なら学びの会

学び・なら総合研究所
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学習指導要領2

2017-02-25 20:37:27 | 日記
ついに、風邪の菌につかまってしまいました。折角の勉強会もフィに残念!
みなさん、油断大敵ですよ。
今日は、それぞれの総則を見てみましょう。≪ブログ中の新聞記事は読売新聞です≫
①まずは、幼稚園では、「育ってほしい10項目」とありました。



②小学校では、「生きる力 育てる」懐かしい響きですね。・・・カリキュラムマネジメント・・・
教員には、児童が主体的に対話を重ね、深く学べる授業の推進・・



③中学校では、「解決する力」・・将来社会に出たときに役立つ資質や能力が身につくよう、・・ キャリア教育の充実・部活動の負担減



中学校の部活動については、早くから論議がされているものの、一向に改善はしていないように思います。
私どもの現役時代は、オリンピックの礎を受け持っているのだという、おおげさにして無意味な「大義名分」をもって励んだものでした。それが、いつの間にかクラブを選手を、はては「学校」までも私物化してしまっていることに気づきもしませんでした(教育困難校が部活を活性化することで学校が再生する。という思い込みやとある北海道の高校や近畿でのラグビーや野球の活躍で困難校が立ち直った学園ドラマなどの影響か)。結果、勝利至上主義となり体罰や熱中症、セクハラなど、選手の「人権」や安全を踏みにじることなる要因の一つになるのです。(あくまでも、私見。当然素晴らしい活躍をされている指導者はたくさんおいでになります。)

まずは、部活動を学校教育から除外し、学校対抗大会をなくすことです。そこで受け口としての「地域クラブ」の活性化を早急に進めることです。オリンピックへの道もさることながら、様々なプロチームが地域に根付き繁栄ことで遠からずそういう時代が来ると思います。
オリンピックスポーツは、その道のプロに任せて、私たちは、教育(教師は今日しぃ(するという意味)。教育は今日行く。新任のころによく聞かされました。)のプロを目指そうではありませんか。

次回は、これからの英語教育を覗いてみましょう。

2.14 学習指導要領改定案から

2017-02-22 14:01:12 | 日記
ようやく改定案が示されました。改定案の骨子を新聞(読売2月15日朝刊)から拾ってみました。
① 一面からは、「英語教科化」 小5から文法 



いきなりきましたね。「英語」3年から「外国語活動」5年からは教科書を使って成績評価アリです。う~ん!
地元の小学校でもALTの導入や、学校支援地域本部などの協力で土曜・放課後英会話講座が設けられていたり、小中連携一貫事業とやらで中学校の英語の先生が校区の小学校に出向いて出前授業など特色あふれる活動が盛んになってきています。しかし、モデルがあまりなくて混迷をきたしているのが現状でしょうか。
すでに、モデル校として実践している学校へ出向きますが、5年生で「中1」が使用している教科書を使っていました。現在時刻を尋ねたり、答えたりするフレーズをこともなしげにこなしていました。当然文章としても書けていましたし…(びっくりポンです)若いから呑み込みが早いのかなぁ~とも。





②全般の解説からは 問われる「教師力」 授業時間の捻出 難しく 年35コマ増






さてさて、頭の痛いことばかりなりけり。

次回は、総則を覗いてみましょう

お誘い
2月25日(土)9時30分~奈良の会 大安寺小学校 会費1,000円 要申込 http://ameblo.jp/naranokai/




学校訪問レーポート② 中学2年 体育実技(サッカー)

2017-02-13 16:25:51 | 日記
2月3日 節分でした。
兵庫県内の中学校です。「〇中力」の追究~3本柱~として教科スキル・生活スキル・コミュニケーションスキルを学校挙げて取り組んでおられます。
訪問は昨年に続き2回目となりました。
午後から2本の提案授業
1年生は、社会科(世界の諸地域 ヨーロッパ州)丹松先生 引き続き分科会
2年生は 体育実技(サッカー 男子のみ ) 米田 引き続き分科会
 本日の視点 「サッカー経験者の体育教師が専門性を生かした授業展開をどのようにつくるか」先生もかなり意識して組み立てていただいたようです。
 流れ 整列点呼等、ランニング、ストレッチまで、体育委員が中心となりスムースに進行。学習の流れとテーマの指示。ここで、生徒たちは、個人技の練習から課題ゲームへ展開することをイメージしてスタート。
 リフティング(経験者は、数名で少ない)、ドリブル(指示 課題ゲームに必要なボールから目を離し周囲を見渡す練習 先生の方を注目しながら手の動きなどをまねさせる ☆ 楽しそうに取り組む)やストッピング(先生に指示通りにボールを止める 膝・お尻・腹など)



パス回し (キャッチャー方がボールが欲しいところに、声やハンドシグナル等で伝えることを指示)
コンビプレー パス回しの要領でパスをつなぎシュートまで 指示 シュートまで一連の動作なので、個人にパスするのではなく、キャッチャーが走りこむスペースにボールを出すことを意識する。☆より実践を意識させるためにもっとも重要なプレーとなる。)



課題ゲーム 2対2(一人はゴールキーパー) より実践を意識した連携プレーが要求される。
指示 ゴールを意識しつつ、ゴールキーパーの位置やディフェンダーの一位置、仲間の位置を認知しながらスペースを有効に使うこと。(☆ ここで前段の練習が生きてくる)



感想 ペアの動きを注意深く観察して、いいプレーはともかく、うまくいかなかったコンビには必ず「蹴りだしはよかった」「フェイントでスペースうまくつくった」「シュート惜しかったぁ」などと非常に細かく声をかけておられました。それ以外でも、名前を呼びながら声をかけておられました。かけられた生徒の方は、ミスプレーにもかかわらず、明るい表情で、途切れるころなく動いていました。また、経験者には、上手なアシストをと声をかけておられました。
晴天とはいえ、寒空の下あっという間の一時間でした。
生徒が授業の流れをつかみつつ、ペアを中心に課題をこなしていく、かなり仕込まれた(経験が生かされた、専門性の高い)授業を見ることができました。

分科会の後は、全員が一堂に会して 
「アクティブラーニングの時代」に協同的学びで授業を創る~学び合いの理念と関わって~ と題して丹松先生の講義を拝聴しました。

シリーズ8 最終回 イノベーションとしての教育改革

2017-02-08 15:10:56 | 日記
いよいよ最終回です。
今回は、大変興味深いお話が数多くありました。
中でも、学校を「学びの共同体」にするは、スーパーバイザーとして最も意義あることではないでしょうか。先生方自らの「気づき」のもと、しっかりと向き合っていきたいと思いました。


今回、初めてシリーズものを組みましたが、実に多く訪問いただきました。これからも様々な情報をお知らせしていきたいと思います。ありがとうございました。