やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

サンティアゴデコンポステーラ

2022-09-27 17:08:48 | 山旅(海外)
9月15日~25日の11日間のツアー「サンティアゴの道ラスト114kmを歩く」
のスペインの旅を終え、一昨日帰国した

ブルゴス、レオン、サンティアゴデコンポステーラの美しい大聖堂の見どころも
かなり、さらに深く、理解できるようになった。
美術・建築、深くて楽しい。
日本の日光東照宮や中尊寺金色堂と、
いい勝負じゃ

レオン大聖堂のステンドグラスは
入った瞬間、薄暗い中で美しさに心奪われる。


新約聖書、旧約聖書、それぞれの物語が描かれている。
そして、天上から大地までの世界観も色で表されている。


真ん中の黄色のところが一番最初の13世紀のもの・・・


ブルゴスの方は世界遺産になっているので
さすがに外観からしてその繊細さが際立っている。


今回も、たくさん、お客さんたちやガイドさんと芸術について語り合った。
古いフレスコ画や、彫刻のいろんな様式のことを知ることにより、
これらを直接、鑑賞できることの幸せを感じる。

こちらは聖地サンティアゴデコンポステーラの大聖堂

ここを目指して歩く巡礼(フランスからの道800km)は、熊野古道と姉妹提携になっている。

人はなんで、昔から、巡礼をするんだろ

今回も、毎日歩きながら、お客さんがかわるがわる、
偶然なんだと思うけど、
私にこれまでの人生のいろんなことを打ち明けてくださった。
巡礼だなあ、と思った。

サンティアゴデコンポステーラにゴールすると
お互いに途中で出会った、巡礼の仲間たちと称えあう。

自由時間に今回のガイドさん、先月のガイドさんとも待ち合わせて一緒にお茶をしていたら
コロンビアの女の子たちに話しかけられ、
日本語ができるのよ、とか他愛のない話で一緒に座って話していた。
出会ったばかりで、一緒に歩いたり、一緒にお茶をしたり
これも巡礼。出会いの奇跡。
そして、ひとりの笑顔がとってもチャーミングな女の子はなんと、
プロのオペラ歌手だった。
そして、携帯のピアノアプリを弾きながら
歌いはじめたの。テーブルに座ったまま。


天から降ってくるような圧倒的な美しい声が
周囲に響くと、みんなが振り返り、立ち止まり、驚いて見つめていた。
上手とかいうレベルじゃないの。
のびやかで、美しすぎる、ほんものの天使の声。
オ・ソレ・ミオを
歌い終わると、周囲から拍手喝采の感動の一幕だった。

しびれたわ。

芸術ってすごいね。

人をつなぐんだなあと思った。

夜のサンティアゴデコンポステーラの旧市街地(世界遺産区)は
暗い照明に石畳の地面に中世のような街並みがとても綺麗。ロマンチック。


夜のオブラロイド広場での民族音楽のライブも
とっても盛り上がった。

夕方には一角でオーケストラの演奏も。


そして、一日では見切れないほどの
美しい彫刻、建築の繊細さ。


*

今回は何年かぶりに、大西洋の町、巡礼の最後の地、フィニステーラにも行った。


私の中にはレコンキスタから大航海時代へのスペインの歴史が
ディープに広がっている感じ。
歴代の王、女王、司教、クリストフアーコロンブス・・・
聖人たちの伝説。

来月、もう一度スペインへ行くよ

またブログでいろんなこと書けたらいいなあと思うので
待っていてね。

今回も買ってきたコロナの検査キット4ユーロで
調べたら陰性だった。マスクは全然してないけど、
手の消毒とうがいは結構してた。

日本も早く、無駄なところでのマスクが人の目を気にせずに外せるように
なってほしいな。





ガリシア州 スペイン

2022-09-18 18:50:42 | 山旅(海外)


ブルゴス、レオンを経て
今日からサンティアゴデコンポステーラを目指し、
歩き始めた♫

ガリシア州は、これまでの
ナバーラ、リオハ、カスティーリャイレオン州と
全然違う景色。緑も豊か。

今回のメンバー10名も本当に楽しい!
いろんな個性的なメンバーで
毎日笑いながら進んでる。みなさんに感謝。

巡礼。
歩きは大変だけどみんなで、ゴール目指して頑張ろ!





ガリシア州特有の高床式穀物倉庫オレオ












インスタ
こちら





またスペインへ

2022-09-15 16:22:05 | おもう。
また、成田に向かってる。


やったわ、中5日の日本帰国の間
やるべきことはやりきった。
時差ぼけなので、真夜中ずっと起きてることもあったし
昼寝てることもあったけど、またすぐスペインなので
無理に直さないように
眠い時は寝て、起きてる時は仕事と家事してた。
ツアー中より、家にいる時の方がやることが多くて大変

でも、友達や、前にお願いしていた近所に住んでるベビーシッターさんも
気遣ってくれ、届け物してくれたりしていた。
ありがたい。
家族は明るく送り出してくれ
(はーたんは、インスタでわたしのことをネタにしてるみたい)
こうしてお互い、みんな、頑張っていることが
うまく行ってくれるといいなあと思う。

はーたんの弁論大会も見にいけたし
旅日記もできたし
昼寝する余裕もあったし。
掃除や、弁当の注文や、はーたんの予防接種もできた。
予定通り。

今夜ドバイ経由でマドリード。
最初が10時間40分、次が7時間45分
長いんだわ
そこから車でスペインの
ブルゴスへ行く。

ずーっと今年は、受験のことと
久しぶりの海外が続くことで
緊張と不安がある。
できるんかな、とか、大丈夫かなとか。
ずーっと、同時にいろんなこと、いろんな段取りを考え続けている。
そのせいでいつもに増して
天然ボケ現象も多い。
物事の忘れ方も超高速。

いろんな感動や大きな出来事も
ものすごい速さで過去になっていき、振り返る暇もない。

この夏ははーたんの、志望校を決めるため
たくさんの学校を見学した。
その見学の予約が、ちょうど1ヶ月前の何時からって決まってて
一分で満席になるの。それが大変だった。
忙しい中、たくさん予約できたので学校の担任の先生も、お母さんに感謝だね
と、ハーたんに伝えてくれていたみたい。
夏の前に塾の先生が、この学校と薦めてくれていた学校あって
はーたんともここが本命になるのかなと思っていた。
ところが。
人気すぎてその学校だけ未だに予約とれず。その時間に入力して申し込んだ時も
たった少しの入力ミスで、予約に失敗した。
あとは海外にいたり、わたしが不在で
未だに予約できていない。
それなのに、そこよりレベルの高い別の学校をはーたんは気に入り
もう予約できないなら、いいわーて感じになってきた。
たまたま進学フェアで目にした、そこの先生と生徒のやりとりを見たことも
印象が少し悪くなったのもあるかも。
こんなもんよね。
運とか、タイミングとか、そういうのもあるんだろうなあと。


帰国した次の日の満月綺麗だった


たそがれのすー





では行ってきまーす


次はサンチャゴの道ラスト114kmなので
スペインのガリシア州になる。


いい旅になりますように








スペインの田舎の村 

2022-09-12 17:21:41 | ヨーロッパ
9日の夕方に無事、帰国しました

家で他愛のない話に笑い転げるはーたんを見てると
ほっ
帰国前後に定期テスト、弁論大会、V模擬と連続だったけど
よく頑張ったわ



このサンチャゴツアーは14日間で、うち、
9日間は歩き。
巡礼路のフランス側からピレネー山脈を越え
約800Kmをガリシア州のサンティアゴデコンポステーラまで
歩く、西遊旅行の完全踏破シリーズのパート2の部分だった。

ナバーラ州のロスアルコスという小さな村から始まり
リオハ州を横断し、カスティーリャイレオン州のブルゴスを経て
カストロヘリスという、ジブリの映画に出てきそうな美しい村がゴールだった。
毎日がジブリみたいだったかも。
歩いてこそ見える景色に、歴史・建築・美術・宗教
を知り、美味しいお料理とワイン。

大好き❤


いま、電車で会社の帰りなので
とりあえず写真を。












世界遺産のブルゴス大聖堂はやはりすごかった。

でも、その他の教会にもそれぞれの

聖人伝説などあり、興味深い。
深すぎる。











中世が想像できる。

日本だと
場所によっては平安時代より前のものや
鎌倉時代、戦国時代から江戸時代
そういう時代のものがそのまま、そこにある。日常生活の中に。





そして、広いこと。


カストロヘリス


今回、初めて出会ったtaoの十字架。タオ。
聖アントニーの修道院の跡にあった。
麦角病というライ麦の菌に感染すると発症する
皮膚の病気の人が多かったようで、
そういうものを治療する聖人だったみたいで、
この病気はst.anthony's fireとも言われているそう。
それにタオは魔除けみたいな効果あるそうで、
当時の修道士がこのTを、胸などにつけてた。
でもいまいちまだよくわかっていないので
もっと知りたい。
木彫りのTネックレスが教会で
3ユーロで売られていたので
買った

これを知って、
マドリードでプラド美術館に行った時、
Tのついたst.antonと書かれている絵も見つけて感動。

プラド美術館は、両親にも見せたいと思ったし
生きてる間に見れてよかったと思うほど感動した。

わたしは仕事で自然の作る壮大な美に圧倒されることが多いけど
今回は人間もすごいと心から思った。

あまりに感動したので帰国前にAmazonで中古のこの
ガイド本を買った!今日届いた600円


プラド美術館では、入場のとき25ユーロで
チケットとかの本が買える。



次は3日後にまたスペインに向け、出発!
季節労働者のようにがんばろー












スペイン サンチャゴの旅

2022-09-08 07:09:23 | ヨーロッパ
みなさんこんにちは。

今日はスペインの12泊目。
マドリード。夜
みんなで、サンミゲル市場(スペイン中の美味しいもの
集まってる)で好きなもの(タパス)をつまみ、立ち飲み、

何軒かハシゴしてめちゃ美味しいの
気ままに食べた。自由気ままで
お客さんたちは、ツアーじゃないみたいで
楽しい!て喜んでくださったスペイン最後の夜🥰
楽しかったー!


サンチャゴの道、ナバーラ州からリオハ州、カスティーリャイレオン州の
約200kmをお客さんたちと
歩いてきた。

風景をあげてるのでインスタも見てね!
Instagramこちら

昨日はカスティーリャイレオン州のカストロへリスという
小さな村で歩きのゴール

山の上にお城の跡があり、
教会がふもとにあり、ここもまたたくさんの、中世の街並みが
残る村の一つ
その美しいこと





800年とか1000年とか昔の世界のことを
思うのだった。







それぞれの、村や教会や修道院の
物語。深い。




スペイン、コロナの検査キット、400円くらい。
薬局で普通に買える。
マスクしないで普通に生活できる。
(コロナは風邪扱い)

日本てほんと、なにやってんだろー。




昨日
カストロへリスの村で
30分無料瞑想ていうのあって、
ガイドさんと一緒に参加してきた😊

お客さんも誘ったけど誰も来なかった。笑

旅の若者が15人くらい集まってきていた、(写真の部屋)
英語とスペイン語、両方。
みんなで輪になって、
女の先生の言う「静寂が(無音が)
ユニバーサル ランゲージ」と、
(共通の言葉)

バックパッカー風
刺青
学生風
など
若い仲間たち

以降沈黙。
座り方もみんな床に自由。
集まったみんなが、静かにそこにいた、30分。

いろいろ思い続け、感じ続け、考え続ける日々の中の
わたしにとっては無になるひとときだった。

面白い!



また書くね!


つづく