なら学びの会

学び・なら総合研究所
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6.5 ならツアー!レポート 2

2019-06-29 15:59:19 | 日記
 提案授業は、一つのお花に集う虫さんを子ども達に見立てて仲良しグループを歌にのせて盛り上げます。(軍手に、アップリケを子ども達に順に貼らせていきます。)






アサガオの世話の様子やアサガオの写真などを順次見せながら栽培意欲を駆り立てていきます。そして、観察するときのグッズや観察に使う体の部位を張り付けながら視覚支援をします。(ここまで、15分。どんどん出される、写真や図版などで集中する子ども達。)


   
 ここで、自分の植木鉢を自席に持ち帰りいよいよアサガオの観察とスケッチです。そして、アサガオの声を聴く「もしもしでんわ」作り物なのに真剣。

     

でき上ったスケッチを持ち寄り、交流です。一巡したのち、いよいよアサガオの種から芽が出るまでの動作化です。ここも真剣そのもの。50分近くなりましたが、集中途切れることなく頑張り切りました。これも、多くの視覚教材や手作り教材の持つ効果が特徴づけられた授業でした。

   

 さてさて、みなさんフロアの「青い囲み」の意味わかりましたか?

つづいて、研究協議会。佐藤先生からは、多くの先生方が入れ替わったこともあり、研究協議会の意味合いやこれからの公開研のあり方について厚めにお話しいただきました。私からは、今までの積み上げについてお話しさせていただき第一日目は終了。この後、明日の訪問校の先生方も交えながらの楽しい食事会でした。

明日は、奈良市北部への訪問です。「10年目の挑戦」

6.22奈良の会に行ってきました

2019-06-22 20:11:07 | 日記
しばらくぶりの参加でした。
今日は、橿原耳成南小学校での開催。小畑先生をはじめ17名先生方と一緒に研修することができました。旧知の先生方が少なく、少し緊張しました。これも会場持ち回りの良さがあるように思いました。
1本目は、3年生算数 共有の課題とジャンプの課題が準備されていて、ペアやグループで解く授業でした。概ね1時間かけて、ペアやグループでチャレンジしていました(先生の姿が前面に出ていない)。先生曰く「1年生から取り組んいますが、3年になってようやくペアやグループの流れがつかめてきました。」とのことで子ども達の発表時の聴き方や関係性もいいように見て取れる授業でした。



小畑先生からは、
課題について・・ペアやグループが必要な課題かどうか。算数だけでなく、(教科の専門用語への意識付け)発表や発言するときには、数だけでなく単位などをつけさせる習慣を。
関係性について・・ペアの必要性のある子どもがペアでやっているかどうか。「つなぐ」には課題の内容(レベル)が重要(易しい課題では繋がりようがない)。
聴き方について・・子ども達は、どちらかというと(学力面で)高くない子どもの時のほうが注目度が高い時もある。

「ジャンプの課題」について
 最近言葉だけが独り歩きしているようだが、(小畑先生)学力の高低も含め、共に学ぶことによって、共に向上することができる課題のことと理解している。

2本目は、5年生社会 沖縄基地問題
 10枚ぐらいの別刷り資料が準備されていて、グループを中心に考えさせる授業。資料を読んで、自分なりの感想を交流しておしまい。ではなく、とことん資料と向き合わせることで、資料を読み解く力やわからなさの交流を通して、自ら学び直しすることを狙っての授業。
資料について・・・(基地問題について)賛成意見と反対意見を対比させることで、沖縄に生きる人々の思いに気づかせる課題。

下は、その一部





資料の配布は、2人に1枚でペアでの読みや交流ができるよう配慮されている。また、発表時の先生の立ち位置も工夫されていて発表者の対角に位置どるなど、きめの細かい取組が見て取れる授業でした。

小畑先生からは
関係性について・・女子がいいねえ!うまく男子をリードできている。
資料について・・・教科書以外の資料(やや高度)を読み解ける力がつけば、教科書や資料集の理解度があがる。

記事文責米田

今日の2本の授業はどちらも
子ども達の関係性の良さが十二分に見て取れる授業でした。また、資料の準備など先生方の工夫の跡がよく見えた授業でした。

お知らせ
 ① 第21回「授業づくり・学校づくりセミナー」の紹介
 ② 奈良の会7・8月度開催について 7月27日 上牧小学校、8月24日 河合第三小学校にて いずれも、午前9時30分スタートです。要申し込み


ならツアー第2弾は後日にすみません!
 

ならツアー始まりました

2019-06-20 05:44:55 | 日記
 おはようございます。梅雨はどうなったのでしょうか。
 我が家のツバメも自然の驚異と真っ向勝負。日ごろの悲しい殺人事件を聞くたびに、せっかく「人」に生まれたのにと思います。それというのも、3月末にびっくりするほど早く飛び込んできたツバメ。「えらいせっかちやな」と思いつつも今年は何匹生れるのやらと楽しみにしていましたが、なんとふ化直後にカラスに襲われてしまいました。玄関先には、卵が2個、壊された巣の残骸が玄関先のフロアに。今年はだめか!とあきらめかけていたら、なんと2日後には2匹でせっせと巣の復旧作業。そして、再び卵を抱くことに。これには脱帽。何とか守らなければと、巣の回りに養生シートをはったり、大きなパラソルを立てたりとがんばりました。しかし、再び襲われてしまいました。カラスも只者ではないな。このあと数日姿を見せなかったツバメたち、もうあきらめたのかなと思いきやなんとなんと巣作りをはじめ、卵を抱いているところです。近所の空を今年生まれたツバメがビュンビュン飛び回っています。今度こそはと願ってカラスの番をする毎日です。
 
さてさて、遅いレポートになりましたが・・・
 2日連続の研究会に参加しました。東部と北部、いずれも数か年の実践校です。この春の異動で多くの先生方も入れ替わり、「学び合い」にやや戸惑っておられる先生方も多かったのではないかと思います.以前から「5年目の壁」などというジンクスを耳にしてきましたが・・・。
 今日は、しばらくぶりで佐藤雅彰先生と東部小規模小中一貫校にご一緒させていただきました。東部独特のドライブウエーをゆっくりと景色を眺めながら登ること20分。ここは、古くからの大和茶の一大産地。ちょうど青々とした茶畑を横目にいざ学校へ。校長先生が変わられたということでしたが、引継ぎはしっかりとなされており元校長(松元由美子さん・・現なら学びの会 首席研究員)も駆けつけました。
 佐藤先生は、校長先生共々全クラスを回っておられました。私は、以前から訪問しておりましたので、子ども達の成長ぶりを見ながら主に中学部を参観させていただきました。先ずは、9年生英会話。先生を囲む座席で、小規模校こその近さと発言時の注目度の高さが印象に残りました。



次は、8年生地理「地形と気候」。多くの資料を提示しながら生徒に問いかけていく授業。一つ一つの課題にペアやみんなで深め合っていました。




4年生理科「直列と並列」プリントを利用しながら、ペアやみんなで確認し合いながら完成させていく授業。発表時に「こことここをつなぐ」という発言から、「ここは何と言いますか」と問いかけ児童から「プラス」。という、専門用語に意識させるきめの細かな授業。(ここは、ややもするとスルーしてしまう重要なポイントでした)



3年理科「モンシロチョウ」 先生の意気込みが感じられる授業でした。体のつくりの説明に入るところで、自作の「もん しろうさん」の登場でわきたつ児童たち。このあと、やはりいました「ジュニア昆虫博士」。次々と専門用語がとびだします。「口のこと「口吻」と呼んで!」ですって。(初めて知りました。)



 2年生国語 「お手紙」本文を読んで、イラストに色付けしてふたりの思いをそれぞれに抜き出させます。教科書と見比べながら一心に描き続けます。




 いよいよ提案授業 1年生活科「ひとつぶのたねから」5/14時間目 種まきが終わって世話をするところで、世話をするのにどのような点に気を付けて欲しいかを気づかせる授業。




 写真は、スタートの時点。問 フロアの青い囲みはなんでしょう? 

続きは次回に!!

お知らせ
奈良の会 6月22日(土)9時30分から 橿原市耳成南小学校にて 

5.27 寝屋川市へ行ってきました

2019-06-02 17:46:36 | 日記
6月突入!
間もなく梅雨入りとか。今は、中間試験ぐらいですかね?これからは、研究会が目白押しの状態。
レポートをためないように、先ずはここから

「きらら校区」と銘打って、2小1中一貫(連携)で家庭や地域を巻き込んでの子ども育成に取り組んでおられます。「協同的な学び」で育む子ども像や「つながりプロジェクト」など、校区全体を常に意識した取り組みです。

    

 教職員の異動にも関わらず精力的に取り組んでおられます。午前中から、いつもと同じように全学年、座席表を準備いただいて体育実技(ハードル)まで参観しました。男女ペアが浸透、グループによる学習も全体的に定着してきたようです。特に、今回目立ったのが、パソコン・プロジェクターの導入がどの教科の授業でも多く見られたことです。英語の導入でよく使われる「歌」ですが、歌詞をもって歌うのと、正面向いて立って声を出すのとでは大きな違いがあるようです。英語はNET(Native English Teacher )を含めた、T・T。「読む」に関しては立ってペアやグループ読みしていました。また、導入や課題の工夫を観れたことは大変勉強になりました。

       
支援の先生も一緒に挑戦 
  

陸上専門の先生の指導も
 
      

研究授業は3年英語(T・T)
流れはデザインを参照ください。黒板には「学びのテーマ」が板書されており、生徒たちへ意識を持たせる配慮もありました。先生のリズミカルな先導で、ポンポンと進んでいきました。導入部分の「けん玉やヨーヨーの先生(お二人の絶妙な英会話も・・)方や生徒の実演」は、大いに盛り上がりを見せました。先生方のやり取りをモデルに後半では教科書に頼りつつもペアで、たどたどしく会話にチャレンジする姿が印象に残りました。


       
研究協議会
授業者からのコメントの後、各グループ担当の先生方の交流ののち、全体交流となりました。「かなり厳しい状況にあった学年集団を何とか、学びから逃がさない工夫をつみかさねてきた。」という担当の先生の言葉が耳に残りました。
異動されてきた先生方も多くいらっしゃるということで、算数の「スーパーチャレンジ課題」を短時間ですが、個人解答組とペア解答組に分けて体験、それぞれ感想を述べていただきました。「一人では無理」「二人なら何とかなりそう」などと、うってつけの回答をいただきまとめたかったのですが、結構盛り上がり過ぎて・・・最後におすすめ本を3冊紹介して終わりました。全体会終了後、英語科の先生に少しお残りいただいて課題の整理をさせていただきました。

   
次回訪問は、6月11日(火)今度は校区の研修会です。