2015年5月23日から24日にかけてバンデット1250Fをレンタルバイク山科にて
レンタルし550キロほど走行したのでインプレしたい。
23日の主なルート
国道161号 ⇒ 国道367号 ⇒ 奥琵琶湖パークウェイ ⇒ 国道365号
⇒ 国道8号 ⇒ 国道305号 ⇒ 東尋坊 ⇒ 福井市
24日の主なルート
国道158号 ⇒ 国道157号 ⇒ 石川県道45号 ⇒石川県道22号
⇒ 国道304号 ⇒ 国道156号 ⇒ 国道158号 ⇒
北陸自動車道 福井北~今庄 ⇒ 国道365号 ⇒ 国道161号
性能
型式 EBL-GW72A
全長 / 全幅 / 全高 2,130mm / 790mm / 1,235mm
軸間距離 / 最低地上高 1,480mm / 135mm
シート高 790mm - 810mm(2段階調整式)
装備重量 252kg
国土交通省届出値:定地燃費値 27.0km/L(60km/h) 2名乗車時
最小回転半径 2.8m
エンジン型式 / 弁方式 W705・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量 1,254cm3
内径×行程 / 圧縮比 79.0mm×64.0mm / 10.5
最高出力 74kW〈100PS〉 / 7,500rpm
最大トルク 107N・m〈10.9kgf・m〉 / 3,500rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量 3.7L
燃料タンク容量 19L
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比
1速 3.076
2速 2.058
3速 1.550
4速 1.304
5速 1.160
6速 1.071
減速比(1次 / 2次) 1.537 / 2.277
フレーム形式 ダブルクレードル
キャスター / トレール 25°20′/ 104mm
ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式ダブルディスク(ABS)/ 油圧式シングルディスク(ABS)
タイヤサイズ(前 / 後) 120/70ZR17M/C (58W)/ 180/55ZR17M/C (73W)
舵取り角左右 35°
乗車定員 2名
排出ガス基準 平成19年国内排出ガス基準に対応
バンデット1250Fをレンタルしたことによって、
国産4大メーカーのビックネイキッドをひととおりレンタルしたので、
それぞれと比較しながらインプレしたい。
ダエグ CB1300SF XJR バンデット
全長(mm) 2150 2200 2175 2130
軸間距離(mm) 1470 1520 1500 1480
シート高(mm) 790 780 795 790
車重(KG) 246 267 245 256
パワー(PS/回転) 110/8000 101/7000 100/8000 100/7500
トルク(KG/回転) 10.9/6000 11.7/5500 11.0/6000 10.9/3500
燃料タンク(L) 18 21 21 19
ギア 6速 6速 5速 6速
ABS 無 有 無 有
価格(千円) 1173千円 1294千円 1112千円 1155千円
エンジンフィーリング
エンジンフィーリングにおけるバンデットの最大の特徴は他の三車と比較すると
3500回転という低い回転域で最大トルクを発生させることにある。
このエンジン特性によってバンデットは5速でも、6速でも即時に太いトルクが
引き出せ、ギアチェンジの回数が少ない半分オートマのような感覚でツーリング
することもできる。
トルク型のセッティングだが、ダエグには劣るものの、CB1300やXJR1300とは
対等にエンジンを回し楽しむこともできる。
高速性能
さすがにフルカウルなだけあって高速性能は高く、法的に160キロ巡航が可能なら、
この4車のなかでは圧倒的に楽にそれを実行できる車両である。
コーナリング
比較的短い軸間距離であることもあって、ハンドリングは予想よりスポーティで、
ダエグほどではないものの、CB1300やXJR1300よりはワンランク上の軽快さであり、
スポーツツアラーといってもよいハンドリングを実現している。
取り回し
カウルがある分、多少重たくなっているが、車体自体はわりと細めに出来ており、
またシート高も標準的なので、そんなに気構えすることなく取り回すことができる。
燃費
今回のツーリングでの燃費はリッター20キロ強と大排気量の割りに良好と言える。
レギュラー指定なのも、ツーリングで長距離を走るライダーにはありがたい。
メーター・デザイン
メーターについてはギアポジションもついて機能的には問題はないのだが、いかにも後付けという感じであまり好きになれない。
デザインについてもカウルの幅が狭く(取り回しには貢献しているが)、縦長になっているためバランスが悪く、
ヘッドライトのデザインもイマイチな感じで、バンデットFの人気を落とす大きな要因となっている思う。
バンデットにはハーフカウル版のバンデットSも設定されているが、こちらはなかなか格好よく、
素直にバンデットSをフルカウルにすれば良かったのにと思ってしまう。
総評
バンデットFの大きな長所として、まず第一にコストパフォーマスが非常に良いことがある。
フルカウルでABS標準装備にも関わらず税込115万円という価格は他の3車と比較して、
非常にお得に感じる。
その分サスペンションにブランド品を使うこともなく、車体の質感も標準的で、高級感を感じることもないが、
実質的な機能を求めるライダーには大いにお勧めできる。
走行性能についても高速道は大トルクと優れたウィンドプロテクションで他のバイクより疲労感を感じることなく
走行が可能で、峠においてもそれなりにスポーティーなハンドリングでワインディングを楽しめる。
バンデットFはいわゆる盆栽バイクとは対極にあるバイクで、趣味性は多少薄いかもしれないが、
ツーリングの道具として使い倒すという用途においては極めて優れた性能を持ったバイクと言える。
レンタルし550キロほど走行したのでインプレしたい。
23日の主なルート
国道161号 ⇒ 国道367号 ⇒ 奥琵琶湖パークウェイ ⇒ 国道365号
⇒ 国道8号 ⇒ 国道305号 ⇒ 東尋坊 ⇒ 福井市
24日の主なルート
国道158号 ⇒ 国道157号 ⇒ 石川県道45号 ⇒石川県道22号
⇒ 国道304号 ⇒ 国道156号 ⇒ 国道158号 ⇒
北陸自動車道 福井北~今庄 ⇒ 国道365号 ⇒ 国道161号
性能
型式 EBL-GW72A
全長 / 全幅 / 全高 2,130mm / 790mm / 1,235mm
軸間距離 / 最低地上高 1,480mm / 135mm
シート高 790mm - 810mm(2段階調整式)
装備重量 252kg
国土交通省届出値:定地燃費値 27.0km/L(60km/h) 2名乗車時
最小回転半径 2.8m
エンジン型式 / 弁方式 W705・水冷・4サイクル・直列4気筒 / DOHC・4バルブ
総排気量 1,254cm3
内径×行程 / 圧縮比 79.0mm×64.0mm / 10.5
最高出力 74kW〈100PS〉 / 7,500rpm
最大トルク 107N・m〈10.9kgf・m〉 / 3,500rpm
燃料供給装置 フューエルインジェクションシステム
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量 3.7L
燃料タンク容量 19L
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比
1速 3.076
2速 2.058
3速 1.550
4速 1.304
5速 1.160
6速 1.071
減速比(1次 / 2次) 1.537 / 2.277
フレーム形式 ダブルクレードル
キャスター / トレール 25°20′/ 104mm
ブレーキ形式(前 / 後) 油圧式ダブルディスク(ABS)/ 油圧式シングルディスク(ABS)
タイヤサイズ(前 / 後) 120/70ZR17M/C (58W)/ 180/55ZR17M/C (73W)
舵取り角左右 35°
乗車定員 2名
排出ガス基準 平成19年国内排出ガス基準に対応
バンデット1250Fをレンタルしたことによって、
国産4大メーカーのビックネイキッドをひととおりレンタルしたので、
それぞれと比較しながらインプレしたい。
ダエグ CB1300SF XJR バンデット
全長(mm) 2150 2200 2175 2130
軸間距離(mm) 1470 1520 1500 1480
シート高(mm) 790 780 795 790
車重(KG) 246 267 245 256
パワー(PS/回転) 110/8000 101/7000 100/8000 100/7500
トルク(KG/回転) 10.9/6000 11.7/5500 11.0/6000 10.9/3500
燃料タンク(L) 18 21 21 19
ギア 6速 6速 5速 6速
ABS 無 有 無 有
価格(千円) 1173千円 1294千円 1112千円 1155千円
エンジンフィーリング
エンジンフィーリングにおけるバンデットの最大の特徴は他の三車と比較すると
3500回転という低い回転域で最大トルクを発生させることにある。
このエンジン特性によってバンデットは5速でも、6速でも即時に太いトルクが
引き出せ、ギアチェンジの回数が少ない半分オートマのような感覚でツーリング
することもできる。
トルク型のセッティングだが、ダエグには劣るものの、CB1300やXJR1300とは
対等にエンジンを回し楽しむこともできる。
高速性能
さすがにフルカウルなだけあって高速性能は高く、法的に160キロ巡航が可能なら、
この4車のなかでは圧倒的に楽にそれを実行できる車両である。
コーナリング
比較的短い軸間距離であることもあって、ハンドリングは予想よりスポーティで、
ダエグほどではないものの、CB1300やXJR1300よりはワンランク上の軽快さであり、
スポーツツアラーといってもよいハンドリングを実現している。
取り回し
カウルがある分、多少重たくなっているが、車体自体はわりと細めに出来ており、
またシート高も標準的なので、そんなに気構えすることなく取り回すことができる。
燃費
今回のツーリングでの燃費はリッター20キロ強と大排気量の割りに良好と言える。
レギュラー指定なのも、ツーリングで長距離を走るライダーにはありがたい。
メーター・デザイン
メーターについてはギアポジションもついて機能的には問題はないのだが、いかにも後付けという感じであまり好きになれない。
デザインについてもカウルの幅が狭く(取り回しには貢献しているが)、縦長になっているためバランスが悪く、
ヘッドライトのデザインもイマイチな感じで、バンデットFの人気を落とす大きな要因となっている思う。
バンデットにはハーフカウル版のバンデットSも設定されているが、こちらはなかなか格好よく、
素直にバンデットSをフルカウルにすれば良かったのにと思ってしまう。
総評
バンデットFの大きな長所として、まず第一にコストパフォーマスが非常に良いことがある。
フルカウルでABS標準装備にも関わらず税込115万円という価格は他の3車と比較して、
非常にお得に感じる。
その分サスペンションにブランド品を使うこともなく、車体の質感も標準的で、高級感を感じることもないが、
実質的な機能を求めるライダーには大いにお勧めできる。
走行性能についても高速道は大トルクと優れたウィンドプロテクションで他のバイクより疲労感を感じることなく
走行が可能で、峠においてもそれなりにスポーティーなハンドリングでワインディングを楽しめる。
バンデットFはいわゆる盆栽バイクとは対極にあるバイクで、趣味性は多少薄いかもしれないが、
ツーリングの道具として使い倒すという用途においては極めて優れた性能を持ったバイクと言える。