今回は、明治小学校が会場。久しぶりの研究会でしたので、改装された多目的ルームをはじめ参加の先生方の顔ぶれも何かしら新鮮な感じでした。
1本目は、社会「わが国の漁業」漁獲量の変化や自給率のグラフなどからこれからの漁業を考えさせる課題でした。いつものように、ビデオを流しながら、気になるところで止めて交流するパターンで進みました。
まず、「子どもの見とり」について考えさせられました。子どもたちはどんな時に「学んでいるのか」とか「子どもの視線の先」を注視すること、またグループで話し合っている時は自分が分かったことや自分の意見を出し合っているだけなので、決して学んでいるとは言えないというお話をいただきました。
次に「一人学び」については、よく「まず一人でやって」というのをよく見かけますが、協同的学習の最終的なねらいは「一人で学べる」ことなので、学習の最後に自分でまとめられたらいいのであって、最初から「一人で考えて」にこだわることはない。とのことでした。
最後に、学習課題(テーマ)と資料については、十分な検討が必要で資料倒れになったり、高度すぎたりしないように、学習課題のねらいに沿った資料を準備することが大切。ただし、学年進度に応じた系統的な学習の面からは、中学校や高校で使用する資料集なども大いに参考になる。歴史などでは、支配者・被支配者、資本家・労働者、国と個人など他面的な思考ができるように配慮する必要がある。資料の「見かた」などは、3,4年生頃から始めてもいいのではとのお話もいただきました。
休憩をはさんで、2本目は、3年生人権総合学習「はせがわくんきらいや」でした。
ビデオでは、一斉に通し読みに始まってペア読み、指名しながら回し読みなどバリエーションの多い読みが印象的でした。ここでは、読んでいる子どもの読みもさることながら、「読みを聴いている子どもの様子」を見とることも大切。また、課題からは、「あいつはきらいや」≠「こころの中」。書きぶりから本当に「きらい」ではなさそうだということに根拠を示して気付けるかというところがポイント。このあたりは「話し合い」では難しく、しっかり「教材」と向き合わせたいところ。
そのほか、小畑先生からは単元のまとめや日記をマスプリして皆に配ってきた。1週間ほどですべての子どもの手記をのせてきた。というすごい話も聞くことができました。
今回も、「小畑公志郎的世界」を堪能させていただきました。毎回ありがとうございます。今年は「お米」豊作でした。次回例によって「新○○○○」をお楽しみに。
尚、本文は、私どもの受け止めですので、小畑先生のお考えが十分反映されているとは限りません。
参考(提供課題より抜粋 ご利用は自己責任でお願いします。)
お知らせ
①11月の研究会はありません。12月22日は、忘年会を兼ねての開催となります。詳細は奈良の会ブログにてご確認ください。
②11月16日(金)奈良県桜井南小学校自主公開研究会 案内
1本目は、社会「わが国の漁業」漁獲量の変化や自給率のグラフなどからこれからの漁業を考えさせる課題でした。いつものように、ビデオを流しながら、気になるところで止めて交流するパターンで進みました。
まず、「子どもの見とり」について考えさせられました。子どもたちはどんな時に「学んでいるのか」とか「子どもの視線の先」を注視すること、またグループで話し合っている時は自分が分かったことや自分の意見を出し合っているだけなので、決して学んでいるとは言えないというお話をいただきました。
次に「一人学び」については、よく「まず一人でやって」というのをよく見かけますが、協同的学習の最終的なねらいは「一人で学べる」ことなので、学習の最後に自分でまとめられたらいいのであって、最初から「一人で考えて」にこだわることはない。とのことでした。
最後に、学習課題(テーマ)と資料については、十分な検討が必要で資料倒れになったり、高度すぎたりしないように、学習課題のねらいに沿った資料を準備することが大切。ただし、学年進度に応じた系統的な学習の面からは、中学校や高校で使用する資料集なども大いに参考になる。歴史などでは、支配者・被支配者、資本家・労働者、国と個人など他面的な思考ができるように配慮する必要がある。資料の「見かた」などは、3,4年生頃から始めてもいいのではとのお話もいただきました。
休憩をはさんで、2本目は、3年生人権総合学習「はせがわくんきらいや」でした。
ビデオでは、一斉に通し読みに始まってペア読み、指名しながら回し読みなどバリエーションの多い読みが印象的でした。ここでは、読んでいる子どもの読みもさることながら、「読みを聴いている子どもの様子」を見とることも大切。また、課題からは、「あいつはきらいや」≠「こころの中」。書きぶりから本当に「きらい」ではなさそうだということに根拠を示して気付けるかというところがポイント。このあたりは「話し合い」では難しく、しっかり「教材」と向き合わせたいところ。
そのほか、小畑先生からは単元のまとめや日記をマスプリして皆に配ってきた。1週間ほどですべての子どもの手記をのせてきた。というすごい話も聞くことができました。
今回も、「小畑公志郎的世界」を堪能させていただきました。毎回ありがとうございます。今年は「お米」豊作でした。次回例によって「新○○○○」をお楽しみに。
尚、本文は、私どもの受け止めですので、小畑先生のお考えが十分反映されているとは限りません。
参考(提供課題より抜粋 ご利用は自己責任でお願いします。)
お知らせ
①11月の研究会はありません。12月22日は、忘年会を兼ねての開催となります。詳細は奈良の会ブログにてご確認ください。
②11月16日(金)奈良県桜井南小学校自主公開研究会 案内