やまろぐ☆つあれぽ

海外登山&トレッキングツア専門の
添乗員の自由日記と
家事育児の日常♪

サンティアゴの道 サン・ジャン・ピエ・ド・ポーからの始まり

2024-05-26 14:34:08 | ヨーロッパ
スペインのマドリッドからドバイを経由して
昨日、帰国しました。

サンティアゴの巡礼の道は人気ですね
世界中から多くの巡礼者(今では巡礼者というよりバックパッカーや観光客・・・ま、歩けば巡礼かな)
が来るけど、ツアーでフランスの道を完全踏破というのはなかなかやっていないけど
西遊旅行はやっています。

(今日の文章はですます調)

その始まりのサン・ジャン・ピエ・ド・ポー(フランス側)から
ピレネー山脈の国境を越え、スペイン側に入り
ピレネーからナバーラ州の牧草地や麦畑に赤いポピーの咲く
のどかな景色の中を歩くのです。

景色はのどかですが、歩きはなかなか大変です。
特に普段歩いていない方にはつらいと思います。

今回はピレネーをやっと越え、歩けなくなってしまった方もいらっしゃって
(ケガでもないのにここまで歩けない方は初でした)
改めて、普段から歩いておくことは大切だし、
体力を維持していくことは大変って思いました。

サンティアゴの巡礼の道は
とても深く素敵だけど、自分で歩くには覚悟
(と日頃のトレーニング)が必要です
毎日20から30キロ歩きます。

いい天候や美しい空気の中で、自分がこうして「今歩けている」
ことに感謝しかありません。
人は、心地いいときに「ありがとう」って口にしてしまうものだと
これまでも思っていたけど、改めて思いました。

*

ちよっとですます調で書いてみたけど
また普通に戻るね。笑

旅はスペインのバスク、ビルバオから始まり、
フランス側~スペイン側に戻ってきて
ナバーラ州を歩いたけど、このあたりは(ピレネーを挟んだ両方)「バスク」という
独特の言葉を持った独特の文化のあるところ。
スペイン側とフランス側にまたがる、バスクの文化を感じつつ、
諸行無常・栄枯必衰・沙羅双樹の花の色・盛者必衰
みたいな平家物語のあの冒頭の詩のような
ナバーラ王国の歴史も垣間見ていくの。

ローラン、シャルルマーニュ、ナポレオン、過去の英雄と言われる人たちのことにも
思いを馳せ、(この区間で登場する)
パンプローナではヘミングウェイの男っぽい人生と彼の生き方も
思った。

町ごとにある教会をのぞき、
中世の美しい芸術に触れ、
美味しいものを食べ、ワインを飲み、
もっともっともっと時間が欲しいって思った

そうして日本の日常生活では考えることもなく
思うこともないところから美しい刺激を取り入れて
ほんとに豊かな心にしなければもったいないと思った。

今日は日曜日の午後で
家にすみれちゃんと二人。
まだ、報告書も書いてなくて、
これから旅日記作りもあるけど、
大切なこともいろいろと考えた。
気づかされた。

みなさん、旅に出よう

それから、一緒に仕事をするガイドさんの協力は大切だし、
一緒に暮らしていく人、
一緒に生きていく人、
なんでもだけど、パートナーは大事、
そういう人とは心地よく「協力しあう」ことが本当に大切で
ひとりでは何もできないことが多いし、
ひとりで抱えてもいけないとも思った。

どうしてこの考えを思ったかはすべて書くことはできないけど
大切なことなので
書いておきたいと思った。
つまり、一緒にいる人はとても大切だなあと。

日本の山にも久しぶりに登りに行きたいな~と
久しぶりに思った。
でもあまり人が多くないところね。




ピレネー山脈のブナの森

ロマネスク(この道を歩いていると一瞬でこれが素晴らしいロマネスクの門だとわかるようになる)


顔なしみたいでかわいかった




プエンテ・ラ・レイナの町

王妃の作った橋




ナバーラの紋章になっているサンチョ7世がもたらした戦利品の奴隷の鎖 相手のイスラムは奴隷をつないで人間の縦にしていた

なんかどうでもいいかもしれないけど
勉強してて、ナバーラ王サンチョ3世のときにはすごい強くて国が大きくなり
7世は身長が2m20センチもあり、子供がいなくて跡継ぎがいないため
イベリア半島側のサンチョの王は終わって
ナバーラはフランス側のブルボン朝に変わったとか
東京に帰ってきたらどうでもいいことを、旅先では本当に深く
感動して、しみじみと感じることができるの。
この7世の棺のそばに、この鎖も飾ってある。


サンジャンピエドの教会のかわいい彫刻 なんかめちゃかわいくて
通る度にじっと見てしまった。宿泊していたので何度か行ってみた。

イラーチェのワインの泉(ワイナリーのサービスで蛇口から🍷が出てくる)
とこにライブカメラ設置してあり、リンクを送った相手が見ることができる
はーたんと日本の親友に送っておいて
映像を撮ってもらった
15分ほどいたけど、撮影ありがとう。
これははーたん撮影


































ボンジュール ドバイ経由で

2024-04-19 15:11:32 | ヨーロッパ

みなさん、ボンジュール

このボンジュールもボンジュールというわけでなく
ボンジュ~て感じで。(どんな感じか?笑)

フランス語の響きはいいなあ。とても難しいけど。
フランスもフランスではなく、フガンスて感じなのね。
ガはほとんど発音しない的。

一昨日の夜遅くに(飛行機が遅れて)
フランスのニースから、あの洪水のドバイ経由で帰国。日本でもニュースになったかな?
ドバイは12時間で2年分の雨が降ったのだね。
中東では雨が降ると、みな窓を開け、喜びで外に出るけど
今回はびっくりだったと思う。
エミレース航空の客室乗務員の女性たちも、あの制服のまま
ふくらはぎまで水につかりながら歩いていた。
ドバイ空港内も雨漏りしていたり、全便で遅れたりキャンセルだから
混乱していた。

私たちは成田行で遅れてでも出発することができたけど、
日本に帰ってきてから、関空へ帰るはずだったお客さんたちがあのあと、
フライトキャンセルになり、24時間以上ゲートにいたうえ、
まだ帰国できてないとのこと。(一度ホテルに泊まり、今夜から明日には帰ってこれそう)
本当にお疲れだと思う。

私たちのスーツケースもまだ届いていない・・・

成田空港ではドバイからスーツケースが来ない乗客多発で、(私たちも全員)
すごい列で手続きを待ったのだけど、
聞かれる項目が多いし、(連絡先、中身、スーツケースの特徴、暗証番号など)
一人ひとり時間かかるため、
最終電車に乗れないかもと思ったほど。
ひとりの若い白人女性が手続きのあと、首を振りながら
「もたもたしてくっそ腹立つわ」と英語で言いながら歩いて行った。

日本に来た観光客の人たちも、スーツケース届かなくて
みな大変だろうと思うわ。

*

ということで、私は南仏から帰国したけど
まだ帰って来られていないお客さんたちがいらっしゃるので落ち着かない。

人も帰って来られないのだから
スーツケースもまだ時間がかかるのかもしれない・・・

*

思った通りの大好きなフランスだった。

おしゃれな村や建築や美味しい料理も大好き。

ゴッホの過ごした修道院(精神病院)に行けたのも感激だった。
印象派がどんなものなのか、ゴッホが見た世界とはを改めて知った。
もともと、彼の『夜のカフェテラスの絵』が大好きで、ゴッホのことも
調べたことあった。
一番部屋に、いや、二番目に、いや、四番目に「家にほしい絵

一番ははーたんの描いた絵(今家にいっぱい飾ってある)
二番は去年亡くなってしまいびっくりショックだった、セネガルの画家ドウツの絵 大好き
三番は名も知らない忘れられない、ナミビアで見た町の風景の絵。売られてたの、大きくて買えない
四番はゴッホの夜のカフェテラス

(どうでもいいことをたくさん書いてる・・・)

*

この南仏ツアーはあまり観光客が行かない
村から村のトレイルや、リュベロン地方の山の中を歩いた。

先史時代、ローマ時代から中世・・・と歴史も感じた。

美しいゴルドの村

セレブがたくさん家を持っている フランスで最も美しい村に認定されている村のひとつ

教会の中の
ロマネスクの回廊


ロマネスクのイエス


ロマネスクが好き・・・

ずっと私たちについてきて一緒に歩いた犬のクッキー


毎回美味しかった料理 今、腹回りがきつい


夜のヴェゾン・ラ・ロメーヌ
ある通り


プロヴアンス最高峰のモン・ヴァントウにも登った


葡萄畑を歩き、その土地のワインを毎日飲んだ


1904年にノーベル文学賞を受賞したフレドリック・ミストラルが
「パリを見たら次はカシ」(カシを見ずしてフランスは語れない的な意味)と言ったカシにも泊まった


あまり観光客は行かないと思う ジゴンダスの村 そしてこの村のワイン ジゴンダスも飲んだし、お土産に買った




また続きを書くね























忘れられない窓からの景色No.1

2024-04-02 11:45:51 | ヨーロッパ
みなさんこんにちは!

3月に行ったグリーンランドのホテルの窓からの景色
人生で一番心に残った『窓からの景色』だったと思う。

これまで、世界中に泊まりいろんなホテルの部屋からの眺めというのが
記憶にある。というか、実際はほとんど(記憶)ない。笑
添乗員はだいたい眺めのない部屋なので、隣の家の壁とか
屋根の上とかがほとんどなの。駐車場とか、よくて、道路が見えたりとか。
個人で行ったところも、見下ろす夜景とか見渡す限りの山々とか
あったかもしれない。もちろん、日本海とか太平洋とか
海の景色も素敵だったかもしれない。アフリカも素敵だったと思う。
もちろんヒマラヤ山脈の眺めも素晴らしかった。

でも、グリーンランドのイルリサットの街のホテルの
(3泊できた)部屋からの眺めは忘れることないと思う。
グリーンランドを思い出す時、まず、その窓からの衝撃的な美しさを思う。
Hotel Hvide Falkという、1970年代にできたグリーンランド最初のホテル。意味はホワイト ファルコン、白いハヤブサ。
外は-20度でもそれ以下でも、室内は床暖房でポカポカ。
そのポカポカの部屋の窓の向こうは氷山の漂う白い海。

初めて部屋に入ったとき、曇っていて薄っすら暗い部屋だったけど
外もほぼ白と灰色だった。溜息出た。




めちゃグリーンランドじゃんと思った。
氷山は動くので数時間で景色変わるんだけど
世界の熱の部分から切り離された非現実的な世界。
凍てつく世界とはこれよね、という
シンとした美しさ。(そして部屋はポカポカ、ここ重要)

客室


これはクルージングボートで沖から見た私たちのホテル
大きい建屋の前にある2棟の赤い建物の、私の部屋は右端。





思い出しても浄化される気持ちになる景色



ここで生きていくのは大変なこと。あまりにも大変で
身を投げていたという場所がここ イルリサットの街外れのセルメルミュートという海岸


このあたりからは先史時代の遺跡も見つかっている
グリーンランドには約4500年前には人が渡ってきて住み始めたの。

クジラやアザラシやセイウチ、
トナカイやジャコウウシやホッキョクグマを狩り、
犬ぞりの犬たちとともに生きてきた
何も無駄がない暮らし

今はすごいスピードで氷が融けているので
昔は冬には氷の上から狩りをしていた場所も今は
船でないと移動できなかったりするみたい。
地球の長い歴史の中で、何度も絶滅しかけ、
実際絶滅してきた動物たちもいることを思ったりする。
人間もそんなに長くないと思ったりする。大きな自然の力
地球の力、それ以上の力に何か飲み込まれていくような壮絶な感じの
風が吹いていた。

温暖化とかグリーンランドの資源をめぐっての大国の思惑に
これから翻弄されていくことになるのだろうけど
それはそのまま、人類の未来につながっているのだと思った。


*

世界遺産のイルリサット・アイスフィヨルド
は、氷河から溶け出す氷山の量が半端なくすごい。本体の氷河から離れて
60kmだったか70kmだったかを一年かけて流れてきているたくさんの巨大な氷山の間をクルージングした。
その光景は
イルリサットの町からも見えるわけ。
ここから流れ出した氷山があの客船タイタニックを沈めたんだとか。

島に見えるけど、氷山。巨大な塊が浮いて流れている(流氷ではない)










イルリサットの町


船ではライフジャケットを身につけなかったんだけど
いらないの?って聞いたら
落ちたらどうせすぐに死ぬからいらない
ってことだった・・・冗談ではないのだろうね。
船を操縦していた明るくて若いクルさんも狩猟をするのだと言っていた。
ホッキョクグマの毛皮のズボンを履いている写真を見せてくれた。


*

犬ぞりの歴史もあなどれない。
この子たちはペットではなかった。
極地で人が生きていくのに、探検していくのに、欠かすことのできない存在。

お客さんにいただいた写真

めっちゃ力強く、たくましかったわ。走りながらウンチしてたし
そのウンチを食べてたし、
雪の上で平気で寝てたし。(うちのすみれさんと全然違い過ぎる)


グループでおとなしく静かに落ち着いて休憩してる子たちや、
私のソリの犬たちは休憩のときもみんなガヤガヤ交尾したりケンカしたりしていた。








犬ぞりを操るマッシャーさんと(犬ぞりを扱う人をそう呼ぶ)すべてお客さんからいただいた写真です

私、下はウールのタイツの上に冬用ズボン、ダンウパンツ、その上に冬用オーバーパンツ
上はダウン二枚の間に冬用のハードシエル、その下もフリースや薄いジャケット・・・
マイナス30℃でも大丈夫。(外ではいいけど部屋の中では耐えられない装備。笑)

本気で1時間がんばって走ってくれた犬たちにもありがとう。
これからも人間と共に力強く生きてほしい。

体験ソリとかそういうレベルでない迫力があり、
お客さんたちもみなさん感動していらっしゃった。

そうだ、お食事も最高だった。
トナカイの肉とかオヒョウとか羊とかエビとかすべて
おしゃれで美味しくて、食べるのが楽しかった。でももちろん
物価はとても高い。
行きも帰りもコペンハーゲンでも宿泊したのだけど、
(グリーンランドもデンマーク領だけど自治権を持っている)
デンマークのパンが大好きになり、
日本に帰ってきてからタカキベーカリーのパンを買いまくっている。
パンってこんなにおいしいものだったのね・・・・


*

さて、来週から南フランスなので
今週は頭を切り替えて準備に入っていきます
フランス、大好き。一番好きかも・・

(一番が何個あるのだ・・・)


(昨日までの一週間は
筋トレとヨガとたくさん食べて寝て、マッサージとかしてもらったり、めっちゃ食べて、寝て、笑、とうとうアロマオイルも買いそろえたり
はーたんとすみれとイルミネーションの公園を散歩したり、はーたんの彼氏にも会ったり
いい香りとか音楽とかあと、本も読んで昼寝とか・・・昼から飲み会とか・・・外でビクニックして飲み会とかいろいろ)笑

*

南フランスのあとは、5月スペイン サンティアゴのピレネー越え
6月はキルギスに御一行様ツアー調整中
それからモンゴル 7/23~8/2
モンゴル最果ての花園を求めて
アルタイ山脈タバン・ボグドの大地を歩く

こちら

8月はパキスタンなどです。

去年の12月から南米ベネズエラ、チリ、アルゼンチンから北極圏のグリーンランドまで
行ったり
来たりしてた。
すごい旅だったけど、めっちゃうまく日常もこなしてて(でも肩こりとかギシギシ)
友達によくそんなふうにできるねって言われるの。笑(いや、ひそかにメンテしてます)


では、また、
西遊旅行のツアで
お会いできるのを楽しみにしています。









グリーンランドのオーロラ

2024-03-27 14:52:25 | ヨーロッパ
みなさんこんにちは

今週はツアーとツアー合間の急がなくていい貴重な日々

一昨日は飲み会で昼から夜まで飲んだ後
また例のごとく帰りの電車で少し遠くまで寝過ごし
そのうえ!携帯を落としてしまったの

でも財布の時よりは落ち着いてたかな
iPhoneには探す機能もついてるしめちゃ飲んでいたので
帰って寝たの!
翌朝,iPhoneを探すで見てみるとわたしのiPhoneはしっかり
新宿駅にあったよ
さすが日本🇯🇵
そして、拾ってくれた方にありがとうございます
電車の中に落ちていたみたい

拾ってくれたかたにも、幸運が訪れますように

とお祈りしながらすごしたわ。

わたしのマイブームのアロマオイルや、マッサージや
読んでる超圧縮 地球生物全史のこともまた書くね
シアノバクテリアのことをもっと知りたくて
から始まり、地球がどんな姿だったのかを
知りたくてね

本は一日2ページずつしか進まないんだけどもね

少しずつ続けることが大切なの。



先日のグリーンランドで撮ったオーロラをご紹介します
お客さんたちも入ってわりとうまく撮れたかな
楽しかった

今年から来年は太陽フレアの活動が盛んとかで
強いオーロラを見るチャンス!
だし、オーロラには北緯も関係あるなて思った。
北緯65度から70度ね。

このオーロラの写真はグリーンランドのカンゲルルスアークという
北緯67度のところで撮ったよ
69度のイルリサットより偶然だか強く良く見えたよ
天気もあるけどね



すべてPENTAXのペンタローで撮ったもの。












星にオーロラがかぶさってて
それがお客さんたちに降ってるって感じだった






ほんとにこの夜は
オーロラカーテンがくにゃくにゃ動いて
スタンって下にひだが広がったりとか
すごかった


地球って不思議



見直したら同じ写真があるかもね
また整理して増やしておくね


























グリーンランドから帰国

2024-03-14 20:01:09 | ヨーロッパ
白い極寒の世界から帰国して
超現実的東京の満員電車で帰ってるとこ

美しかったなあ。

西グリーンランドのイルリサットと、
カンゲルルスアークに滞在していた。

部屋からの景色がこれ






スノーシューに、ハイキングに
犬ぞり(これも本格的に雪原を走ってくれる、
人間と共に極地で生きてきた犬たち)、オーロラ
クルージングを楽しんできた




これらはiPhoneで撮ったものなので
一眼レフの方がもっと綺麗なのでまたアップするね


そして、イヌイット(カラリット)の生活と文化を
見てきた。勉強して行っていたので
景色が懐かしく感じられたわ!笑










はーたんがすみれと駅に迎えにきてくれる!
もうすぐおうち。

ご参加の皆様に感謝











スペインから帰国

2023-10-05 00:22:06 | ヨーロッパ
昨日、朝早くスペインのレオンを出て
マドリードからドバイに飛び
ドバイ→成田の便が遅れのため乗り継ぎ間に合わず
ドバイ羽田便に変更して予定より
5時間くらい遅く羽田に到着!22:30着。

いま、電車で帰っているとこ。

日本のこの湿気の暑さと違いスペイン北部の暑さは
カラッとしてた。ビールのうまいこと。でもこの秋は
いつもより暑いみたいだった。

今回ゴールの大聖堂前で。

サンチャゴの道、このパートでは広大なメセタの中を歩き
小さな村や街を通り抜け、ロマネスクの教会に今回は
ムデハル建築にモサラベ建築に触れることもできた。
建築、美術、教会、歴史、深いわ。
わたしはこの道で、自分自身だけでなく
人間の歴史を通して人間がなんなのかをも、感じ取るよ。


夜の。肌寒い。美しい。ロマンチックな街並み。


今はパラドール、サンマルコ修道院のファサードはルネサンスのプラテレスコ様式の戦うヤコブ
マタモーロスのヤコブ
この深い意味よ。
プラテレスコ様式がスペインで発達したことや、
なぜヤコブが戦う姿なのかとか、巡礼してるからこそ知っていくことなの。


ロマネスクの許しの門@サンイシドロ教会

今回の私の山は
別のロマネスク教会と
ムデハル建築なの。また書くね!


メセタ


もう🚃最終こえるので
この後はタクシーで帰ります♫

お客さんたちとバルをハシゴしたのも
楽しかった

ほんと美味しかったわ、ビールとワイン。

まだこのままゴールのサンティアゴデコンポステーラに
歩き続けていくお客さんたちにも
日本からエールを送ります
(添乗員交代なの)

ついていきたかったよー。

インスタにも写真あげてる。













サンティアゴ ナバーラ・リオハ・カスティージャイレオン

2023-06-05 13:39:38 | ヨーロッパ
先週の大雨の日、(土曜日)無事に
帰国してます
しばらく超過密スケジュール。

この元気さで「実は難病なんです」
(て、すごくね?)
今朝の診察で扁桃腺は完治とのこと。
もう悪い免疫グロブリンaが作られなくなってるはず?
なので、
よくなるんじゃないのかな!!?
ステロイドは体とうまくやってほしい、と願い続けつつ。

咲夜、8/5の私のパキスタンのツアに行きたいと
親しいお客さんがお電話をくださり。

こういうひとつひとつの皆さんのお声で
元気をもらっていると思ってる。ありがとう💕

今回のスペイン サンティアゴの道のパート2も
新しい発見があって、それもマニアックすぎるもので。
お客さんとの温度差をわかりつつも
興奮を抑えられない自分がいた。笑
そんな中でも、
一緒に喜んでくれるみなさんに感謝。

また書くね
ヒルデシロエとディエゴ シロエのこと。

お客さんの中には
いつもしかめっつらのおじさんもいた。笑
(ご本人もこのブログを見つけて読んでくださったら最高)
なんかね、
うまくいかないとみんなの前でも平気で物言わずにはいられない方。
でも、お話ししてみるともちろん、
楽しみたいしいろんなことを知りたいと思っていらっしゃる。
しかも、人一倍。
お茶目なところもあるのに
もったいない、あのしかめっつら。しかも、
ご自分でもわかっているのだってよ。
わたしの
割り箸を口にくわえて笑顔の練習しろ
に、次回は答えてくださったら嬉しいな。笑
笑ったらかわいい顔していらっしゃるの。

この巡礼の旅の続きでまたご一緒する予定なので
柔和になってもらえたら嬉しいし、
私もその分もっと勉強しようと思った。
(毎日褒めてくださり、毎日ダメ出しもいただき。笑)
いい関係に向かってる。
ハイレベルなことを求めていらっしゃる
そんな期待にこたえれる自分でいたい
こうして、いろんなことが起こって
繋がっていくの。

去年からの再会もあったり、
巡礼の旅は普通のツアと違う!!

そんなことを書きたいんだー

運命感じる、わたしと旧姓交換の女性とか
過去に私と知らずこのブログを読んでくださっていたりして
ほんとに世の中、不思議と思った。



後ろから私の写ったのをたくさん撮ってくださった方にも
皆さんにありがと!
もっともっと、次もおしゃべりしたいみなさん!
九月を楽しみにしています。(九月はパート3)

この興奮をまだ熱く心の中に持ちながら
もうすぐ神保町。(会社)今電車。

(今朝は5時起きでお弁当つくり、すみれの散歩して洗濯干して
病院にいって、チョコザップいってきた)

明後日からはまた飛行機で出かけるの

みなさんも良い一週間を

スペインに行ってきます

2023-05-22 16:06:27 | ヨーロッパ
めっちゃバタバタだった!

いま、成田空港に向かってる。
これからドバイ経由でスペインのマドリードへ✈️。
タクシーで
北のナバーラ州のロスアルコスという小さな村に行き
ピレネーを越えて歩いてきているメンバーと合流し
リオハ州、カスティーリャイレオン州へと
サンティアゴの巡礼の道を歩きます

こちら

日本からはお客様は一名で
後の皆さんはもう現地。
なので2人でいきまーす。

去年の8月の終わりから歩いてる
同じコース。
そのときには葡萄をつまみながら食べながら歩いた。
麦畑は刈られて茶色の大地だったところは
緑の麦が広がっているはずー。

そして、通り過ぎる街は
中世のようなところもいっぱい。


(9月にはパート3にも、同行予定)



はーたんは高校生になり
朝お弁当なので
たくさんのおかずを冷凍してきた。

さらには、三ツ星ファームのお弁当を
注文してみた!

冷凍庫に入りきらないので
小さい冷凍庫をもう一個買った☺️

帰国してもちょっと行くところがあり
(行ったり来たり)
スケジュールが超過密。

でも1日1日、1秒1秒、
大切にしよう、
て感じ。


すみれは明日トリミングなので
綺麗になる、けどしばらく会えない




そうそう、

腎臓内科の健診が17日にあったけど
順調。らしい。
蛋白尿は1以上出てたのが(いけない数字)
0.2に減ってた。(+-)

継続して経過を見ていかなきゃだけど。

先生も、
海外楽しんでおいで
(どんなツアーかも伝えてある)

(先生は一日3時間さえ歩けないと、笑)

って言ってくださった。



















サンティアゴコンポステーラで迎えたお誕生日

2022-10-22 17:32:39 | ヨーロッパ
今回のスペインの巡礼の旅もみなさんに喜んでいただけたし、
自分も忘れられない素敵な旅を終えることができた。
昨日の夜、帰国した。

大聖堂に到着した日が私の51歳の誕生日だった。

今回、スピリチュアル(しっかり感じること)を大切にしてるガイドさんだった、
彼とゴールの大聖堂の広場で。誕生日の日に。

一生懸命歩くだけでなく、
ぼーっと眺める、ぼーっと感じる、というツアーではなかなか
できないこともたくさん経験させてもらった。
特にヨーロッパの人たちは日本人とは何もかももいろいろと違うので
そういったところを話し合いながら、お互いあゆみよるのも添乗員の仕事だし、
これまでずっと普通にやっていたことも、
これからは変えていこうかなあとかも思った。

お客さんたちにはその日のすべての夕食が終わったあとに実は誕生日だったことを打ち明けると
驚いていて、ハッピーバスデーを歌ってくださった
それまでたくさんの奇跡がありすぎて、感動しすぎていて
大聖堂のミサでみんなで涙したあとだったので
「まだあったんかいっ」て・・・


このブログのことも長く読んでくださっている方にも
いつもありがとうございます。


今回も長いけどいろいろ書くね。
(メールをくださっている方々に返信が遅れていてすいません&感謝)

長すぎると思うけど
いろいろ思ったことをまとめて書きます。&私の誕生日に見た景色

*

まず!
ママながらこのような仕事をして、数日から数十日
家をあけて、帰ってくると、子供たちの成長がすごいことに気づく。
成長にはっきり気づける。
長女は私が山から帰るたびに身長が伸びているのを感じた。
(彼女は今170ある)
次女のはーたんとは、昨夜、帰国して家に帰ってきてから
たくさん積もっていた話をした。
明日(今日、土曜日)の合唱大会への意気込みや(中学になって初めて、やっとの開催)
喉の調整、笑、クラスメイトたちとの作戦など。
あと学校のソフトボール大会で、ホームランを打ち、
一気に一周してホームを踏んだこと(ランニングホームラン)
去年まではソフトボールはうまくできないし、つまらないと思ってたけど
気持ちを変えて全力でやってみたら最高に楽しかったらしい。
あとスペインにいるときに
送ってきた落書きの絵のすごさ・・面白さ。

はーたんは
「何事も前向きに全力でやってみればできること」「開き直って楽しくやったら楽しいこと」
を発見したらしい。

私もいつもの自分のボケ失敗
たとえば、みんなで食べるために買ったチーズを
外のテーブルで出す瞬間に落としてしまい、
「ぎゃゃー--------------っ」てすごい悲鳴を上げると
そのチーズを狙っていた犬も凍り付き、まわりの人々が大爆笑していたこと


ドバイの国際空港のターミナルAで間違って
非常ボタンを押してアラームが鳴り響いた犯人が私であることなど

はーたんは笑い転げていた。
勉強しないといけないので、本とノートをダイニングにもってきて
続きを聞きたがった。

サンティアゴコンポステーラに到着の日(私の誕生日だった日)
はーたんと親友にこれからライブ映像に、私たちが通るところが写るよ
と予告してリンクを送っておいたら
二人とも待ち構えていてくれて、はーたんは動画も撮ってくれていた。
私とお客さんたちはそのライブ映像の前で踊ったりエグザイルして
盛り上がった。はーたんは「かっこよかった」と。笑


その日(誕生日)も朝から美しい景色の色が
特別に鮮やかだった。

ホテルを出発したところ。この暗さでAM8:30

夜が明けていくところ


あ~、今日という日をこのメンバーで迎えられて
一緒に景色が見られること・・・
この道は何度も歩いているけど、
そのときそのときによって、自分も回りも同じではない。
人は、そのときによって
とらえ方が変わったり、感じ方も変わったりするんだと改めて思った。
前には見えなかったものが見えたり、
理解できなかったことを理解したり、
信じられなかったことが信じられるようになったり。



だから、人生って面白い。
過去のツアーではこの道を歩きながら
毒を吐き続ける70代の女性もいた。おもろしくない、
あの人が嫌い、と一番喜ぶはずの日に言い続けていらっしゃった。
かわいそうな人だと思った。残念。
他のお客さんにそれが波動しないように私が受け止めてあげようと聞いていた。
その年になって、見る景色に感謝ではなくて、
他人に毒を吐くって。もったいない・・・。でもそんなふうに
寂しい長い人生を送ってきたんかな、それでもお金を出して
旅に出ることに何か期待していたんだろうけど。
いろんな人がいる。



過去にご一緒した方々が
また来てくれて、
こうなるとは思っていなかったという
喜びとか奇跡がいっぱいで、
感謝しかなかった。



ロマネスクの教会が、やはり好き



歓喜の丘からサンチャゴの町を見る





博物館に行って
見たかった栄光の門も見た(撮影は禁止)
今は前よりたくさんのことがわかる






今年は特別なヤコブ聖年なのでいつもは閉じている
聖なる門から大聖堂に入った。これによりこれまでの罪が許されるこれも私の誕生日



















来週の日曜日から長いネパールの旅なので
1日を大切にしよう。

私たちのたくさんの奇跡を旅日記に作ろう!
(西遊旅行ではフルカラーの添乗員作成の旅日記を
ご参加のお客様に送らせていただいている)

今日は合唱大会も終わり
これから、地区の花火大会にいってきます。

長女の11月の28歳の誕生日を
その後にうちでやる予定!

みる景色、今あるもの、出会うもの、
感謝。








今度の巡礼も笑いいっぱい

2022-10-15 19:22:05 | ヨーロッパ
hola!
こんにちはー。
毎日ミラクルなことが起こる巡礼の旅が
始まっています!

なんでー?すごくない!??
ていう不思議なー。
巡礼だから??


それにめっちゃ綺麗なスペイン、ガリシア州の景色。

ポルトマリン ガリシア州


写真だけインスタにあげてるのでみてね!

インスタ↓↓↓
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ポルトマリン




スペインの田舎の村 

2022-09-12 17:21:41 | ヨーロッパ
9日の夕方に無事、帰国しました

家で他愛のない話に笑い転げるはーたんを見てると
ほっ
帰国前後に定期テスト、弁論大会、V模擬と連続だったけど
よく頑張ったわ



このサンチャゴツアーは14日間で、うち、
9日間は歩き。
巡礼路のフランス側からピレネー山脈を越え
約800Kmをガリシア州のサンティアゴデコンポステーラまで
歩く、西遊旅行の完全踏破シリーズのパート2の部分だった。

ナバーラ州のロスアルコスという小さな村から始まり
リオハ州を横断し、カスティーリャイレオン州のブルゴスを経て
カストロヘリスという、ジブリの映画に出てきそうな美しい村がゴールだった。
毎日がジブリみたいだったかも。
歩いてこそ見える景色に、歴史・建築・美術・宗教
を知り、美味しいお料理とワイン。

大好き❤


いま、電車で会社の帰りなので
とりあえず写真を。












世界遺産のブルゴス大聖堂はやはりすごかった。

でも、その他の教会にもそれぞれの

聖人伝説などあり、興味深い。
深すぎる。











中世が想像できる。

日本だと
場所によっては平安時代より前のものや
鎌倉時代、戦国時代から江戸時代
そういう時代のものがそのまま、そこにある。日常生活の中に。





そして、広いこと。


カストロヘリス


今回、初めて出会ったtaoの十字架。タオ。
聖アントニーの修道院の跡にあった。
麦角病というライ麦の菌に感染すると発症する
皮膚の病気の人が多かったようで、
そういうものを治療する聖人だったみたいで、
この病気はst.anthony's fireとも言われているそう。
それにタオは魔除けみたいな効果あるそうで、
当時の修道士がこのTを、胸などにつけてた。
でもいまいちまだよくわかっていないので
もっと知りたい。
木彫りのTネックレスが教会で
3ユーロで売られていたので
買った

これを知って、
マドリードでプラド美術館に行った時、
Tのついたst.antonと書かれている絵も見つけて感動。

プラド美術館は、両親にも見せたいと思ったし
生きてる間に見れてよかったと思うほど感動した。

わたしは仕事で自然の作る壮大な美に圧倒されることが多いけど
今回は人間もすごいと心から思った。

あまりに感動したので帰国前にAmazonで中古のこの
ガイド本を買った!今日届いた600円


プラド美術館では、入場のとき25ユーロで
チケットとかの本が買える。



次は3日後にまたスペインに向け、出発!
季節労働者のようにがんばろー












スペイン サンチャゴの旅

2022-09-08 07:09:23 | ヨーロッパ
みなさんこんにちは。

今日はスペインの12泊目。
マドリード。夜
みんなで、サンミゲル市場(スペイン中の美味しいもの
集まってる)で好きなもの(タパス)をつまみ、立ち飲み、

何軒かハシゴしてめちゃ美味しいの
気ままに食べた。自由気ままで
お客さんたちは、ツアーじゃないみたいで
楽しい!て喜んでくださったスペイン最後の夜🥰
楽しかったー!


サンチャゴの道、ナバーラ州からリオハ州、カスティーリャイレオン州の
約200kmをお客さんたちと
歩いてきた。

風景をあげてるのでインスタも見てね!
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昨日はカスティーリャイレオン州のカストロへリスという
小さな村で歩きのゴール

山の上にお城の跡があり、
教会がふもとにあり、ここもまたたくさんの、中世の街並みが
残る村の一つ
その美しいこと





800年とか1000年とか昔の世界のことを
思うのだった。







それぞれの、村や教会や修道院の
物語。深い。




スペイン、コロナの検査キット、400円くらい。
薬局で普通に買える。
マスクしないで普通に生活できる。
(コロナは風邪扱い)

日本てほんと、なにやってんだろー。




昨日
カストロへリスの村で
30分無料瞑想ていうのあって、
ガイドさんと一緒に参加してきた😊

お客さんも誘ったけど誰も来なかった。笑

旅の若者が15人くらい集まってきていた、(写真の部屋)
英語とスペイン語、両方。
みんなで輪になって、
女の先生の言う「静寂が(無音が)
ユニバーサル ランゲージ」と、
(共通の言葉)

バックパッカー風
刺青
学生風
など
若い仲間たち

以降沈黙。
座り方もみんな床に自由。
集まったみんなが、静かにそこにいた、30分。

いろいろ思い続け、感じ続け、考え続ける日々の中の
わたしにとっては無になるひとときだった。

面白い!



また書くね!


つづく














南イタリアの思い出 5月

2020-05-28 18:08:31 | ヨーロッパ
去年(2019年)の5月21日から31日はイタリアに行っていたの。
毎年ご一緒させていただいている親しいメンバーだけの特別ツアーで
家族旅行に近い気分。



昨日ご紹介したクラゲの写真のところね。笑

(このクラゲは全く旅のメインではないんだけどね。笑。昨日写真見たら面白かったから)


エトナ山やストロンボリ火山を見学して
地球の内部のことまで想像したりした。
何億年、何万年という時の流れが
大自然の中にいると、
私たちの1時間とか1年とどれほど違うのか
想像を絶する感覚に陥る。

10万年前はわりと近いほうで
エトナ山やストロンボリ島での火口が今現在、
数年単位で
変わっていくのは地球の歴史の中では秒・・・

ティレニア海エオリア諸島のストロンボリ島での
(ここが旅の一番の見どころだったから)
暗闇の中での火山の見学は圧巻だった。

ストロンボリ島 活発な火山活動が続いている

まずはそこまで夕暮れに海を見ながら歩いて登るのが
あまりにも美しかった。




沈んでいく太陽
火山の煙にまみれながら・・・








爆発音の大きさと迫力と
いろんな火口からいろんなふうに火が
しゅーーっ
ぶぉーー
ばりばりばりばりっ
ばーーーーん

と噴火し続けているのを
火口より上から座って眺めるんだよ。







想像するよね、この内部も。マグマが
地面に向かって吹き上がっているその大地の上に
わたしたちがいる。

よくこの位置、この近くから見れて
安全だよね・・て思ったら翌月にはこの噴火が少し大きすぎて
観光客の方も亡くなっている。


ストロンボリ島はお昼にもボートで島の周りをクルージングしたり
ホテルの窓からも
時間を忘れる静かな海の景色でうっとりだった。




もちろんイタリアなので毎回の食事もおいしいし。

みんなで楽しく乾杯したこと、
今思い出しても楽しかったな~。






楽しくなるお皿や色も
家でも参考にしよう思う。

このあとはイタリア本島の南部をめぐり、
天気で予定変更とかもあったけど、今となっては
すべてが奇跡みたい。
鮮やかな思い出。
その海も火山も、あの町の景色もすぐそこのような、
すぐ近いような。

アマルフィ・ラヴェッロ・マテラ・アルベロベッロ・・・・

*

心の中は宝庫だわ。

たくさんの旅と出会いと景色とが
広がっている。

それと人との出会いとつながりが
わたしの宝物なの。


目の前のストロンボリの火山噴火

2019-06-06 19:16:54 | ヨーロッパ


今回の『絶景の南イタリイアを歩く~シチリアからアマルフィを経て
美しき村々を歩く
』(そういうタイトルだったの)のことをまとめたいけど、
一昨日、旅日記(お客さんに送付用)を作り終わり、そこに結構思いを盛り込んで
使い果たしたので、しばらくまとめる気力が残ってなかった
送付用旅日記は出来栄え云々ではないの、どれだけオリジナル性を
残すかが、自分の中では一番大切なことなの。(と言っておくね)
わたしの頭の中に残っている記録と写真と思い出を
A4サイズの中におさめていくって
めちゃめちゃ大変なの。
どんどん詰め込んでいくの。
それが終わったとき、いっこの旅が終わる。

ツアご参加のみなさま、旅日記が届くのを待っていてくださいね♪
(16ページあったかなあ、全部自分の言葉、あったこと、
聞いてきたこと、それでもまだ足りない。笑)

*


この旅のよかったことは、今回も
いつもご参加くださる楽しい愛しいメンバーであり、感謝が尽きないこと。

そしてガイドのサラがわたしの
一生の女友達のひとりになったこと。別れ際にくれた
手書きの詩を何度も何度も読み返してる。
なんで離れたところで違う環境で育ったわたしたちが
涙流して語り合えるほど近づけるんだろう、と思う。
(なんで、って書きながら、その理由もわかっているけど)
めっちゃあたかかくて、綺麗でおしゃれで、仕事ができて、
心がこもってて、わたしの好きなタイプの女性だった。

*


地球。プレート。地殻の衝突。

学生時代に教科書で習ったであろうことも
ずっとそんなに興味なかったか、忘れているか、そもそも
頭にも入っていなかった。
実際にこの目で、目の前に見て、初めて
すごい学習意欲がわきあがるのよね。


これさあ~すごかったよね?ねえ?
(と、今回ご一緒した方々に話しかけてる。笑)




ピンボケなのは心の動揺ってことにしとこう。

わたしたちも火山の国に住んでいるし、
テレビでも大なり小なり世界のこういう景色は見るけど、
これが、目の前(視線では自分より下に)
大音響の大爆発で、
真っ黒なところから赤い火が吹き上がってくるのを見るって
なかなかすごい光景だったよ。
耳をふさぐほどの音で、
きゃーーーーーってびびって言葉を失う感じ。
迫力ありすぎて、カメラもまともに撮れないわ
どきどきするわ。


イタリアで、たくさんのことを見て、学んだけど、
一番心に残ってるのは、文化や歴史や建築よりもやはり、
目の前のこの、ストロンボリ火山の噴火の光景だった。

美しいとか、神秘とか、一瞬で越えて
驚いた。周辺の空気を割り割く爆音が、忘れらない。

*

エトナ山(シチリア本島)も2900mのところまで歩き、
モンチュラのよく似合ってるかっこいいガイドさんが
(ここ重要)
新しい火口や溶岩の流れ出たところを教えてくれた。




↑店長に見せたいほどモンチュラが似合ってたかっこいいガイドさん

活動が活発なときはすごいんだろうなあ。
BBCの撮影に同行しているときに、火砕流の火のかけらが頭に飛んできて
やけどしたって、頭の傷も見せてくれた。

*

今回はガイドのサラのほかに
火山の山の歩きに三回、それぞれ違うガイドがついた。
それぞれから面白い話をたくさん聞けた。
エトナ山のモンチュラ似合うガイド、笑
ストロンボリ火山の、7000m級の山にも登るスーパーガイド、
この二人もかなりいろんな知識を教えてくれたけど、
弾丸のようにしゃべるわ知識が専門的で詳しいわ、のはこの
モジャモジャ頭のチーチョ先生(ニックネーム)だった。



チーチョ先生(ガイド)は、マグマの種類、噴火の種類を
コカコーラに例えて身振り手振りで教えてくれて、
めっちゃはいってきたわ。理解が体に染みた。


*

美しいティレニア海に浮かぶシチリア島の離島、ストロンボリ。(エオリア諸島)


山頂まで登っていくと、
ちょうど夕日が沈んでいくところで
手前の噴火の煙と真っ赤な火口と、太陽が重なって
見たことない絵が描かれていた。




音がドパーーーーーンしゅーーーーーーーーー
ゴアーーーーーー
みたいな感じでこんな写真どころじゃないよ、
何十メートルだろう上に吹き上がってて、
これはいくら写真や動画で見せてもこの迫力は
伝わらないのが残念・・・。








ここが今、ストロンボリ島で盛んに噴火を繰り返し続けているところ。

*

次の日はその、盛んに噴火を繰り返しているところから
溶岩が直接海に流れこむところ「シャーラデルフォッコ」と呼ばれている
ところからじっくり見学したよ。

そもそも、今回の旅では、「今一番活発なところ」が
何十万年単位で移動していることをまざまざと実感することができた。


この山の別の山頂部にはもう活動を終えた噴火口も残っている。

これは海上のボートから昼に見たところ。

まだ海面下にずっと長い裾野が続いてるの、2700mも。

こちらはストロンボリッキオと呼ばれる
このストロンボリ火山の太古の昔の中心部・・・の残骸。
(そういわれてもね、と思うだろうけど、そうなの)







スーパーガイド












2日連続、太陽は海を染め




目の前の火山は約8分~15分に一回
爆発して周囲を染めていた。



*


日本に帰ってきて、また図書館から本を借りてきたの。笑



カラーの写真付きで、プレートとプルームのテクトニクス、
地球の46億年前からの歴史、マグマ、火山、断層と地層、
今わたしのなかで熱い「岩石」についても。

チーチョ先生が教えてくれたことは概ね、このこと。日本語で読んでも難しい。笑

言うてたわー、シリカが多いとか粘性が低い高いとか。

他のページにもスコリアとか軽石とかのことが出ててたまらないわ

そしてこれらの専門的言語含めて
すべて英語で再度、説明できるように、勉強に、勉強って思ってる。

*


そして!
この火山についての部分は、この旅においてはほんの一部なの。

このあと、火山編が終わったら

マフィアの歴史、教会の建築、歴史、などなどが
オンパレードよ。海も景色も街並みも美しいけど、
そこには深い、日本とは全く違う、歴史的背景も広がっているの。





哲学チック サンティアゴ巡礼

2018-05-28 02:26:03 | ヨーロッパ

みなさんから、ご心配いただき、たくさん個人的にメッセージをいただきました。
ありがとうございます。わたしのケガした指は
来週金曜日には抜糸できることになり、思ったより回復が順調です。
思いがけずケガしてしまって不自由だけど、
小さいことを気をつけなきゃって思いました。
これが海外ツアの前だと大変でした!

*

昨日、土曜日、やっと家族も休みなので
わたし安心してたくさん寝ました!起きたら
昼の12:30
でした

平日朝はごはん作ってお弁当作って
みんなを送り出して、自分の仕事をしつつ
すぐに眠くなるので数時間寝て、笑
進まないことに焦りつつも、
これはきっと休めってことだって言い聞かせ、
割り切って寝ます。笑

いや、割り切れてないわ…
いやだ、寝たくないって思ってます。

*
金曜、MONTURA TOKYO 神田小川町
でアルバイトの日だった。
懐かしいお客さん二名がご来店くださって
山のお話とかして。
この前あの山で、次はこの山で、て。
わたしも
はーやーくいーきーたいーーーーーーーー

って心はやるおもいです。いくら思っても
からだひとつで、できことはさすがに限られてます



*

そんな中でも、前の日記に書いたように
△の中の十字架が気になって、図書館で
キリスト教の歴史を調べてみたり。めっちゃでかい抱えるような
本をめくってみても、そういうのはひとつも出てこなかった。
気になる。
気になりすぎてるのか、
今週は血なまぐさい、中世の夢もたくさん見た。
単純なわたし。笑


来月はモロッコ。
モロッコを旅していると、出会うのは
スーフィの世界。これはまた、イスラム教から別れ出てくる
思想のひとつ。(わたしの解釈)

厳しすぎたり、華美すぎたり、だんだん
派手になってくると、今度は質朴で地味なほうに
走る(またはそこから離れる別の流れが起こる)のが人間の歴史の一端なのかと
感じたりする。

心を無にするという思想・実践は、
どの宗教でもいきつきたい目標なんだとおもうわ。
それは世界を旅していて、目の当たりにする。日本でもそうだよね~

キリスト教の修道院にはよく中庭があるんだけど、
こんなふうに四角い回廊に囲まれてる。
四角く時計回りに歩いて瞑想し続けて、心が無になって
クリアになったとき、中心の円のほうに行って解き放つんだって。


キリスト教の道では罪を背負っていく象徴や
こんなふうに解放すっていう象徴がいろいろあちこちで見られるの。

これ、今回お土産手で買ったの。スペインバスクでは
鉄鋼職人がたくさんいて、これも手作りなんか一目ぼれ。かわいいでしょ

話は戻るけど
そもそも、巡礼とはそういうものよね。
祈り、願い、無になり、解放して、許されて。

ちょうどロンセスバジェスで一年に一回の
伝統的なお祭りをしていたけど、それはこんなの

はじめに十字架を背負った黒い服の人が出てくる

つづいて白い服の人がでてくる
これも、浄化された(宗教的な言葉がわからないのでわたしはそう書いてるけど)ってことなんだって。



こっちはロマネスクのままの内装 11~12世紀




こっちはゴシック 13~14世紀以降
これでも、スペインで最古のゴシック様式がそのまま残ってる

わたしたちはここで、巡礼者のためのミサに参加した♪

ロマネスクのほうが好き。素朴で。

この聖母マリアは12世紀のオリジナルの木の像だけど、
かなりいい感じ。遠いくてピンボケだったけど

いまどきのマリア像はすべてできすぎてる美しい顔でしょ。
でもロマネスクの表現はこういう、
近所にもいそうな聖母様って感じで








ロスアルコスで、別のお祭りの準備中
お兄さんがこの中に入ってかつぐところも見せてくれたよ。



それに、心が超解き放たれた感覚は、広いブドウ畑や



麦畑
を、黙々と歩いてだけで、感じたなあ。



麦畑がざーって揺れる、一斉に穂の向きが変わる


赤いポピーや黄色いマスタードの花が鮮やかで





甘くておいしいのも鮮やかな記憶で



中身の粒をそのままぱくっ







そうそう
それと美しいブナの森 ピレネー山脈




ピレネーって本当に澄んでいる。

これはちょうど風物詩の羊の大移動のところ。夏の間は
山の上で過ごすために、羊たちを(何万頭といた)を歩いて登らせてくるの。
わたしたちはよけて待っていた。





ヨーロッパの街並みの素晴らしいのは
古い建物をそのまま補修しながら大切に使い続けていること。


歩いていても、16世紀だとか18世紀だとかの
家や図書館がそのままで。石造りだから可能なんだけど、
いいなあて思う。豊かだなあって。

豊かな時間といえば。

バスク地方は食べ物が豊かでおいしいことでも有名なんだけど、
美食クラブなる、男性たち専用の会員制のクラブの会場も
見せてもらった。メンバーの男性たちが集まって一緒に料理をして
それをゆっくりテーブルを囲んで食べるの。それも一流の料理なんだよ。
最近は女性も参加するみたい。

ゆっくりおしゃべりしながら楽しく食べるって
忘れがち。できないことも多い。

わたしの今の、このあわただしい日常に
スパイスな旅だった。
フランス・スペインのサンティアゴ巡礼の直前には
熊野古道も訪ねることができた。
東洋と西欧のそれぞれを見た。

そしてゆっくり時間を大切にするっていう
目に見えないものを大切にするっていう
忘れかけているものを気づかせてくれているような。

なかなかすぐには変えれないけど。

だからケガもしたのかも。


*


明日から大掃除しよ~。
昨日、はーたんとお買い物に行って、ちょっと高価だけど
大好きなフレグランスを買ってきたの。玄関に。癒されるー。

数日中に新しい本(いや、古本)もくる、アマゾンで注文した
岩波書店のカテドラル、という本。

帰国して、たくさん寝てたけど、笑
仕事も終わってやっとひと段落。
バスクの弟からもメールが来てた。
どうせ姉さんはこの一週間ほとんど寝てたでしょう、間違いない
と、
書いてあった。笑

今日(日曜日)は、午後、家族で屋上バーベキューもして
太陽の下(パラソル越し)のんびり飲んだ。

夏には中10日くらいで次のツアになったり、その中にも
別の予定を入れ込んでいる。
さらにはブライアンとも来年の春の話をしている。
なのでいまからどんなふうにこれらをこなしていくのか、
立体的な段取りが頭の中にできつつあるの。
この
立体的なプランて、
わかるかしら?笑