お茶の子ワールド

日常と、背中合わせの非日常
どちらも私の世界
お茶の子ワールドに遊びに来てください!

手ごたえ

2005-08-30 21:19:48 | Weblog
8月
愛犬コスモは15歳になった
いつのまにか耳が遠くなり、聞こえなくなってから3年あまり
人間も耳が遠くなると声が大きくなると言うが、母親がビーグルの彼女の声帯はもともと特別製、さらに磨きが掛かったようだ
その声は静かな住宅地に響き渡る
2年前の肛門付近の大きな腫瘍を切除して以来排泄の感覚がひどく鈍くなったようで今では大小ともに介助の手がいる
やはり腫瘍の所為でピンと立っていた尻尾が垂れ、
背骨の顕著でその所為か下半身の筋肉が削げ落ちてしまった
歩いているのが不思議
前足で後ろ足を引きずって歩いているようなありさま
時々立てなくなったり、歩けなくなるが、奇跡の復活をとげた回数は
10指にあまる??

夫は彼女を「律儀犬」と呼ぶ
目だけはよくて誰かが帰宅するとよろよろしながらも必ず迎えに出てくる
庭で作業をしている人間には付きまとっては邪魔をする
人が大好き
ただ犬嫌いな人にとっては声の大きい犬はおそろしいらしい
耳が聞こえないことは外からは見えないので
番犬の役には十分立っている
隣近所までもいちおう目を光らせ
見慣れない人がたまたま目に入ればお節介にも吠えてくれる
でも近所のネコにはまるで馬鹿にされている


昨年秋から排泄が困難になった
偶然、抱えあげるとちょうど膀胱を絞って溜まった尿を出すことができるとわかった
今は14キロの体重を一日に5回以上排尿のために抱える
夜明け前にワン
と聞こえれば眠い目をこすりながら階段を下りていく
その所要時間も長くなってきたようだ
排尿とともにふーっと息を吐いて緊張を解く
信頼しきって私に身を任す
両腕に支えるずっしり重い14キロの命の手ごたえ
いつまで彼女のぬくもりを感じていられるのか
この幸せは体力勝負


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
動物みな同じ (mesia)
2005-08-30 22:58:58
高齢者介護と全く同じなんですね

お茶の子さんの腕には高齢者3人+1匹が寄りかかってる

安心だから信頼しているから寄りかかれる



そう考えると体力勝負しかない!
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目指せ! (reiko)
2005-09-02 10:05:31
こんにちは、お茶の子さん。ペットの高齢化が、進む昨今です。ぜひ、ギネス記録に挑戦してね。私も密かに、うちのにゃんこをうーんと長生きさせて、ペット長生き世界一を、めざしています。
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にゃんこはしあわせ (お茶の子)
2005-09-05 01:33:27
アメリカ帰りのにゃんこちゃんでしたね

当年おいつくに?

にゃんこちゃんはワン介よりマイペースとか

飼い主とのあいだに心地よい個人の尊重が大切なのかもしれませんね

長生きのにゃんこはストレスが少ないんでしょうね
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