goo blog サービス終了のお知らせ 

うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

雑感 動くこと 名言?「時代の精子」

2007-06-17 19:41:31 | Weblog
テレビ番組で、どっかの中学校のお受験の問題として

「なぜ精子と卵子で精子が動いて卵子はじっとして待っているのか?」
を理論的に答えよみたいな問題が紹介されていた。

これ、前にも書いたっけ?

「長期的に存続する側は、動き回って、栄養を消耗してはいけないからだ。」
という旨の解答だったと思う。

じゃあ、成長する企業は変化してないのか?
という、前投稿の問いと似た疑問が出てくると思う。

変化を呼ぶためには動かなくてはいけない。
時代や生産手段が変わるなら、それに合わせて変化しなければ、企業は持たない。

織田信長であれ、義経であれ、変化を呼ぶ者は、とにかく動き回って変化を好む。
言ってみれば
うどんジムの名言かもしれないけど

「時代の精子」で、時代に消耗される運命なのかもしれない。

ホリエモンもそうかもしれない。

しかし、幕府とか長年存続するものをつくる側は消耗してはマズい。

うどんジムは明らかに動き回るタイプで変化を好む。
しかし、店というのは、リスクを避けて永続させなければならない。
確かに、動けば消耗する。
脱サラして店を始める人に、寄らば大樹的な人間などそうたくさんいるわけがない。

この自分への戒めもこめて、今日は長々と、リスクや変化は良くないことで、予想外のことはとにかく避けるが良いと書いた意味はあると思う。

さて、多くの組織でも、変化に合わせて、プロジェクト的な組織やアドホックな組織ができる。
大企業においても、長期の存続を念頭におきながら、変化に対応する使い捨て的な「時代の精子」をしこんでいると思う。

うどんジムは動くし変化を好むタイプだけに、消耗を避けて、上手に切り離せる変化の触媒のようなものを作る必要があると思う。

マニュアル書き始め

2007-06-17 19:20:44 | Weblog
自店のマニュアル的なものをつくろうと思う。
こういうものは普通開示しない。

とりあえず思いつくとこから書いてみよう。

・釜の中で麺の入っている茹で網は、釜の右側奥から順に持ち手が手前に来るように置き、釜と垂直な向きに置かないこと。

・常連さんができても、こちらから世間話をしかけてはいけない。
聞かれたことや話しかけられたことに愛想良く、簡単に答えること。
常連客と店員が大きな声で世間話で盛り上がっているのを不快に思うお客様は少なからずいる。

・サービス券のサービス内容など、わかりにくいことがあれば、常にお客様有利に解釈すること。
つり銭が切れた場合は、金額を切り捨てるか代金をもらわないこと。

わかりやすくすることやつり銭の用意は、店側の責任で、仮に100人が1万円札を出された場合でも、お客様の責任にはできない。
切れたら切れたとこから「今回はけっこうです。次回よろしくお願いします。」という。

・つり銭は間違わない方が良いが、多くもらうぐらいなら、少なくもらうように間違うこと。50円多くもらっても大して得にならないけど、不快に思ってお客様が減った場合は、うちのお客様は年100回は来られるお客様が多いので、数万円以上を失う可能性がある。

・うちのお客様は年100回以上来られる方が多いので、誰であろうと概算、年数万円は使うと考えられる。
したがって、一回350円のお客様だと考えずに、数万円を使うホテルのお客様だと思って接すること。


まだまだ全然、マニュアルの形にはなってませんが、素材を増やして整理して、それらしいものにしていきたいと思います。



ついでに
エアコンの効果

店の中が涼しくなると、外が暑いときに下がりがちだった客単価が回復したように思った。
今まで、暑いときは、おにぎりの出が下がることが多かったが、エアコンを変えてからおにぎりの出が悪い日が一日もない。
店内に入って、注文するまでの短時間のことであれ、中を涼しくすると食欲に影響するのだと思う。真夏の客単価は昨年よりも上がると予想。

また、熟成時間や茹で時間に変化が出そう。
調整にちょっと時間はかかるけど長期的には良い方に安定すると思う。

リスクについて 4 マニュアルなど

2007-06-17 18:57:26 | Weblog
ブログを有益なものにするために

自分の財務、法律、不動産などのFP的なことと、うどん店の経営を通じた経営ネタについてが、もっとも、読む価値があるかと思い、リスクというものを理論的に考察しようとしています。

さて、うちのお店に来る人は、常連さんであろうと、評判を聞いた人であろうと、たいがいどちらかといえば、肯定的な評価を持って入って来ます。
初めての偶然的な通りがかりの人でさえ、入るだけで汚らしいという評価なら入らないので、最低限の評価はクリアしたといえなくはないでしょう。

客単価が高いお店ならともかく、うちのような客単価350~400円のお店では、普通にそれでいいという評価があれば、リピート率はかなりのものが保証されると思います。
これが高いお店で普通なら、そうもいかないでしょう。

つまり、味でも立地でも店そのものに加点事項があるなら、ほかに接客などで特別な加点がなくても、失礼さえなければ問題はないでしょう。
ところが、失点事項についてだけは問題になります。

マクドナルドでも、マルナカでも店員が、「今日はホット?寒いからねえ。」「今日はお肉たくさん買いますね。親戚でも来るの?」とかどんな常連さんにも絶対に言いません。

一方、料亭やラウンジでは、そういうことを女将とかママがいうでしょう。
これも数字的に根拠を持った裏づけはできそうです。

マニュアル的な対応はどちらかといえば良くない意味で言われますが、それでもマニュアルが作られるのは、予想外のことが起きるというのは、いいことはそれほどプラスをもたらさないのに対し、悪いことは壊滅的なダメージを与えかねないからだと思います。
そして、たいていマニュアルのあるところが売り上げも大きく長期にわたって存続します。
いいことも悪いこともできる限り、予想の範囲に収める必要があります。

変化が大きいといえば
知略がさえまくった
織田信長は現役バリバリで討たれ
秀吉は、朝鮮出兵で家を傾け

じっとガマンの
家康が260年にわたる支配体制を築いた。

義経も戦場でさえまくったけど
鎌倉から出なかった頼朝が勝った。

変化してサエて大成功してもなお、変化好きは長期の繁栄が難しい。

とはいえ変化しないと勝者や成功者になって抜きん出ることはできない。
そういう意味で、変化や変化を取り巻く状況を知り、予測を立て、コントロールする組織や体制をつくることが重要になり、それができたところが長期の繁栄をしているといえそうに思う。

さて、新人のパートさんが入ったことだし、そろそろマニュアル的なものをつくらないといけないなあ。
これは、自分が業務について、よく考える材料にもなるだろうし。

リスクについて 3 期待収益率と予想すること

2007-06-17 18:02:32 | Weblog
さて、プラスとマイナスが同じなら、変化が大きいことに絶対に手を出してはいけない。
変化は全体で均せば必ず損失が大きい。

たとえば、結婚とか就職とかマイホームを買うとか人生には大きな変化があります。
じゃあ、変化が悪なら、それらをしないのか?

上のような変化は、世間でよくあることで、その年頃ではそれをするという準備があるし、交際するとか、企業のことをよく調べるとか、金利や購入物件の環境など入念に調べるでしょう。

予想の範囲内で、対策を練っていて、通常それらをすることで、しないことよりも大きな収益というか効用や喜びが得られて、かつ、消費行動として仮に悪い方に出たとしてもそれそのものをしたいなどの事情があると思います。

リスクについて 2 予想外であることが悪い

2007-06-17 17:55:52 | Weblog
ある投資が、今すぐ1,000万円もらえる可能性と500万失う可能性が五分五分なら、ほとんどの人は、失う方をガマンできないので、手が出ません。

しかし、大きな余剰資金を持っていれば、たいへん利回りが高い投資なので、やった方がいいといえるでしょう。

株式投資なども、全体で見れば、郵貯よりも利回りが良いので、サイコロをものすごい回数振れば出る目が理論上の確率に近づくように、長く保有していれば、全体の利回りに近づくでしょう。
一方、余裕の資金のない人は、短期に手放す可能性が高いので、余剰資金のある人よりも損だけを多くかぶりやすい。
で、損をかぶったときは生活まで脅かす可能性が出てきます。
仮に、投資がうまくいっても貯金が増える程度で大した幸福にはつながらないのに。
いいときは余剰がある人もない人も同様に手放すチャンスがあるのだから、株式投資はお金持ちほど成功するというのは理論上間違いありません。
そう考えると、お金は高いところに流れるというのも理論上間違いありません。
確実に公式や図にすることができます。

お金持ちは損失を予想の範囲に納めることができ、予想の範囲である限り、悪く出ても追加出費や対応への走り回りの必要が少ない。

FPと経営に関する雑想 リスクについて 1 変化は悪いこと?

2007-06-17 17:44:27 | Weblog
今、1,000万円予想外にもらっても、贅沢に使わなければ、たぶん低利で預金して寝かせておくだけという方が多いでしょう。
活かし用がない。
一方、今、予想外に半分の500万円失ったら、どうなりますか?
かなり裕福な人でも、あわてふためいて金策に走ったり、支払いが滞ったり、親戚中に泣きついて辛い思いをしないでしょうか?
裕福でない人なら、少なくない人が学校を中退、進学を断念、離婚、病気になるなど家庭崩壊や自殺したいような境遇を味わいかねないでしょう。

良いことと悪いことが同じぐらい起きるということはとんでもなく不幸な状況で、何も起こらないことはとても幸福なことです。
というと、寄らば大樹の陰的で、ネガティブなように聞こえませんか?
でも、変化の確率と変化の振り幅が大きいということは、それだけで確実に大きな不幸の確率を増やすことになります。
これは、少々、変化の振り幅の平均が良い方に分布していてもいえるでしょう。

これは、理論上、異を唱えることはできないでしょう。
じゃあ、チャレンジすることが悪いことなのでしょうか?
もちろん、そうとも言い切れないのですが、すべてのチャレンジとか冒険は、平均した収益率は間違いなく悪いはずです。

4つほどある大きな理由の一つとしては、予想外に500万もらってもほとんどの場合活用できませんし、プラスアルファを生みません。
予想外のマイナスの方は、金策に走ったり、高利でしのいだり、マイナスアルファが着くことがほとんどです。
予想外のマイナスは日々の生活費を侵食するので、日常生活や人間関係や健康などにダメージを与えることが多いが、予想外のプラスは、日常生活にほとんど何のプラスももたらしません。

もっと別の例で言えば、50年寿命を余計にもらっても、幸せかどうかわかりませんが、50年寿命を奪われたら多くの人が生きていられません。

もうちょっと別の例で言えば、不動産を買って良くないものをつかんでしまった場合、たいてい値下がりしますが、仮に買値と同じ値段で売れたとしても、買ったときの諸税や登記費用やローンの保証料、売ったときも仲介手数料などが発生します。
つまり、何か大きな売買をすれば、たいてい売買行為そのものに多額の出費がくっつくので、変化は出費をともない、予想外の変化は予想外の出費を生みます。
それが、資金が苦しいときに泣く泣くの売却であったりすると、その付随する出費がまた重くのしかかります。

リスクとは一般的には、危険とか悪いことで言われると思う。

金融とか投資では、良い方でも悪い方でも変化そのもののことを言う。
リスクが大きいとは標準偏差が大きいこと。

標準偏差って、模擬試験とかの結果で出てきました。
いくら、満点をとっても、標準偏差が大きい試験でないと、高偏差値にはならないのは、ご存知とは思います。
標準偏差が大きい試験というのは、難問や標準的でない設問が多いので、高得点がとりにくく、たまたまそこを準備している人とそうでない人で実力が接近してても、差が出やすい試験でしょう。

国債や郵貯に投資した結果は満点とっても大したことがない(偏差値低い。50に近い)。
でも、インド株に投資して満点の成績ならすごいリターンがある(偏差値高い)。

そして、同じものを同じ金額買っても、貧乏人ほど損をする可能性が高い。
気持ちの問題や損してもガマンできるかでなく、損する可能性そのものが大きいと理論上必ずいえる。

金利や利回りが大きい金融商品が有利かどうかはわからないけど、金利を設定した時点で、設定した人が流動性リスクであれ、為替リスクであれ、リスクが大きい商品であると判断したことだけは間違いのないことでしょう。