お茶の子ワールド

日常と、背中合わせの非日常
どちらも私の世界
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コラボレーション

2007-05-02 15:48:48 | Weblog
熊本城築城400年記念に協賛して
NPO法人此君会第2回演奏会が4月30日熊本市国際交流会館で催されました

此君会は漢詩の勉強会此君吟社から発展
平成16年筑前琵琶九州連合大演奏会賛助出演者が呼びかけ
日本の精神的文化遺産として育まれてきた伝統的な芸術や芸能各分野の
特性を尊重しつつ相互に連携し、総合的な舞台や芸術の創出を図って設立
第2回となる今公演では、詩吟朗詠、琴尺八琵琶演奏から剣舞、演武等々
多種多様な演目が披露されました

私は、此君会設立の発端となった琵琶演奏会に賛助出演させていただいたご縁で
此君会に名を連ねることになりました

今公演で琵琶曲「茶道松風」を演奏されたのは
筑前琵琶九州連合会長中村旭園氏、御年90歳
お供に5人の美しい琵琶奏者の方々をお連れになり
はるばる福岡からの賛助出演でした


この催しの中で、たいへん心地よく舞台でお点前をさせていただいた
ご報告をしたいと思います
なんと幸せなひとときをいただいたことでしょう

舞台上手の赤い毛氈のひな壇に琵琶演奏の6名が並びました 
演奏にイメージを膨らませるべく
私ども大日本茶道学会熊本支所の会員4名点前の構成をいたしました

なにぶんご遠方からの賛助出演ですのでリハーサルはありません
演奏テープはあらかじめいただいており
腹をくくって点前で雰囲気をお伝えできればと考えておりました
「本日はよろしくお願いします」と、ご挨拶をさせていただくと
「お互いプロですから」と、余裕のご挨拶でした

演奏とともに、ゆっくり礼をして運びをし、点前を始めました
あわせようということではないのですが、ゆったりした演奏と唄が
点前の動作と調和しているのがわかりました
 たいへんここちよく2服点てて仕舞いをすると
ちょうど終わりの唄になり、水指を残して座るとちょうど演奏の終了と
ぴたっとあって終わりの礼をして緞帳の下りるのを待ちました
暗い中に大きなの拍手が聞こえていました

演奏の方々がこちらの動作に気遣いをしてくださっているのも
心地よく感じることができました
すばらしい演奏とともに点前をさせていただいたのでした
舞台をしつらえる間流れたナレーション、舞台のバックに映し出された
「和」の文字と竹の映像と
演奏と点前とのコラボレーションをさらに効果的に演出していたようです

皆様のご縁で実現した貴重な体験、素敵な時間でした
ありがとうございました





コメント (3)
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