昨日、ベストカーの中に「 世界のクルマ・日本のクルマ世界統一ランキング」という企画あり、さらに「2ドアスポーツ&GT部門」で日産スカイラインクーペとBMW335iクーペが同点で4位だったのですが、奇しくも、これに近い状況が他の国の車雑誌にもありましたので、報告をしたいと思います。
その雑誌は「MOTOR TREND誌」、この夏、アラスカ旅行の折に購入したものです。
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この中に「INFINITI G37S」と「BMW335i COUPE」の比較対決の記事がありました。
「INFINITI」ですが、これは日産が海外で展開している高級車ブランド、トヨタでいう「LEXUS / レクサス」のようなものです。
ここで、両者の主な性能等の比較を。 ※「MOTOR TREND誌」より抜粋
1.INFINITI G37S(PRICE:$34500~$39500)
V6-3696cc、5AT
POWER:330hp/7000rpm、TORQUE:270lb-ft/5200rpm
TIRES:225/45R19 92W、245/40R19 94W
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2.BMW335i COUPE(PRICE:$41575~$47775)
直6-2979cc+Twin-turbo、6AT
POWER:300hp/5800rpm、TORQUE:300lb-ft/1400rpm
TIRES:225/40R18 88W、255/35R18 90W
といったところです。
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で、各種のテストをした上での結果ですが。。。
こちらの通り。
「INFINITI G37S」の勝利でした(文章を読む限り、甲乙付け難い中での判定です)。
「INFINITI G37S」は日本国内というよりは北米メインで開発された感じですから、アメリカでの評価が良いのは当然かも知れません。
「BMW335i COUPE」より排気量があり、アメリカンなV8とまではいかないまでも、「高性能車=大排気量」に馴染んだ文化に受け入れられる余地は十分にあります。
また、新技術VVELのおかげで高回転まで気持ちよく回ります。
一方の「BMW335i COUPE」ですが、エンジンが低速トルク型という以外はメリハリの利いた車です。
元々、ヨーロッパ市場をメインとし、ポルシェを意識しながら開発されたモデル。
北米用に足回りをリファインしたかどうかは未記載のため不明ですが、アメリカ人受けが良くないかも知れません。
この車のエンジンを見て思ったことは「日産にこそ、この様なエンジンを採用して欲しい」ということです。
日本の税制を考えれば、3.7L-NAより3L-ツインターボの方が維持費が掛からないですから。
昨日のベストカーの中に日産の新技術「VCRピストンクランクシステム」というものがありましたが、今後はこの技術を発展させて、排気量の少ない高性能エンジン、かつ、燃費も良い、というところを目指して欲しいと思います。