昨日2018年1月7日
気まぐれな房総半島へのドライブに出かけ、
アクアラインを渡りながら、めったに登りにいかない
千葉県の山々を考えていた。
行ってみたい烏場山、愛宕山、鋸山・・・
こういうのもビビっとこないとダメだよね。
感覚的に。行きたいと思ったのは日本三大水仙の嵯峨山
だった。
昔、兵庫県淡路島の諭鶴羽(ゆづるは)山に水仙の時期に
何度か行った。
こっちはどんなんじゃろ~って思って。
房総半島の内房の沿岸線を走っていると、成人式の
スーツの若者たちがたくさんいた。
海は青くキラキラ光っていて、
とっても温暖でおだやかな雰囲気。
わたしはなぜか
瀬戸は日暮れて♪ゆうやーみこなみあなたの島へおよめにゆくの~
若いとだれもが心配するけれど~愛があるから大丈夫なの~
と、歌っていた。
そんなおだやかで平和的な春のような雰囲気だった。
さすが房総半島
でもこっちは、というか、あっちは、太平洋なんだよね。
あっちは太平洋だけど、こっちは内房。けど、瀬戸内海のような島々はないわけ。
*
嵯峨山は低山ハイキングってなめてると大変!
とっても迷いやすく、(水仙などの農道があちこちにあるから)
5人くらいの方々に途中、道を聞かれた。わたしたちも
こっちでいいのかなあって不安になるほど。
それに、道はけっこう厳しかった。這いつくばるような
急坂もあり、とっても楽しくワクワクした。
はーたんも夫も意外に楽しかったと言ってた。
水仙の花をまじまじと見つめることはそんなになかったけどかわいいね。
はーたんも水仙カラー
歩いてるといい香りが漂ってくるの
そうそう、水仙の花のピークはふもとのほうで
山の中のはこれからだった。
房総半島の山々
山頂、けっこうなスピードで登り汗もかいた
途中には上まで行けるのかな?ていうような
かわいいお年寄りの老夫婦も休んでいたり、子供達にも出会った。
はーたんはすごいスピード。
地味な山頂でおにぎり食べてすぐ出発。
途中道に悩んでる方々に何度も出会い、また、お話して
道を教えてくれたお兄さんのことをあとから
あれは狐が化けてわたしたちに嘘の道を教えてくれようとしてるんだよ
とかいって、はーたんをビビらせようとしたけど
パパと手を繋いでびびってない様子だった。
*
このあとの海鮮料理は美味しく、わたしたちはさらに房総半島の先端までドライブした。
不老山薬師温泉ってところに行ったのだけど、
ちょうどそこで、ジャックマイヨール展(フランスのダイバーの)をしてて(とても小さい展示)
風呂上りにのぞいてみた。
昔、グランブルーっていう映画を観て知ってたくらいだけど。
こちらでダイバーをしている成田さんて方がお知り合いだった縁みたい。
その方の記事とかが魅せられるものだったの。
時々、自分の頭の中で思ってることと、誰かほかの人の言葉や感覚が
ぴったりあって、感動することってあるでしょう?
ジャックマイヨールって、イルカの生き方に魅せられていたみたい。
そして座禅やヨガを通して海と一体になる感覚をつかんでたみたい。
そのひとつになる感で、すべての生命がつながってるって感覚を学んでいたみたい。
この世の相反するすべてのものが統合されてひとつになる感覚って
東洋哲学の陰陽につうじるって。
わたしね、これは自分が大自然の中にいるときに
かなり同じ感覚に近いのわかる気がするの。レベルが違いすぎるとしても。笑。
光も闇もあるがまま受けいれて、て。
彼が深い海に潜りながら…
体がしだいにまわりのブルーに溶けていくよう・・
上も下も右も左も、すべてが同じブルーに包まれる深海・・・風もなく太陽の輝きもなく・・・
ただ奇妙な感覚・・・て。
体の感覚と思考の感覚がひとつになる感じって、それともヨガなのかな~。
大自然なのかな~。
わたし、年末にふたつの日記の中で思うこと書いたんだけど、
読みながら、わたしもそれ思うよって
そこの温泉の展示場で釘付けになってた。
たくさん引用したい言葉に出会ったけど、ひとつひとつ、
感銘したわ。
世のため人のためにっていうのも大切だけど、まずは自分か楽しいって思えることって
それはわたしも自分の信条のひとつだし。
人類は宗教という壁と国境という壁の二つを取り除けば、真の平和に・・・って
ね。
ねーねーいつまで見てるの?って夫に
呼ばれるまで、ずっと見入ってた。
*
帰りのアクアライン。
デートと夜景撮影にまた来たいなあって思った。笑
すごいね、技術って!こんなので海の底を掘ったりしたんだよ。↑これで海底トンネルを掘り進んだ。
今はオブジェとして飾ってある。
*
ジャックマイヨールにあまりにも感銘をうけたので、笑
帰ってからもいろいろ調べてたら彼の最後は悲しいものなんだね。
きっと、いろんな思想も信念も
思いつめすぎると、バランスを失ってしまうんだと思う。
けど、信念と理念と狂気が、紙一重に混ざり合ってしまう感覚が
わからないでもない。