最近10歳になったはーたん、もう春からは
5年生になる。
自分で作れるご飯は
フレンチトースト、お好み焼き、たこ焼き。
頼もしいじゃないか!
昨日から寿司にはわさび、
おでんには辛子を少しつけるようになった。笑
3月初旬には二分の一成人式というのが学校でもあり、
(わたしはこれまで知らなかった)
将来何したいか、とか、書く機会もたまたまあったの。
はーたんは、高校で山岳部に入って
山のガイドさんになりたいそう。←初耳
*
この先は超長い話なんだけど、
私の中では出会いの偶然とはーたんの変りように
感動したので書くね。
*
つい数日前、
わたしが家で、スーツケースの宅配集荷を待っているとき、
ピンポン鳴ったから確かめずにドアをパッと開けてしまったの。
そしたら、近所にできた塾の営業の若いお兄さん(先生)
だった。
普通の訪問営業は、即お断りで
話も聞かないけど、わたしは日頃から
塾か
家庭教師を望んでた。わたしの不在が多くて
ちゃんと見てやれないからだし
結構学業は心配だから。
といっても、うちは80点でもメッサ褒めるけどね。
ただ。はーたんは嫌だった公文のトラウマが強く、
半年でやめたけど
笑
勉強の大切さを理解してないし
拒絶反応強い。リビングで勉強しながら
寝るの、普通の光景。
パパは宿題だけやっとけばいいと言うし。
一年前に近隣から取り寄せた10社くらいの塾の
パンフレットは、全て本人に拒否されていたし。
本人「い~か~な~い、やだあ」って言うから
わたしも塾サーチはすぐにやめた。というか諦めていた。
そんなこんなで、その事情を話したら
その優しそうな営業のお兄さんは、
はーたんと話しにまた夜に来るって。
そして、本当に来た。
はーたんは、お利口に玄関先でうんうん、て
聞いていた。
そしてムービーとかのクラスの雰囲気も見せられ、
体験に来てみない?と言われて
「うーん」って考えこんだ末に
「いいよ」と答えた。
そのお兄さんが帰ったあとは
かわいそうなはーたん。
シクシク泣きながら、
断れなかったのって。
いやだよぉ、塾なんか行きたくない
って絶望にひたってたの
ほんとに泣いてたからね
わたしは学ぶ機会と思い。
「はーたん、えらいね、やさしいんだね、行きたくないって言えなかったんだね。
次はその場ですぐに答えなくていい。
「家で考えます」って言えばいいんだよ~」と、伝え、、
しつこかったら「家でパパと相談します」って言えばいいからって。
断る練習をしつつ、
しかも、相手は教えるプロだから、はーたんは全然いい子でいなくていいんだよ、
むしろ、鼻くそでもほじりながら、耳とか髪の毛とかをくるくるかきながら
こんなのやる気ない~って、ふんってして
ノートのすみに落書きとかしててみていいよって
提案したの。笑
それとか寝たふりとか。って。
それをはーたんは笑いながら聞いてて。
なんとか、体験に行くことになった。
*
金曜日の夜、
いやだなあっていいつつ、
「家で考えてきます」って言えばいいんだよね~って
断る練習をして前向きに塾まで足を運べたはーたん。
一方、塾はこじんまりして、先生たちが明るく楽しく迎えてくれた。
やさしく、はーたんの笑顔を引き出す・・・さすがだよね。
閉じてるはーたんの心を軽くあけてくる。
さすがプロ。
しかも、先生は、
将来登山のガイドになりたいなら、植物や動物の勉強を大学で
たくさんしたほうがいいね。そのためには
こうで、ああで、こんな選択があり、
このレベルにいれば、こんな選択肢があり、
ここだとこのくらいで、
って、はーたんにわかりやすく、目標を見せてくれて
はーたんもうんうんって聞いてて。
算数と国語の体験授業を受けたの。
笑いながらしてた。
見てるだけでも先生よくやるなあって
わたしなんかは感心と感動してしまうの。わたしには
できない・・・からさ。
で、
最後に先生が、「ねえねえ、はーたん、それでさぁ、どお?
明日も、ちょっと来てみない?」
て。
ほら
きたきた、
わたしは打ち合わせどおり、はーたんが
「家で考えてきます」
って言うんかなあって見てたら、笑
「明日来ます」って
はーたん
あれあれあれ?って思ったんだけど、
家に帰りながら、
「楽しかったあ、塾に行きたいなあ」って。
スキップとかしてるの。
「パパに行かせてってお願いしなきゃ」って。
そして、パパに
こんなふうであんなふうで、こうだから、って大学までの
目標を語り、勉強はこんなふうにしてあんなふうにしてって。
だから行かせてって
別人になってたの。
オドロキでしょ。
塾の先生は必ず、中学入学のころには
このくらいまで成績を上げますから、とか頼もしいこというんだよ。
うちは相当手ごわいですぜって思うけど、笑
でもそれをやってのけたらすごいなあって思うし。
わたしも協力はするけど、先生、お願いしますっ。
で、昨日はパパも3人で塾に行き、
入塾したの。パパもよさそうだねって。
いまどきの塾はあんなんだねって。
パパも協力するって。本人がやる気ならねっていう。
で、来週から塾に行くことになったの。
あんなにも、あんなにも拒否していたのに・・・
拒絶してることでも、何かのきっかけで
その先はどうなるかわからないっ
てことを改めて
思うできごとだった。
勉強だけじゃない、熱意のある大人たちからは
なにかといろいろ学べるものがたくさんあると思ってる。
周りに一緒に育ててくださる大人たちがいる、ありがたい。
水彩画の先生だって、
「僕は忙しいはーたんママのかわりに、ママがいないときには
僕が子供たちにいろいろ教えてあげようと思っているんだ、
それが趣味だし。笑。オリンピックのこととかもね」って
言ってくださるの。
たしかにわたしはオリンピックもほとんど見る暇なかった。
一月、二月と、日曜登山部の活動も何もできなかったけど、
また山にも行きたいし、今年の夏は美しいアルプス方面に予定を考えてる。
それとか屋久島とか…。
だんだん、みんなも(うちもかも)塾とか
忙しくなってくるんだけど、
山の楽しさと厳しさと、そういうのはずっと触れていさせてあげたいって思うの。
*
タコ焼きも習得して上手なはーたん。
生活感がすいませんが。
今夜もまたタコ焼きもするらしい。笑