が少し出てきました。

知り合いで、別の某政令指定都市で開業したけど、約半年で閉めてしまった人がいます。
この人のお店の家賃は申し訳ないけど高すぎました。

香川ではうどん店はかなり特殊要因が多く働きますが

他の大都市ではラーメン屋や居酒屋と立地の向きが似ているのかどうかもわかりませんし、人口100万前後の都市ってうどん店って多いのかもわかりません。
やっぱり、似た業態で成功している人の話は聞けるなら聞いといた方がいいと思う。

店の維持に何人のお客さんが必要なのかは、事業計画で最初に聞かれるけど、

県外でなら、客単価は600円以上いくのではないでしょうか?
取りあえず、人件費にもよりますが、高松みたいに家賃10万程度なら、60人ぐらい1日入れば、1人なら生活できるだろうし、親元で暮らして店に出るなら、40人ぐらいで始めて、そっから伸ばしていく余裕もあるかもしれないし、借り入れがあるかないかでもハードルが違うし。
さすがに40人をしばらく割ってるようだと家賃が10万以下でも赤字が累積しないだろうか?
ただ、県外にはそんなにうどん屋そのものの居抜きは少なそうに思いましたから、そこそこ初期投資がいるのかも。
そもそも、人口100万近い政令指定都市になると、家賃10万なんてないでしょうか?
15万払うなら、暗算だし、営業時間帯にも、人件費にもよるけど、70万ぐらい月に売って、収入がゼロぐらいですか?
ちょっとこういうことを計算してみてほしい。

うちは月光熱水費は
プロパンガスが約3万5千円。以下、日曜開業前の数字しかまだわかりませんが。
電気代は3万円弱。うち低圧電力の基本料金が1万円ぐらい。
水道代は下水道代がうち4割を占めて、1万2、3千円ぐらい。

けっこう安いでしょう。
これは家賃と違って、東京でも高松でも下水道あるとこ同士ならそんなに変わらんでしょう。
昼夜両方やるにしても意外に大変わりしないかも。

人件費は、その人のつくるお店でぜんぜん違うので参考にならないと思います。
原価率は30%代前半ぐらいまでが望ましいのでしょうか?
ちょっと、地元の商工会議所で聞いてみたらどうでしょうか?
うどんのことはともかく、商工会議所に行けば、地域の飲食事情にある程度明るい方を紹介してくれるのでは?
聞いといて、損はないと思う。

讃岐うどん店というのが香川のようにたくさんあるわけでないし、夜の店としてなら、評判が良いのなら、立地のちょっと悪いのは逆転が可能だと思う。
うどんジムは、原価率は高すぎてもいけないけど、業界で安い部類に入るのは良くないと思う。
安い原価で美味しいものをつくる人はいると思うけど、たいていの成功店は達人でありながらなおかつやや高めの原価を投入しているものだと思う。
まして、ベテランよりも高い原価をかけずに美味しいものをつくれると思うのは確率的には低いことだと思う。
うどんジムは、大和製作所の人には、「黒字店の平均と全体の平均を比べると黒字店の原価率が若干高い」と聞き、原価は低めにはしないようにと思いました。

アドバイスとかいうんじゃなくて

他県のことを想像してみたくなったので、誰かのためとかいうんじゃなくて、勝手に思いついたことを書いてみました。

恐怖の日曜モニタリング

2007-07-22 20:40:42 | Weblog
ああ、今日は、ちょっとは伸びると思ったけど
にわか雨がほんとうまいこと、うちの営業時間ずっと強く降りました。

人数は幼児さんが多かったので、正確に数えてませんが
歴代最低の

10,100円でした。

これぐらい少ないと、調子が狂うなあ。
日曜日は、先に損しておけとばかりにけっこう玉を入れてるので、半分近く廃棄になってるなあ。

やっぱり、日曜日に他が開けてないのはわかる。

金曜と土曜はけっこう調子良かったんですよ。
だから、世間も夏休みっぽいし、日曜もいけるかもと思ったんですが、えらく長いにわか雨にも邪魔されて。
が、雨が降らなかったら、そんなに増えたかというと、予想はたぶん数人から多く見積もっても10人程度の差だと思う。

よそが開けてないと言っても、最後に閉めたとこも商売になってなかったから閉めたのだから、うちが一つ増えたとしても、自然に考えれば、最後に商売にならんと判断して閉めたとこよりも売れるとは考えにくい。
まして、家族労働がないうちは最後に止めたとこよりも損益分岐のハードルが高い。
日曜は人が少ないから週1でもいける店ありそうなので、日曜オンリーで、ローソンでバイトした方が身体も楽で、収入も確実かも。

うどんジムの大雑把な前提

①たいていの店は商売になる範囲で目いっぱい最大限開店している。
②止めた店はたいてい業績不振で廃業した。

もちろん例外はまあまあありますが、これを前提にして、それ以外は例外として扱って考えるのが、開業しようと思う人は安全だと思います。

楽しようとして短くしてる人なんかいません。
営業時間が短いとこはかつてもっと長かったけど商売にならなかったから短くしたパターンがほとんどでしょう。

うどんジムは儲けがゼロでもマイナス2千円ぐらいまでなら日曜開けます。
そう思ってるから我慢できるんですが、普通なら、この売上げならギブアップです。

開業しようとする人は、よそがやってないから、チャンスという考えと、よそがやってないから向いてないという考え、さらに、よそが多数チャレンジしたけど、現実に失敗したんだろうという風に踏み込んで考えてみたらどうだろうか?
なぜ踏み込む必要があるかというと、サンプルがあると考えることで、空想じゃなく過去例という調べる対象が生まれてくるからです。
自分がフロンティアだという確率は低いものです。
みんな生きるか死ぬかで必死だから、たいていのことはやってみた後で、その地域はそうなっているのでしょう。
そこまで調べたうえで、よそがやってなくても大丈夫だと思えるなら、チャンスかもしれませんが。