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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

補足 変化について & 高松空港の時刻表の広告

2007-06-24 22:01:40 | Weblog
前に、変化をすれば消耗すると書きました。
しかし、世の中が変化し続けているので、変化してないということは相対的に、世の中に対して変化してることになります。

だから、世の中の変化に適合して、変化し続けることが、実質的に変化してないことになります。
だから、企業は変わらなくてはいけないし、多くの企業が倒産するのでしょう。

じゃあ、変化しないといけないんじゃないか!
という人もいるでしょうが
やっぱり、変化はリスクであり、変化は避けるべきなんだという原理は、先にある前提だと思う。
この前提が先で、現実には、舞台が変化するから、しなければならない変化があるということだと思う。
また、予測を高めて、備えをせよということだと思う。


全然関係ないけど、9月23日(日)に、うちの主催で地元で将棋大会を開催する予定です。
また、こっちは可能性が低いけど、高松空港の時刻表に8万円弱出して、うちの広告を載せることを検討してます。
これに広告を出して、うちの売上げが増えるというのはちょっと考えにくいけど、高楊枝の精神で、地域を盛り上げるために少々なら自腹切りまっせ!という気分を高らかに宣言して、自分自身で盛り上がろうみたいな。
まあ、うちの売上げにつながらんだろうから、趣味ですね。
あんなとこに、自分の店のことが載って、その内容をデザインできるなんて、楽しいっすよ。
信州にスキーやスノボにでも行ったら、食費とかリフト代合わせたら、8万円ぐらいなると思う。
空港の時刻表ジャックは、それに負けんぐらいおもろいと思うし、まあ、営業の足しにまったくならないこともないだろうし、いちおう、税務的に経費になるし。

基本的に、香川の人が見るものだと思う。
また、飛行機に乗って東京に行く人が多いので、所得層は押なべて高く、大きな事業所に勤めていると思う。
うちの売上げにつながらないと思うと、思い切って、香川礼賛とかソウル線が苦戦しているので韓国に行きたくなるような名言をつくって、載せて、うちの宣伝は抑えるか、逆にうちの地図まで載せて、地図上の目印としてうちの近隣の事業所の名前をふんだんに載せて、近所の人に喜んでもらうかしようか。

8万は高いので、しない可能性の方が高いけど、ナイスアイディアができたら踏み切ろうと思う。

社長の味?

2007-06-24 21:37:17 | Weblog
うどんジムは、うちの営業に関してあんまり大言は言いたくないのですが、もともとのコンサル志向のゆえ、「あんなことをやってみたら、こうなった。」と言えるように人がやりそうなことはできるだけいろいろ経験しておきたい気はしてます。

世の中にK三兄弟とか、プロモーションや大言壮語で、有名になって儲けてる人がいます。
讃岐うどんのお店でも、ごくごく一部にそんなとこがあるような気もします。

うちは、先週土曜日7人目までのお客さんのうち、6人までがなぜかどっかのお店の主人や社長でした。
規模はともかく経営者。

そういえば、なぜか、飲食店主や社長のお客さんが多いんです。
飲み屋を3、4店ぐらい持ってるオーナーの方とか、何人かいますし、高松の人ならたいてい誰でも知ってるという地場の社長さんも何人かいて、週3回以上来られます。
食のプロやお金持ちで美味い店をたくさん知ってる人が中には近くでもないのにわざわざ来てくれるというのは、うれしいことでもあります。
こういうことは、自慢した方がええんだろうか?

「社長の味」とか「社長の多いお店」とか、何か、フレーズをつくって、プロモーションとかできないのだろうか?

あと、近くに新聞社やラジオ局もあるので、マスメディア関係のお客さんも多いと思う。

「業界人の集う店」とか。。。

あまり虚像っぽいプロモーションってしたくないんだけど、やっぱりやった人の方が成功してる人が多いと思う。
嫌われるとか中傷を受けるとか、そういうことが嫌で、目立つことをしたくないという人が多いと思う。
有名になると、それに伴って、実体を立派にしないと、誰かれとなく陰口を言われる可能性があって、それに応えられる自信を皆さん誰もが持っているわけではないでしょうから。

知らない人に陰口を言われたり、ネットで中傷されたりすることが気になるタイプはある意味、お金持ちになりにくいかもしれません。
逆に、家族の生活とかいろいろ責任を持っていたら、そんなことは構っていられません。
大言壮語的なプロモーションは、確かに陰口は言われやすいでしょうし、失敗したときには、ざまあみろ的に言われて目立つと思います。
しかし、うどんジムがいろいろ眺めた感じでは、大言壮語して、恐れも無く、「うちがナンバーワンだ!」みたいなことが言える人の方が商売はうまくいってるような気がします。
中傷や嫌われることは誰でもこわい。
ある意味、それをできる人ってのは、責任感があったり、人の評価を気にせずにペースを守れる人だったり、自立していると言えなくもないと思う。
大言壮語とか儲け主義になり切れるってのは、成功する要素だとは思う。
気持ちの半分はそういう人は苦手だけど、半分は尊敬してます。

15:30以降の売上げ

2007-06-24 20:52:08 | Weblog
これも、あえて、開業を考えてる方向けに、営業上プラスにならないことを書いてみます。営業的には何であってもうまくいかないことについて書くべきでないし、その理由についても説明はしない方が良いと思ってはいますが。

うちは、しばらく前から15:00までの営業を延長して、17:30ごろまでに延長して、実質、18:00過ぎまで営業してることもしばしばありました。

正直、うちの近くの飲食店で飲み屋じゃないところでは、夕方お客さんが瞬間で、5人以上入ってる状況ってあまり見たことがない。
うちは、夕方営業には絶対的に向かない立地だと思う。

うちも、15:00~15:30までは平均3人ぐらい来客がありますが、それを越えると4時代も5時代も6時代も7時代も1時間の平均来客数1~2人ぐらいです。
しかも、うちの場合は遅い時間ほど客単価が下がる傾向さえあります。

うちの前は自転車の通行者は多いのですが、オフィス街や丸亀町などからもう、数え切れないほどの飲食店を通過してきた人たちなので、あえて、うちに入る可能性はまずない。
また、近隣には、うちみたいに一人じゃなくて、数人のパートでまわしてメニューの種類が多いうどん店がいくつかあるし、大衆食堂や弁当屋やローソンがすぐ近くにある。

1時間に3、4人でも来れば、工夫してみる余地もあるけど、1時間に1~2人やゼロが普通だと、時間のあまりたってない玉をキープしようと思うと8、9割が廃棄になってしまう。
また、ガス代はうどんジム個人はあまり気にしてないけど、釜の火を弱火でもつけ続けていれば、喫茶の4、5倍のガス代がかかる。

家族労働があればまだ別ですが、うちのように家族労働がない場合は、どこに行く場合でも、急に何かが切れて、100mぐらいのとこに買い物に行く場合でもいちいち店を閉めないといけないし、店を閉めてからでないと、一人だと空いた時間に製麺を始められないので、全部片付けを済ませてから製麺をはじめると、夕方まで営業すると、午前2時よりも早く寝るのが難しい。
これで、何か、外出の事情でもできれば、いちいち徹夜に近い状況になる。
確かに、1時間に1、2人ぐらいしか平均来ないのだから、15:30頃から製麺を開始できる日も多いのだが、やっぱり、ぱらぱらでもいつ来るかわからないし、製麺が別室なので、お客さんがいる状態で別室にこもる気にはなれない。
できる日も多いが、ルール的に日常のものにできない。

うちで、だいたい、15:30分以降仮に19時ぐらいまでやっても、売上げは平均1,000円程度です。
昼は、1時間で、3~4万ぐらいになります。

最後の約3時間で売上げが180円とか、420円とかいう日もありますし、最高でもある日がダントツで6,000円ぐらい、その次の日で3,500円ぐらいです。

よそのことはともかく、香川でうどん店を開く場合は、立地しだいでは、夜は売上げがゼロに近いということも予想しておく必要があると思います。

うどんジムのように一人営業だと、15:00ぐらいまでに営業を終わらせないと、0時半ごろまでに寝るのは難しいと思う。
これが、売上げがすごく上がってる店で、13:00頃からもパートを十分雇えて、片付けや掃除も人にやらせてれば事情が違うかもしれません。
よく、洗い物をパートのいる時間にだいたい済ませておけばとか言う人がいますが、そんなのは当たり前のことで、釜や製麺機や排水溝や床や冷水機の掃除などは閉店しないとできません。
実際に、パートがいる時間にできる片付けはほんの一部に過ぎません。

香川では、14時とか15時に家族総出でやってても終わるうどん店が多いけど、早く終わらせて、ゆったりとした生活をしたいとかじゃなくて、営業的にも体力的にもそれが限界だからそうしてるとこが多いんだろうとやってみて思った。

駐車場があったり、街中でももっと街中だったり、もっと下町で競合する弁当屋やコンビニがないところだったらどうなるのかわからないけど、うちでは、夕方営業は不可能とうどんジムは判断しました。
撤退するのはいつでもできるので、まだ日は決めてませんが、15::30頃までの営業にしようと思います。
はっきり言って、もともと、採算は合わないと思ってましたが、客層が広がる可能性はあるし、1時間に1人のお客さんでも切ってしまうのは営業面じゃなくて、人情面で辛い、うどんジムは、店に出て接客するの好きなんですよね。
このぐらいの時間だとけっこう話もできるし。
そう、ゆっくり話しができて、また、こんな遅い時間でも来てくれる貴重な人を切るのが人情的に辛いんです。

ただ、寝る時間を削り続けて、夕方営業するのは、長続きさせることができないのは初めからわかっていたし、この売上げのために人を雇うことは常識的には絶対にできないので、短くしないと。
ちなみに、直近のうどん店も夕方営業をやめて短縮したようです。
それを取り込む可能性も考えたけど、よその1時間に2、3人のお客さんがみんなうちに来るわけがないし、家族労働が無いところは採算の必要ラインが上がるので、そこのお客さんが仮に全員うちに来たとしても採算はたぶん合わないでしょう。

日曜日の営業は近いうち、試験的にやる予定です。
やっと、日曜日の人員が確保できました。
人を1時間入れると、一般的に、4,000円の売上げが必要と言われています。
人時売上高とか言います。
うちの夕方営業では論外です。
うちの客単価が平日で380円前後なので10人強1時間に来ないとまずい。
日曜営業を人を雇ってやる限り、家族のいるところよりも採算ラインが上がるってのは、3、40人ぐらい余計に来ないと駄目なんですね。

これを85%ぐらいが働いてるお客さんのうちで、昼の2時間の間にクリアするってのはかなり確率の低い冒険ではあるんですね。
自分の休日を無しにして、採算の合わない可能性が高いことをあえてやってみるというのは、うどんジムにとっても、それなりに思惑があってのことなんですが、これを足がかりに祝日や年末やゴールデンウィーク営業などにもつなげていければと思います。