goo blog サービス終了のお知らせ 

teru Blog なちゅらリーフ

グッピーはピンテール系専門、海の美生物採集とサンゴ飼育、水草と熱帯植物など

2012年初採集

2012年07月23日 | 採集記
やっと今シーズン一回目の採集に行けました。

年の初回はユビワサンゴヤドカリ探しから始まります。今回は1匹目をなかなか見つけられずに焦りはじめたところで群れのピンポイントを発見して一安心。

TOP画像はユビワとフウライチョウ、ちょっと判りにくいけどイソギンカクレエビいう過去にないトリオにしてみました。(記事の表紙になるTOP画像はそれなりに考えて取り合わせてます)

フウライチョウは写真だけ撮ってリリースしようと思っていましたが撮っている時に見せたある行動で飼いやすい性格と判断し、持ち帰ることに。

そしてこの写真↓には撮っておき個体が。

中央のスベスベサンゴヤドカリ、この個体のハサミサイズは身体に対しての比率がめったに見られないほどのメガサイズ。持ち帰らないけど撮影の為に採りました。

本命のユビワサンゴヤドカリはとりあえず十数匹採集し、その中から大きいのを3匹選んで持ち帰り。

ところで毎回こだわりのユビワサンゴヤドカリですけど、毎回奇妙に感じるのはその分布の仕方です。
ユビワは1匹見つけると必ずすぐ傍に複数が一緒に見つかります。
この付近で普通に見かけるサンゴヤドカリ種は5種類ほどが生息していますが、ユビワ以外の種類は固まらずにバラけて広く分布しているのに対して、ユビワはかなり狭い範囲にピンポイントで生息しています。
年が替わってもそのポイントの異動がほとんど変わらないのでもしかすると一つの潮溜り内で累代繁殖しているのかもと思ったりして。
ただし甲殻類は幼生時代にプランクトン生活をするので特定の一箇所で留まるのは難しいはずなのに・・・、毎回不思議に思っていることです。

タイドプールと水平線。

(画像クリックで拡大)

沖の離れ小磯。

離れ小磯の中央には間欠泉のように潮が噴き出す直径80センチぐらいの岩穴があって引き波の時には轟音を立てて水が吸い込まれています。見る度に足が竦むその穴を次回は撮ろうと思います。


この日も海人する前後に室戸の陸撮りしています。
フォトブログ⇒「リョーマの休日」byPhotoIsPleasure


transparent!

2011年09月29日 | 採集記
台風15号がまだ遠い南海上にあった9月15日に今年3度目の室戸採集へ。
波浪が強かったので沖寄りのポイントには近付けず(自主規制)、波の静かな岸寄りのタイドプールだけでの採集となりました。

TOP画像はイソギンチャクカクレエビ。このエビの体の透き通り感でこの記事のタイトルが決まりました。

※画像クリックで拡大します

このエビは4~6月にはこのポイントでほとんど見かけないので、南方からの回遊分布だと思います。個体数も少なくて今回もこの1匹でした。

対して在来種らしいカクレエビ↓

※画像クリックで拡大

何月に来ても必ずいます。しかも数も多くて今回も2ペア持ち帰り。一見地味ながらよく観察すると渋い魅力があると思います。


他にはサンゴヤドカリ、タカラガイなどを数匹採集。


もう少し粘りたかったけど、台風の影響が思っていたより早くて・・・。

こんな降り方で波も高くなってきたので慌てて上がったのでした。

この日の陸撮りは写真ブログ⇒「室戸の浪に」byPhotoIsPleasure

8月採集記in室戸

2011年08月15日 | 採集記
恒例のお盆休み室戸磯採集へ行ってきました。

大潮の干潮時間に合わせていつものポイントに入ったのはAM11時頃。ところが、早い時間から入っていたらしい先行者が居たので魚系の色ものは残っていませんでした。(まあまあの収穫があったように言っていました)

というわけで今回の収穫は6月に来た時と変わり映えなしです。

ユビワはMサイズを数匹持ち帰り。


クリイロは貝殻が綺麗なのを持ち帰り。


他にはツマジロとマガキガイを数匹づつ。

初見種は残念ながら無しでした。



この日の陸撮りはいつものようにフォトブログで⇒「磯辺に咲く」by PhotoIsPleasure

お盆頃はハイビスカスと浜木綿が花盛り。


縞々の殻もの

2011年06月21日 | 採集記
2011シーズン初採集は6月18日。近年では最も遅い始動となりました。

天気予報は曇り時々雨でしたが、磯で過ごした約4時間はずーっと降られっぱなしでした。

水中にいる間は雨は関係ないものの撮影には影響ありで、今回の収穫物の写真は少なめです。

ヤドカリはいつも通りの顔ぶれ+ベニワモンが1匹採れました。

ユビワ、クリイロ等、各種1,2匹づつ持ち帰り。

あとはマガキガイ、ノシガイなどの底砂撹拌係を数匹づつ。

持って帰ってから気づいたのですが、今回は縞模様のが多かったのでこのタイトルにしました。

ユビワもベニワモンも縞々、ノシガイもマガキガイも縞々。


この日の室戸陸撮りは写真ブログPhotoIsPleasure「蘇鉄の花」へ


タイドプール採集隊2

2010年08月12日 | 採集記
毎年恒例のお盆の磯採集に今年もやってきました。

前回の室戸採集からまだ2か月ということで今回の場合は海水浴的な要素が強かったのですが、我が家の採集隊員は網を持たせると燃えるようです。

という事で獲るほうは隊員に任せて、隊長の私はいつものように撮るほうに暫く勤しむ事に。

巣穴から顔を出しているギンポの仲間。


ヨコシマエビはガンガゼの傍にいたのを誘い出して撮りました。


次はヤドカリですが毎回探し求めているレアもの発見は今回もありませんでした。いつもの顔ぶれですけど今回は居たままそのままの場所で撮ってみました。

ウニの巣穴のツマジロサンゴヤドカリ。


珍しく縦型の貝殻に入っているクリイロサンゴヤドカリ。


穴あき貝殻に入っている控え目なウスイロサンゴヤドカリ。


いつ見てもいかついスベスベサンゴヤドカリ。


イバラカンザシとツーショットでユビワサンゴヤドカリ。


イバラカンザシといえばこのトリオ。

このトリオは昨年夏にも撮っていますが、配置がかなり変化しています。一年でこんなに動くとは・・・。※画像クリックで昨夏の写真が見られます。

今回の初採集ものはこの泳ぐウミウシ。コチョウ系の種類だと思いますが泳いでいるところを捕まえました。

※画像クリックで泳いでいる時の写真が見られます。


一通り水中撮影を終えてホームのタイドプールに戻ると隊員2名は採集を止めて遊んでましたΣ(*Д*,)

色の付いた魚が少なくて早く飽きたようです。

たしかにチョウチョウウオやヤッコが岸辺にはほとんど付いてません。今年は台風が少ないので南方系の生き物が黒潮に乗りきれてないんだと思います。(今来ている4号も西寄り進路だったし・・・)

普段の年ならお盆頃にはこのタイドプールのイソギンにも派手なカクレエビやクマノミが入っているところですが、今年は在来種のカクレエビのみ。


という訳で今回の採集成果は控え目なものとなりました。


関連記事はフォトブロにも≫PhotoIsPleasure『室戸岬

過去の採集成果はカテゴリ≫採集記



2010採り初め

2010年06月18日 | 採集記
今シーズンの室戸初採集は例年より2か月遅れとなりました。

この時期の浅瀬は海藻が生い茂っています。

海藻の中にサンゴが点在するこのタイドプールの中で、まずは恒例のサンゴヤドカリ漁りから始めました。

たくさん居たクリイロサンゴヤドカリとウスイロサンゴヤドカリ。


サイズが揃っていたのはツマジロとスベスベサンゴヤドカリ。


今年は割と数が多かったユビワサンゴヤドカリ。

近くで貝取りをしていた地元のおばちゃんに何を取っているのかと聞かれてこのユビワたちを見せると「こんなん初めて見た!」とかなり驚かれました。

とりあえず各種類から小さめのを数匹づつ持ち帰りです。

ヤドカリ以外の獲物としてはこのタカラガイたち。


小さめのテッポウエビは役立つので持ち帰り。水槽底のライブサンドを適度に撹拌してくれます。



魚は網で追うのが楽しくてとりあえず捕まえます。

カゴカキダイはリリースしましたがベラの幼魚は持ち帰り。

チョウチョウウオは写真だけ。

6月ということもあり会えたのはこのナミチョウだけでした。

そしてこのところ毎回水中モデルになってもらっているイバラカンザシたちを今回も撮影。


キクメイシに淡色系のは目につきます。


海中で一番目立つのはこのカラー。


これは大きめの個体。大きいのはなぜかシックな色のが多い。


今回の室戸採集記事は6月12日の事です。

ここは長年通っているポイントですがそういえば今まで6月中旬にはほとんど来たことありませんでした。
毎年最初に訪れる4月末と今回の6月中旬では海中の環境や生物層は案外ほとんど変わらないと感じました。

南方系の生き物が一気に増えるのは7月に入ってからのようです。

この日の陸撮りは
いつものように写真ブログで⇒PhotoIsPleasure「室戸'08-'10

タイドプール採集隊

2009年09月10日 | 採集記
ゴールデンウィーク以来、4か月ぶりの室戸採集です。

一番はりきっていたのは採集隊員1号、2号の娘たち。
以前は採集してる私のそばで泳いで遊んでるだけでしたが、今回は最初から「クマノミ採るっ」と言って網を持って行かれてしまいました。

↑このとおり、なかなか網を返してくれないのでとりあえず水中景色の撮影へ。

春にも撮ったイバラカンザシ↓カラーバリエーションが豊富です。


イソギンチャクの中にカクレエビ↓ここでは3種類ほど見られます。


私が『ヤドカリの丘』と名付けている外洋に面した海藻地帯↓

いつもならここでじっくりとレアものサンゴヤドカリを探すのですが、今回は四国の南海上にある台風12号の影響でうねりを伴う波が打ち寄せていたので(この記事は9月6日の事を書いています)、泡で濁って見えにくいし身体を岩に叩きつけられて流血するわでさすがに怖くなってここからは早めに上がりました。

怪我を負いながらそれでもユビワだけは1匹ゲット!


波が届かないタイドプールに戻ると子供たちがすでにいろいろと採っていました。腕を上げたものです。↓ミツボシクロスズメダイ。


セクシーシュリンプと呼ばれるイソギンチャクモエビ。

動きが本当にセクシーです。ここでは3年ぶりに採れました。


そして今年も豆クマノミ。

豆クマに関しては過去2年、長期飼育に失敗してますが今年は秘策を用意しています。なんとか育て上げて、この大きいのとペアになってもらうつもりです。

ネズスズメダイ↓青い魚は子供達がどうしても持って帰りたがります。

このネズスズメはソラスズメのように黒くならないのが良いところ。

これも数年振りに採れたヒバヨウジ↓体長4㎝ほどの幼魚。


これは初物。ヤッコの幼魚らしい魚↓名前分かりません・・・。


今回は珍しく魚類中心にバリエーションがでました。
全身打撲で2日ほど身体が痛かったけどいい採集になりました。

今シーズンもう一回ぐらい来たいけどこれが最後になるかも。


いつものように室戸での陸撮りは⇒PhotoIsPleasure『'09年室戸9月


磯に舞う蝶

2009年07月17日 | 採集記
今年も大砂海水浴場に行ってきました。

徳島県の6つの海水浴場の中で、採集家にとってはここが一番楽しいところです。
海水浴場の砂浜周辺に岩礁帯が広がっていて、毎年6月頃から南方系の美生物が着いています。

水中はハマサンゴ系のサンゴと海藻で覆われています。

イバラカンザシとコシダカウニ。

怖いけどきれいなラッパウニ。

フウライチョウチョウウオとムラサキウニ。

ここ数年は甲殻類をメインに採集していましたが、やっぱり網を使って捕る楽しさを味わうには魚類です。なかでもこのチョウチョウウオ類が楽しませてくれます。
スズメダイ系(クマノミ含)はやみくもに逃げる隠れるという感じですが、チョウチョウウオと対峙すると、こっちをよく見ているのが分かるんです。
左手に持った捕る用の網を見られないように後方に構えて、右手に持った追う用の網でゆっくりと相手を寄せて浮かせます。

捕る用の網に近づいたら一気に振り上げます。
目がいいチョウチョウウオは網を振りあげるのが速くても遅くてもひらっと身を翻してかわすのでこのタイミングが重要です。


仕留めたフウライチョウチョウウオ。

7月にしては個体数が多かったので今年はチョウチョウウオの当たり年になるかも知れません。

この辺りでは例年あまり見かけないサンゴヤドカリも多かった。
ウスイロとツマジロを数匹づつ採りました。


TOP画像を撮っている私です。

採集してると楽しすぎてあっという間に夕方でした。
娘たちは待ちくたびれて車で昼寝してました。

この日の陸撮りはフォトブロへ⇒PhotoIsPleasure『千羽海崖

大砂海水浴場での過去記事は⇒カテゴリ『採集記』へ

2009採集シーズンイン!

2009年05月02日 | 採集記
2009年の採集シーズン開幕です。

今年も4月の海開きをしてきました。いつもならチビ娘の水着写真が入るところですけど、今年は潮回りと学校の休みが合わなかったので久しぶりに奥さまと二人だけで行ってきました。

今回は採るより先に撮りました。
この前買った3m防水オリンパスの水中初撮りです。

充電ミスで数枚撮ったところでバッテリー切れになりましたが水中マクロモードはけっこう使えるという事が確認できました。

このSSサイズのユビワくんがこれぐらい↑撮れるなら楽しめそう。

採集成果のほうはウスイロとクリイロを数匹ずつ。

ツマジロとマガキも2,3匹、ほどよいサイズを選びました。


今回のレアもの。
フィールドではいくら待っても顔を出してくれなかったけど、この脚の色模様はまさしくベニワモンヤドカリ↓2年ぶり2回目のゲットです。

今シーズンもいいスタートがきれました。

水中写真のほうはまた6月ぐらいにリベンジ予定しています。


にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ 魚・水中の生物 人気ブログランキングへ


フォトブログにも室戸岬周辺の写真を載せてます⇒'09室戸岬 by PhotoIsPleasure


豆クマ再び

2008年08月18日 | 採集記
4月以来、3ヵ月半ぶりの室戸採集です。

この前の記事で子供の泳いでる写真を撮ったいつもの潮だまりですが私もしっかり撮られていました。この写真、水平線の丸みがきれいに収まるいいアングルで撮れています。

今年は台風が1度も来てないからなのかチョウチョウウオが例年になく浅いたまりにまでたくさん着いてました。採集対象ではなくても魚がたくさん居てくれると本当に楽しいもんです。

これが今回の採集成果。去年と今年の春採集ものがだいたい元気に残ってるので今回の持ち帰り分は控えめにまとめることにしました。

今回の目玉は1㎝弱の超ミニサイズのクマノミ2匹です。3センチクマノミの横に写ってるやつです(top画像にも)。

他に特筆すべき得物としてはアミメサンゴガニ。この種類にしては大物です。

うちの水槽のハナヤサイサンゴが空家になってから少し荒れ始めたので、守りガニとして入ってもらいます。


※ここからは持って帰ってから撮った画像です。

ともにSSサイズのクリイロ&ユビワサンゴヤドカリ。


子供にせがまれて仕方なく持ち帰りのシマスズメとソラスズメ。


これらのSSサイズたちを収容するのは海水メインタンクではなく・・・

子供部屋のクラゲ観察用(だった)水槽です。
メインタンクからライブロックかけらとマメサンゴイソギンを提供しました。

マメクマはマメイソギンにすぐに興味を示し、入ってくれました。

去年メインタンクでは長期維持できなかった豆クマ飼育ですが今年はこの豆タンクで何とかなりそうです。

ちなみにこの豆タンクで飼育していたJellyfishは3週間分の自由研究資料を遺して★になりました・・・。

にほんブログ村 観賞魚ブログ 海水魚へ にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ 魚・水中の生物 人気ブログランキングへ