先ほど、佐藤学先生よりご連絡いただきました。興味のある方はぜひご覧ください。
原文転載(取り扱い注意)
連絡です。今晩、NHK教育テレビのETV特集で、「すべては『教室の子供たち』から始まった」という羽仁進監督特集が放映されます。午後11時から1時間です。この「教室の子供たち」ですが、1954年に東京の小学校で撮影されたドキュメント(28分)で、素晴らしい記録です。日本のドキュメンタリー映画に革命をもたらしたと言われています。この映像を撮るために、羽仁進は撮影前に3か月以上、教室に入りカメラでカラの撮影を行って、子どもたちを自然に撮影することに成功しました。しかも、この「教室の子供たち」の28分のうちの後半の8分は「グループ学習」の有効性を訴えています。
ちなみに「教室の子供たち」ですが、全編をYoutubeで見れます。ただし「教室の子供たち」ではなく「children in the classroom」で入っています。(著作権の都合でアメリカの記録映画のアーカイブ)。ぜひ、ご覧いただければと思います。もう一つ、羽仁進は、2年後に素晴らしい教室の記録映画を作成しています。創造美育運動の記録で野々目先生の1年生の教室記録です。「絵を描く子供たち」というタイトルの映画ですが、これも毎年、学生に見せています。こちらも、今調べたらYoutube で見れます。ただし、こちらもタイトルは「Children Wcho Draw (1956)」です。ぜひ、ご覧ください。
もう一つ、お奨めのドキュメントは新藤兼人が監修した斎藤喜博の島小学校の記録「芽をふく子ども」ですが、こちらはYoutubeには入っていません。ビデオも売り切れで、入手不能です。近く、僕の方でYoutube か何かで見れる形にして、皆さんに送ろうと思っています。
ちなみに、羽仁進がこの記録を撮影した頃の住まいは、私の自宅の真ん前でした。羽仁進は、今は住居を移していますが、今でもそこは羽仁一族の居住地です。
佐藤学
とのことです。