なら学びの会

学び・なら総合研究所
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11.18 桜井市立大福小学校に行ってきました

2016-11-19 12:36:49 | 日記
秋晴れの中、久々に自主研究会に参加してきました。
 
日程
12:30~受付
13:00~公開授業全学級(12クラス)
14:04~提案授業 2年生(生活科 老人憩いの家のステキを探ろう)、6年生(算数 拡大図と縮図)
15:05~学年別研究協議会
      低学年 助言者 岩谷幸男先生(元寝屋川小中学校)
      高学年 助言者 小畑公志郎先生(元宝塚市立小学校)
16:50 閉会

感想
公開授業 1年生3クラスを参観しました。「繰り上がりのある足し算」男女混合のペア学習 数枚のカードを持って、あれこれと二人で取り組んでいました。
ジャンプの課題では、困り感を引き出しながら、解決していく方法で進んでいきました。
先生方の声のトーンや、ペア学習時、子どもの発言をみんなに聞かせる立ち位置や目線の低さに、丁寧に子どもを支援している心意気が感じられました。

提案授業 6年生の算数を参観しました。「校舎を見上げた時の角度、目線の高さと距離から校舎の高さを求める」コの字からグループ学習にと絵を描いたように展開していきました。
最初から、ジャンプの課題に挑戦せせながら、資料の作図(実は正確でない)を参考に改めて作図を完成させる展開でした。
資料にもちょっとした仕掛けがあり、ペアやグループでの取り組みに変化をもたらせていました。
あるグループを1時間通してみる機会も大いに参考になりました。困り感に周りの子どもたちがどのようにかかわっていくのか、また、それをどのように受け入れていくのかをじっくりと見ることができました。
前述のごとく、先生の声のトーンや立ち位置など納得できるものでした。
研究協議会
2つに分かれての開催でした。桜井市内外から20人近い参加者でした。前半は、大福小学校の協議会を一般参加者が観覧し、後半に参加者を含めた協議会でした。大福小OG・OBの先生のお話は、1年生のころからの変化や元担任としての思いが込められた意見を聞くことができました。
小畑先生のお話は、「子どもの事実」をどのように見るかです。「一人ひとりの学びを保障する」学び合いになっているかにつきます(詳細略)。学び合いが、単なるグループ学習・コの字座席など形で語られることのないようにとのご注意もいただき盛会裏に幕を閉じました。
大福小学校のみなさんお疲れ様でした。

最近、県内中部からのオファーが多く、地道に「学び合い」学習を実践されている先生方が多くなりつつあるように感じます。是非とも、時間を割いてでも、大福小学校の取り組みを参観されることをお勧めします。ただし、事前連絡は欠かさないようにお願いします。

さて、学びの共同体全国研究会 冬季大会の第2次案内が、間もなく(12月上旬予定)HP上にアップされますのでお見逃しのなきよう。来年度からは、主催研究会は冬季の1回になります。夏季大会については、各地域の研究会の充実を図るために各地で開催されますので、これもお見逃しなないようにしてください。

「奈良の会」定例会のご案内
11月26日(土)9:30~ 大安寺小学校にて 小畑公志郎先生 参加費1,000円です。