朝からこちらは明け方からの雨が、先ほどから霰(あられ)に変わりバラバラと?風もかなりの強さで吹き荒れています。おかげで、農作業も一休みです。しかしながらこれ以上田おこしが遅れると「やばい」!モミ蒔き、育苗が詰まってきて、4月末の田植えまで休みなしでやらなければなりません。
さてさて、2月の佐藤先生の講演をまとめる予定でしたが、仕事も年度末で忙しく少しズルをして松元SV のまとめを借用しました。参考になさってください。
R6年 2月15日(木) 富雄中学校研究授業 佐藤学先生講演
学びとつながり
グループ学習は話し合いではない --学びがない
つぶやく 聴き合い 学び合い「未知の世界からの旅」
✖発表のし合いではない(わかっていることを話している)
小さな発見をつぶやく つぶやきとぼそぼそ 今日の授業はこうなっていた。みんなつぶやいている
ジャンプ課題 重要 課題でつながる どの子も重要
低学力の子を引き上げる方法は、ジャンプしかない
3分の1が分かるジャンプでよい どの子も夢中にする
インターラクティブ 相互作用 コミュニケーションの間で思考が生まれる
低学力の子、家庭が厳しい子は 言葉が貧しい
貧しい思考(言語)では、抽象的な思考ができない
✖基礎から教えてもダメ100年かかる
授業開始から3~5分で作業に入る 早くスイッチを入れる
7分、10分教師の話が続くと ・・子どもは聞いていない集中できない
5分以内に最初のグループを入れると 授業の最後までもつ
戻しと、グループで確認を 2,3回入れるとよい
教師の仕事は
「聴く」「つなぐ」「もどす」
子どもは「もどす」ができない。終わると(問題を解くと)先へ進もうとする
「もどす」は教師しかできない
あと一歩高めましょう!
1つは、 始めから終わりまで、 授業の最初からグループにする
一斉の形から、グループにするより 夢中度、学力が上がる(データから)
はじめの3~5分が決定的 教師と生徒が呼吸を合わせて学びに向かう
教師の仕事は「創造的」な仕事,ゴールを意識したい 始まりを大切に 繊細に
2つめは グループには3つある
1と2のグループ学習は効果がない グループ学習が嫌いな先生がさす学習法
やってはいけないグループ
効果があるのは3 のグループ学習
1 collective learning
6人班 協力学習 答えを一つにまとめる 班長を決める
レーニン による 社会主義 (効率化を求めた班) 学べない
日本では軍国主義の時代に導入された ※大正時代以前は4人班だった
2 cooperative learning 6人班 話し合い学習 (ジョンソン&ジョンソン)
中身がない 騒がしい
3〇 collaborative learning グループ 4人班 学びの共同体の班
(レフ・ビゴツキーによる理論)
最近接領域理論による学び 一人では学べない 仲間と共に学ぶ 班長を決めない
「探求と協同」が30年前から世界の教育の主流に 日本は遅れている
世界のグローバル経済、グローバル思考に対応してる 今の労働は知的、専門的サービスが主流、昔は「理解」することをもとめた 単純労働だったため
一度学ぶと50年もったが、今の労働では 10年しかもたない
日本のGDP伸び率 世界170位 賃金は世界は6倍になった
日本の賃金は上がっていない(むしろ下がった)
日本は4割が非正規雇用者 世界にこんな国はない
日本は30年前は高度成長の時代、人材育成、経済改革をしなかった(つけが今に)
教育改革をしなかったため低迷したまま、人材育成が大事だが時間がかかる
大学進学率が低い 約45% 世界は80%
「学び合い」は子どもの希望の中心
場と関係を作る 聞きあう関係を作る 4人もしくは3人のグループにする
4人のグループ 尊敬し合う、 高いレベルの課題を探求する
3つめ 教師の仕事は
「デザイン」 「コーディネート」 「リフレクション」
他者の声を聴くことが 学びの出発点になる
✖一人ひとりの能力に合わせた授業 ではない
一番上の課題を設定するからみんなが 夢中になって学ぶ ことができる
めあて・ふりかえり(文科省)は効果はない
ジャンプを入れることで 効果的に学べる
「数学」はパターンから法則を抽出する
(n-1)2乗+1
日本語は膠着語 英語は結果を先に言う 「後置修飾」関係代名詞もその一つ
のみのピコ(谷川俊太郎) の詩を英文に直す 一番後ろから関係代名詞で
「理科」は見える現象から 説明モデルを作る
文責 よねだ
参考 時間があったので、いろいろ見ていると面白い記事に
「協同学習とは何か?」~学習成立のための5要件~ 金山健一
お知らせ
奈良の会開催案内
3月23日(土)9時30分 橿原市 大久保ふれあいセンター
4月13日(土)例年の「4月からどうする」詳細後日
PS.奈良県も人事異動がつい先日発表されました。新たな気持ちで、「一歩前に」!私どもの事業所も5月から、新規事業所をオープンしないと、利用希望が増え続け入所待ち児童が続出している状態です。あとは、人材確保です。特に保育士免許・教員免許、介護資格等あればぜひともご協力いただければありがたいです。
詳細は放課後等デイサービス みつほ (生駒市)を参照ください。