やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

裏銀座~雲ノ平&高天原 写真

2021-09-29 16:43:54 | 山旅(国内)
みなさんこんにちは~。

昨日ははーたんの三者懇談。中二のはーたん、
特になんの問題もなく学校も部活も楽しんでいるとのこと。
安心。自分でも楽しいです、と言っていた。
しいていえば、家で勉強もがんばっているように見えるけど
成績(点数)になぜか反映されいないことくらいかな

でも元気だからそれだけで、もう言うことない・・・
私が何も言わなくても、やることはやってるみたいなので。

*

9月12日~17日の北アルプス
裏銀座~雲ノ平と高天原の写真の続き

旅日記を作り終えた。今回からデザインを大幅に変えた。
旅日記には雲ノ平や高天原ができるまでなど
たくさん盛り込んである。いい写真もたくさん。
ビリーも文章や写真を寄せてくれ、どこまでいい子で
できる子なんだと思った。

朝の雲ノ平はとても美しかった。キラキラしていた。


ビリー ヨガポーズ






雲ノ平を今のような「存在」にすることに尽力された
伊藤正一さんの本




薬師岳すごい 


高天原


高天原山荘 ランプの夜




高天原 朝


水晶岳へ








水晶から野口五郎 長くて美しかった













6日間の縦走。
すべての稜線が見え、
いい出会いがあり、
いろんなことを乗り越え、
いいチームになった。
最後の夜
野口五郎小屋の夕食時には、自然にみんなをたたえあい、
それぞれに拍手を贈り合った。いい時間だったなあ。


*

ほんとにたくさん書きたいんだけど、
家事がまだまだつづくので。このへんで

今、次のツアー、東北の名峰7座と7つの名湯めぐりの準備中。
明後日から。

台風が弱まりますように。





苗場山 インカの王様の住んでいた山頂 昌次新道~赤倉山経由

2021-09-28 08:45:23 | 山旅(国内)
9月24日~25日で苗場山にペルー人のお友達を連れて登ってきた。


この前の燕岳に続いて二回目。
そして今回も超初心者にはハードすきる行程だった
(やはりわたしは鬼なんだ・・・と思った)
(そして鬼という日本語のニュアンスを英語で伝えるのはむずかしいと思った。
ogre/みんなが怖がる怪物のような・・なのかな。それともevil beast/邪悪な獣・・・笑)

大丈夫?とか一応声はかけるものの、そんなにそう思っていなく、笑
座り込もうとする友達に、『もう行くよ』と容赦なく言う

普通に歩いて休憩は超短くで13時間。
(はじめ、彼はまた靴擦れなので手当に時間かかったのと、
山頂では40分くらいいた)
わたしは大満足だった。歩きごたえにしびれるって感じね。
それに、ほとんど登山のことを知らない人を連れて歩くという緊張感も
楽しい。下山の時間を意識しながら。計算しながら。


で、彼のほうも、弱音を吐かず
相変わらず明るく、(ほんとは膝とか痛かったろうに)楽しそうで、、
特に山頂の池塘の散在する広い湿地帯はずーっと写真をたくさん撮っていた。

そこが、インカの王が住んでいたところに似ているとか。

インカの王の住んでいたところ (苗場山の山頂)

ガスが出てところどころ青空でたしかに素敵だった。佐武流山や鳥甲山、
また縦走して登りたいなあて思うのだった。








intihuatana @ayacucho(どうもこのへんらしい、ペルーの)

ネットの画像より

ネットの画像より

苗場山、似てる?かも?

ペルーのまだまだ知らないいろんな話を聞くのも
面白かった。
海やジャングルのすてきなところ、美味しい食べもの。
早くまた行きたいな〜ペルーも。



水を汲む↓

沢の水を汲んで飲んだ。普段はしないけど、ここのは
大丈夫だった!!美味しいの。
汲んだすぐそばで、小さなカエルがピョーンと水に潜ったりしていた。
普通ならわたしは絶対飲まないと思う。
でもこの時は美味しくてごくごく飲んだ。

土曜日に東京を車で出発。
この一カ月で彼の日本語はまた上達している。彼の趣味は
「語学の勉強」
母国語のスペイン語、英語、日本語にイタリア語、フランス語が話せて、
ドイツ語、ロシア語、中国語、ベトナム語も少し話せて勉強してるって
ちょっと頭がおかしいよね。ひらがなや漢字の読み書きもできる。

私は彼をアブノーマルな人間と呼ぶけど
本人もそれを認めている。笑

あとは、ギターを弾くこと、本を読むこと、
自然の中にいること、美味しいものを食べること

私たちは似ているところ、ちがうところあるけど
17歳年下の彼を私はめっちゃ子供扱いするのが好きで、
適度に気が合う。笑


土曜日は林道終点(地図の右の方)に車を置き歩いて山口館へ。



ここで、私は彼に日本の野趣あふれる野天風呂を楽しんで欲しかったの。
沢のそばのせせらぎの音を聞きながら。自然の景観を見ながら。
そうして、男湯の使い方を教えて送り出し、
出てきてから『どうだった?』て聞いたの。そしたら!!

『ひとみ!すごいよ!スペイン語がペラペラの男性がいて話しかけてきて
ペルーに住んでいたらしくて!ずっとスペイン語で話していた。すごくない!?』

と、別の感動に気を取られていたみたい。

その方は9ヶ月お仕事でペルーに住み、語学学校にも通わずに
そんなに話せるようになってんだって!
カッコいい!!!!

やろうと思えばできるのかな、9ヶ月で

ランプの灯で、山口館のお父さんや居合わせた方々にも
わたしの持参した広島のお酒『酔心』を飲んでいただいた。
横山大観が愛したお酒。

翌朝は6時に出て、昌次新道から苗場山頂
そして、赤倉山経由で降りた。
山頂直下の景色がわたしはとても好き。


途中のブナ森もよかった。

赤倉山に14:30、山口館に16:30、ライトつける前ギリギリに最後の山を越え
林道でライト、という計画通りに歩ききった!
最後は山を降りる辺りで17:30頃ヘッドライトをつけた。
車に戻ったのは19時前!
めっちゃ充実感で、やったね!!!とハイタッチ

次はもう少しやさしいとこにしようと言ったら
お願いします
って












忘年登山の予定

2021-09-22 12:30:58 | 山旅(国内)
昨夜の満月🌕
すーと散歩しながら。

わたしのペンタローで撮った。
ISO感度400、F値8.0、シャッタースピード1/800



iPhoneだと



外も気持ちいいので
このあとも
屋上でワイン飲みながら眺めていた。
(また飲み過ぎた)




ワクチン2回目のあと、熱がぐんぐん上がりそうになる度
37.3度くらいですぐロキソニンを飲んで
押さえ込んでいた。2日間しんどかった。死んでいた。

腕は内出血で紫というか黒いような怖いことになっている。

せっかく寝ているのでチャンスとばかりに
ずっと読みたかった「ボニン浄土」をkindleで買って
横になりながら昼夜関係なく読んでいた。
めっちゃ面白くてあっという間に引き込まれた。
現実生活に、小説の内容が現実の続きのように
リアル感で、登場人物のことを思ったりした。

熱が下がって楽になり
旅日記作りにかかっている。ビリーさんの影響で
大幅にレイアウト変え、これまでとだいぶ変わった。
彼のほどおしゃれには程遠いけど。
そのため、また今回も苦労している。
ビリーは自分の仕事以上に人のことも考えたり
手伝ったりできる。本当に尊敬する。

いまは、会社に向かう電車の中。
精算と
来月の東北ツアーの準備!



西遊旅行を通して
忘年登山を企画中です
12/15から17の平日で8名から10名くらい限定の
山口県の周防大島。

私のイメージは、お気軽登山と、
フグ料理など。

美味しい、楽しい、心地よい

穏やかな瀬戸内海が、私に
たまには帰っておいでよと言っている。

ご一緒できたら嬉しいです!
また詳細ができたらお知らせしますね。
上山仁美より。







晴天に恵まれた裏銀座〜雲の平〜高天原温泉

2021-09-18 20:51:41 | 山旅(国内)
みなさんこんばんは!
六日間の北アルプス縦走は毎日お天気に恵まれ
昨日、無事に下山しました!
ちょうど、下山してバスに乗ってから雨が降り始めると言う
神がかった展開。
それまでは毎日ほとんど雲のない全ての稜線を楽しみました。

そして、今朝、ワクチン2回目を受け、熱が出る前に
精算したり、買い物や料理を作って、夕飯の途中、
熱が出始めて、寒くなってきたのでもう寝ます
これも予定通り。頭痛い、今。
ロキソニンを飲みました!

熱が下がったらまたご紹介します!
その前に旅日記を作らなきゃ。

今回もいい旅でした。
最高のガイドさん、最高すぎるビリーさん、
ありがとう。なぜそこまで、できる男なのか
気遣い、行動の速さ、実践、強さ、元気さ、情熱。
一緒にお仕事が
とてもやりやすかった。

楽しい最高の
お客様みなさまにもありがとうございました!




























今回もいい写真がたくさんまだまだあります。
インスタ(Facebookにも連動されてる)も少し上げてあります。

同じような写真ですが。
こちら
それにまだ使いこなしてない。

ビリーさんにも、iPhoneやGoPro→今のところほとんど持ってる意味がない、
もっと機能を有効に
フル活用したほうがいいと、
もったいない!と、
いろいろ言ってもらい・・・機能を教えてもらい・・・
(さすが若者はちがうのう)


じゃ、おやすみなさい😴


ワクチンが効いてる感じします。
















裏銀座から雲の平&高天原へ

2021-09-12 10:59:39 | 山旅(国内)
いま、新宿発のあずさで松本に向かってる。
今日から北アルプス 縦走ツアー6日間!

車窓から右手に雲が少しかかった秩父の山、茅ヶ岳、前方に八ヶ岳、これも少しだけ
雲がついている、見えてきている。

ガイドは若いビリーくん。→ニックネームね。😆
ビリー君には去年の一月にエチオピアで会い、アディスアベバの
ホテルのラウンジで一杯一緒に飲んで以来の再会になる!
彼も西遊旅行の添乗で行ってた。
あのとき会えてよかったね
と話している。
ハキハキして明るくて頼もしい!

てか、エチオピアに去年行っていたというのが
はるか昔のようで信じられない!


このHのキーホルダーは、四年前に癌で亡くなったママ友ちゃんに
もらったもの。生きていたら娘ちゃん共々
今でも一緒に行ってたと思う。

ザックが大きすぎて中身はスカスカなんだけど
これは背負いやすいし、余裕あるので、
お仕事向き
かな。

昨夜、はーたんが、この山に登りたい!と言ってた。
槍ヶ岳!テレビでやっていたのをみて言ってた。
行こう。
もうそろそろ、私の靴も服も貸してあげれるわ。


ではいってきまーーーーーす。
めちゃ気が引き締まってる










津波の威力 防災意識

2021-09-06 17:00:03 | 山旅(国内)
みちのくトレイルのツアーのあとは
雨が続いていてプライベートでの山も行けずにいた。

みちのくのツアーは
たくさんのものを見て、旅日記を作り終わったあと
ぼーっとしていた。いつまでも、自分の中に
潮の香とやませの冷たい風と湿気のある暑い太陽の光がミックスで
感覚として残っていた。

中尊寺金色堂には完全に魅せられ、
本まで買ってしまった。
美しい・・・すごすぎる。
藤原家と頼朝、義経の歴史、その周辺の
女性たちの話。いつまでもいつまでも浸っていたと思った。
日本の歴史も面白いね。美しいだけでなく、
残酷で、はかないものでもある。

あと、津波。町から村から港町を歩く旅に
高い防潮堤があった。そこではその向こうの海が見えないほど。


これは一例だけど、根こそぎ町がなくなった
明戸地区震災遺構




これは当時の村長さんの熱意で反対を押し切って作った
水門が町を守ったという「普代水門」



歩いているとあちこちで
津波の水位がわかる看板




陸全高田ではマルゴト陸前高田の代表 伊藤雅人さんの貴重なお話を聞くことができた。
東北震災の地震のあと、高台から彼は津波が来るようすを見た。
土煙が海のほうから来て、町を覆い、町が煙の中に消え
海になったこと。そこに居合わせた誰も一言も言葉を発することなく見ていた。
その水が引いていくとあとには何も残っていなかったこと。町が消えていた。
そのとき同僚のお一人が「うちの家がなくなった」とぽつんと
言って、我に返ったこと。
そしてご自分も家に戻り、二つ下の家の先は
がれきになっていたのだそう。
そのとき、町は「無音」だったこと。
一切の生活音も鳥のさえずりも、何も音がなかったという、それはとてもリアルなお話だった。
その後、消防も救急も手が足りないので、ご自身も
崩れた家屋を掘り、いくつも、いくつものご遺体を見つけたこと。
下半身のないご遺体をご家族のおばあちゃんに引き渡したときには
おばあちゃんがウェットティッシュで泥だらけのお顔を拭いてあげながら
ひとこと言った言葉
「見つけてもらってよかった。ありがとう」

これを思い出すたびに苦しすぎて、頭が真っ白になってしまう。

震災直後の混乱の中で指のない遺体が多かったこと(指輪を指ごと盗る)
窃盗が多かったこと

これも日本なのね、と思った。現実なのね。

貴重なお話だった。



元の場所には家はなく、(建てられない)
高台(を作り)町はうつった。

復興を目指している陸前高田は
誰にとっても住みやすい、バリアフリーの街を目指していることを知った。

旅日記にまとめたことをここでもご紹介するね。
今後の防災のためにも。防災グッズを今一度みなおそう。ようするに
登山のものはたくさん役立つ。
(二年前の台風19号のときは避難グッズは何もわからず、携帯用座布団とペットボトル一本を持っただけの私)
(私は震災のときには広島にいたのでこれまで震度4を一度経験しただけで、大きな地震にあったこともない)




*

みちのく。
山道を歩きながらもいつもすぐそこに海があった。
それも大きな太平洋。
やさしい顔も、残酷な顔も、すべてが現実。

海岸段丘の三陸海岸