こだわりの生活

ヒゲオヤジの何でもやってみよう、見てみよう挑戦日記

納得できない!

2010-09-25 09:20:16 | ニュース

中国の漁船船長釈放には驚いた。

日本の弱腰外交に呆れると共に怒りさえ覚える。

中国に脅されて釈放なんて、最悪だ。

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早速、中国は謝罪と賠償をしろとかさにきて、言いたい放題。

こんなものに屈すれば、どこまでも相手のいいなりになるよう、追い込まれてしまう。

中国という国はそういう国だ。

記者会見した那覇地検の次席検事は中国との関係を考慮するに、これ以上の拘留・捜査は日本の国民の利益にならないというような趣旨の発言をしていたが、完全にウソ。

Pn2010092401000647検察官に今後の日中関係や日本の国民の利益云々する権限はないし、純粋に起訴できるかどうかで判断すべき。

船長が否認しても、計画性は無いものの、故意にぶつけてきたのは明白であり、起訴は出来ると見られていた。

ということは、明らかに日本政府の判断で超法規的力が働いたということだ。

この釈放劇の裏側でドラマのようなやりとりがあったと想像できる。 (^-^

急な釈放への舵取りに沖縄地検は上へ下への大騒ぎとなっただろう。

若手が”なぜ釈放なんですか?”と激昴して、上司に詰め寄る。

”しかたないんだ、上からの指示なんだ。”

”政治的判断ということなんですか、私は納得できません!” なんてね。

経済評論家がしたり顔で、市場優先の力が働いたと語っていたが、目先の損得だけで語っていいのか?

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これはズバリ、尖閣諸島の領有権の問題である。

台湾統一へ向けて、東シナ海を防衛ラインで結びたいのと、海底油田の資源の問題の両方で中国にとって尖閣諸島はどうしても欲しい拠点だ。

拘留期限まで待てずに、圧力をかけてきたのは、日本の国内法に則った結論を受け入れる気が無い事を意味する。

つまり、日本の国内法を認めれば、尖閣諸島の領有権も日本のものだと認めることになるからだ。

民主党、管首相の政治的決断と言われてるけど、日米首脳会談直後に起きた釈放劇だったので、私はアメリカからの指示だったと思っている。

尖閣諸島は日米安保発動の対象だと、米国は明言したばかりだが、無用のトラブルに巻き込まれたくない為か、釈放は歓迎の意を表している。

もしかすると、米国→外務省→政府→首相という流れで釈放になったのかもしれない。

そのくせ、スパイ容疑で日本の建設会社の4人が捕まったことに関しては、何も出来てない。

外交とは相手と対等に渡り合うことであり、言いなりになることではない。

色んな要素を鑑みて、国益を考えて結論を出さねばならない。

日本の国威や独立国としての尊厳も大事だし、経済も重要。

今回、経済問題だけで脅迫に屈したという印象しかないのは非常に残念である。

どうしても、私はこの結論に納得できない!


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
仰るとおりですね。 (Kozou)
2010-09-27 00:44:51
仰るとおりですね。
結局、敗戦国という不利なカードを持たされたままってことなんですよね。ここを通そうとすれば別のところを突かれてくるわけで。アメリカに対してだってそうですよね。さらに韓国に対してだって。
そしてまた国民もこの状態にすっかり慣らされていますから。この状況を打破するには何が必要なんでしょうね。というか、日本が誇りを取り戻してそれを掴むためには、今掴んでいるものを一旦手放さなければならない。しかしそれは簡単には手放せない。こういう事があるとみんな納得いかないけど、しかし掴んでいる物を手放せない。きっとみんなそれを分かっているんじゃないかと思うんですよね。
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>Kozouさんへ (こだわり倶楽部)
2010-09-28 07:44:20
>Kozouさんへ
もう戦後65年経ってるんですよ。
どっかで誰かが思い切った事をしてもいい時期じゃないかと思います。
今回のことは目先の市場や経済の事しか考えずに、出した結論だし、何より腹立たしいのは脅されて慌てて処分保留で釈放というプロセスにあると思います。
それだったら、逮捕して日中の関係を考慮して、すぐさま強制送還という手で逆に中国へ恩を売るという方法もあったはずです。
最初は強行しようとして、脅されて弱腰では世界の笑いものです。
筋が通ってないですよ。
新聞によると、最初の強硬路線は前原外務大臣、釈放劇は管首相の影響が色濃いとされてるようです。
菅さんの国家観がモロに出てしまった感じもします。
掴んでいるものを放すのは辛いけど、違うものが手に入るはずですし、いずれは取り戻せると思います。
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仰るとおりです。何をやるにしてもそうですが、ま... (Kozou)
2010-09-28 13:46:52
仰るとおりです。何をやるにしてもそうですが、まず相手の出方をうかがうというのが癖になってますよね。筋が通っていようがいまいが、事なかれが優先。このやり方を、戦後65年で染みこませてしまった。これはなかなか抜けるものではないでしょうね。
一度手放すことができるか。
ある意味、国民は自民党政権を見限ったことで少しは放したと思うんですけどね。ただその民主党政権もこれだから。自民党を経由していない前原外務大臣のような人物がもう少し出てくれば少しは変わるかも知れませんが、根本的に変えるにはディープインパクトが必要でしょうね。
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>Kozouさんへ (こだわり倶楽部)
2010-10-01 09:18:08
>Kozouさんへ
日本人が外国人との付き合いが下手で自分の意志をうまく表せない民族というのは周知の事実ですが、国としてそれでは全く通用しません。
政治家や外務官僚はその辺のスキルをしっかり身に付けて欲しいものです。
今回の中国の外交は敵ながらアッパレですよ。
どう脅せば日本がビビルか知りぬいた上で、揺さぶりをかけてきたし、日本が折れた場合の落とし所まで考えた上で脅迫してきてます。
何も考えずに逮捕・拘留・起訴までいけると判断した日本の甘さが思いっきり露呈したわけです。
そういう意味で尖閣諸島に上陸した中国人を逮捕・拘留せずに強制送還した小泉さんの手法は立派だったかもしれません。
これじゃぁ、ディープインバクトは当分見られそうにありませんね。 (^-^;
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