11月7日から9日にかけて、マイナーチェンジされた2015年式のCB1300SFを
レンタルし、900キロほどツーリングしたのでインプレしたい。
7日の走行距離 260キロ
主な走行ルート
レンタルバイク山科 ⇒ 国道161号 ⇒ 国道367号 ⇒ 国道303号 ⇒ 国道27号 ⇒ 国道178号 ⇒ 京都府道49号 ⇒ 兵庫県道11号 ⇒ 城崎温泉
8日の走行距離 340キロ
主な走行ルート
城崎温泉 ⇒ 兵庫県道11号 ⇒ 国道178号 ⇒ 兵庫県道4号 ⇒ 国道482号(通行止めのため引き返す) ⇒ 国道9号 ⇒ 国道53号 ⇒ 国道482号
⇒ 国道179号 ⇒ 岡山県道56号 ⇒ 岡山県道65号 ⇒ 国道482号 ⇒ 鳥取県道114号 ⇒ 鳥取県道45号(大山環状道路) ⇒ 鳥取県道24号 ⇒ 米子市
9日の走行ルート 300キロ
米子市 ⇒ 国道9号 ⇒ 京都縦貫自動車道(丹波~沓掛) ⇒ 国道9号 ⇒ 国道1号 ⇒ レンタルバイク山科 (雨の中をひたすら、下道で京都まで戻る)
以前ハーフカウル版の2007年式 CB1300SB はレンタルしインプレしており、マイナーチェンジ後でネイキットバージョンとはいえ、ほぼ同じバイクであるため
感想も同じようなものとなり、新鮮味がないかもしれない。
マイナーチェンジによる大きな変更点は、(ウィキペディアより)
1.マニュアルトランスミッションを5速から6速に変更。
2.電子制御燃料噴射装置のセッティング変更。
3.平成26年騒音規制の緩和によりマフラー(サイレンサー)を小型化し可変バルブ機構を廃止。
4.ABSのコンパインドシステム(前後連動機構)を廃し標準装備に変更。
5.ギアポジションインジケーター・燃費表示機能を新たに採用した新設計二眼メーターを採用。
となっている。
性能
型式
EBL-SC54
全長(mm)
2,200
全幅(mm)
795 825
全高(mm)
1,110
軸距(mm)
1,520
最低地上高(mm)
125
シート高(mm)
780
車両重量(kg)
267
乗車定員(人)
2
燃料消費率(km/L)*1
国土交通省届出値:
定地燃費値*2(60km/h)
26.8〈2名乗車時〉
WMTCモード値
(クラス 3-2)*3
17.2〈1名乗車時〉
最小回転半径(m)
2.7
エンジン型式
SC54E
エンジン種類
水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒
総排気量(cm3)
1,284
内径×行程(mm)
78.0 × 67.2
圧縮比
9.6
最高出力(kW[PS]/rpm)
74[101]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
115[11.7]/5,500
燃料供給装置形式
電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式
セルフ式
点火装置形式
フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式
圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L)
21
クラッチ形式
湿式多板コイルスプリング式
変速機形式
常時噛合式6段リターン
変速比
1速
3.083
2速
1.941
3速
1.478
4速
1.240
5速
1.074
6速
0.964
減速比(1次/2次)
1.652/2.222
キャスター角(度)
25゜ 0′
トレール量(mm)
99
タイヤ
前
120/70ZR17M/C(58W)
後
180/55ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式
前
油圧式ダブルディスク
後
油圧式ディスク
懸架方式
前
テレスコピック式
後
スイングアーム式
フレーム形式
ダブルクレードル
価格
¥1,293,840
エンジンフィーリング
1300CCの大排気量によって発生する、巨大なトルクによって、
あまり回さなくともグイグイと加速する。
大排量なだけあって、あまり軽やかに回転するエンジンではなく、
スポーツ性よりもラグジュアリー性を重視したエンジンとなっている。
高回転型のエンジンでないので刺激には欠けるが、ロングツーリングでは疲労感なく
長距離を走ることができる。
高速性能
高速性能はYZF-R1のようなリッターSS、ZX-14Rのようなメガスポ、ニンジャ1000のようなスポーツツアラーに対し、ワンランク劣るが、
それでも日本の高速道路での走行には全く不足なく、160キロ程度まで軽々加速し、140キロでの巡航は楽々こなす。
コーナリング
重量があるため軽快感はないが、一度コーナリング状態に入ってしまえば安定感は高く、
安心してコーナリングを楽しむことができる。
ハンドリングのセッティングが絶妙で、自分が思ったラインに対し、アンダーステアも、
オーバーステアもなく正確になぞることができ、ブレーキも効きすぎることも、効かなすぎる
こともないちょうど良い塩梅のセッティングだった。
この辺は、地味だがCB1300SFの大きな長所と言えるだろう。
快適なワインディングでは素晴らしいハンドリングを発揮。
さすがに狭く急な峠では重さもあって取り回しに苦労する。
取り回し
停車時には車輌の重さを感じるが、日本向けに作られているため、大型にしてはコンパクトで
車高が低いため、足つきは良好である。
燃費
以前、2007年式CB1300SBをレンタルしたときはリッター16キロから17キロ程度の燃費だったが、
今回は18キロから19キロ程度と以前を上回り、走り方や気温の要因もあると思うが、
6速化や電子制御燃料噴射装置のセッティング変更の効果が出ているのだろう。
メーター・デザイン
メーターはマイナーチェンジで中央に液晶パネルが追加され、ギアが表示されるなど劇的に見やすくなった。
デザインに関して、古典的なネイキッドバイクのスタイルでまさしく鉄馬といってもよい。
タンク、エンジンを中心とした質感は素晴らしく、オーナーの所有感を満足させるものとなっている。
ただ、マイナーチェンジでSBはカウルの形状が変更され、ライトもLED化されるなど変化したが、SFの
デザインについては全く変更されなかった。
いかにもネイキットバイクという、このデザインを評価する人が多いと判断したのだと思うが、せめてヘッドライト
だけどもLED化するなど、マイナーチェンジ前との明確な違いを見せて欲しかったというのが正直なところである。
その他長所
・乗車姿勢は直立気味で腰に負担が少ないツーリングに適したポジションであり、シートの出来も良い。
・リアシートはフラットでフックも多いため荷物を載せやすい。
・21リッターの大容量タンク
総評
以前、CB1300SBをツーリングにおける高い快適性と それによる疲労感の少なさ、それでいて峠も充分に楽しむことができる総合力の高さ
をもつバイクと評価しているが、SFでもそれに変わりはない。
さらに今回のツーリングでは、その絶妙なハンドリング、ブレーキのセッティングには改めて感心させられた。
130万出せばニンジャ1000のようなより高性能なスポーツツアラーも購入できるので、正直言ってスポーツ性を重視するライダーは
そちらを購入したほうが良いと思う。
おそらくCB1300シリーズにマッチするオーナーは、大企業で課長や部長などの重職についていて、
たまの休日に、より安全に、より疲労感なくツーリングを楽しむようなライダーではないだろうか。
レンタルし、900キロほどツーリングしたのでインプレしたい。
7日の走行距離 260キロ
主な走行ルート
レンタルバイク山科 ⇒ 国道161号 ⇒ 国道367号 ⇒ 国道303号 ⇒ 国道27号 ⇒ 国道178号 ⇒ 京都府道49号 ⇒ 兵庫県道11号 ⇒ 城崎温泉
8日の走行距離 340キロ
主な走行ルート
城崎温泉 ⇒ 兵庫県道11号 ⇒ 国道178号 ⇒ 兵庫県道4号 ⇒ 国道482号(通行止めのため引き返す) ⇒ 国道9号 ⇒ 国道53号 ⇒ 国道482号
⇒ 国道179号 ⇒ 岡山県道56号 ⇒ 岡山県道65号 ⇒ 国道482号 ⇒ 鳥取県道114号 ⇒ 鳥取県道45号(大山環状道路) ⇒ 鳥取県道24号 ⇒ 米子市
9日の走行ルート 300キロ
米子市 ⇒ 国道9号 ⇒ 京都縦貫自動車道(丹波~沓掛) ⇒ 国道9号 ⇒ 国道1号 ⇒ レンタルバイク山科 (雨の中をひたすら、下道で京都まで戻る)
以前ハーフカウル版の2007年式 CB1300SB はレンタルしインプレしており、マイナーチェンジ後でネイキットバージョンとはいえ、ほぼ同じバイクであるため
感想も同じようなものとなり、新鮮味がないかもしれない。
マイナーチェンジによる大きな変更点は、(ウィキペディアより)
1.マニュアルトランスミッションを5速から6速に変更。
2.電子制御燃料噴射装置のセッティング変更。
3.平成26年騒音規制の緩和によりマフラー(サイレンサー)を小型化し可変バルブ機構を廃止。
4.ABSのコンパインドシステム(前後連動機構)を廃し標準装備に変更。
5.ギアポジションインジケーター・燃費表示機能を新たに採用した新設計二眼メーターを採用。
となっている。
性能
型式
EBL-SC54
全長(mm)
2,200
全幅(mm)
795 825
全高(mm)
1,110
軸距(mm)
1,520
最低地上高(mm)
125
シート高(mm)
780
車両重量(kg)
267
乗車定員(人)
2
燃料消費率(km/L)*1
国土交通省届出値:
定地燃費値*2(60km/h)
26.8〈2名乗車時〉
WMTCモード値
(クラス 3-2)*3
17.2〈1名乗車時〉
最小回転半径(m)
2.7
エンジン型式
SC54E
エンジン種類
水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒
総排気量(cm3)
1,284
内径×行程(mm)
78.0 × 67.2
圧縮比
9.6
最高出力(kW[PS]/rpm)
74[101]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
115[11.7]/5,500
燃料供給装置形式
電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式
セルフ式
点火装置形式
フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式
圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L)
21
クラッチ形式
湿式多板コイルスプリング式
変速機形式
常時噛合式6段リターン
変速比
1速
3.083
2速
1.941
3速
1.478
4速
1.240
5速
1.074
6速
0.964
減速比(1次/2次)
1.652/2.222
キャスター角(度)
25゜ 0′
トレール量(mm)
99
タイヤ
前
120/70ZR17M/C(58W)
後
180/55ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式
前
油圧式ダブルディスク
後
油圧式ディスク
懸架方式
前
テレスコピック式
後
スイングアーム式
フレーム形式
ダブルクレードル
価格
¥1,293,840
エンジンフィーリング
1300CCの大排気量によって発生する、巨大なトルクによって、
あまり回さなくともグイグイと加速する。
大排量なだけあって、あまり軽やかに回転するエンジンではなく、
スポーツ性よりもラグジュアリー性を重視したエンジンとなっている。
高回転型のエンジンでないので刺激には欠けるが、ロングツーリングでは疲労感なく
長距離を走ることができる。
高速性能
高速性能はYZF-R1のようなリッターSS、ZX-14Rのようなメガスポ、ニンジャ1000のようなスポーツツアラーに対し、ワンランク劣るが、
それでも日本の高速道路での走行には全く不足なく、160キロ程度まで軽々加速し、140キロでの巡航は楽々こなす。
コーナリング
重量があるため軽快感はないが、一度コーナリング状態に入ってしまえば安定感は高く、
安心してコーナリングを楽しむことができる。
ハンドリングのセッティングが絶妙で、自分が思ったラインに対し、アンダーステアも、
オーバーステアもなく正確になぞることができ、ブレーキも効きすぎることも、効かなすぎる
こともないちょうど良い塩梅のセッティングだった。
この辺は、地味だがCB1300SFの大きな長所と言えるだろう。
快適なワインディングでは素晴らしいハンドリングを発揮。
さすがに狭く急な峠では重さもあって取り回しに苦労する。
取り回し
停車時には車輌の重さを感じるが、日本向けに作られているため、大型にしてはコンパクトで
車高が低いため、足つきは良好である。
燃費
以前、2007年式CB1300SBをレンタルしたときはリッター16キロから17キロ程度の燃費だったが、
今回は18キロから19キロ程度と以前を上回り、走り方や気温の要因もあると思うが、
6速化や電子制御燃料噴射装置のセッティング変更の効果が出ているのだろう。
メーター・デザイン
メーターはマイナーチェンジで中央に液晶パネルが追加され、ギアが表示されるなど劇的に見やすくなった。
デザインに関して、古典的なネイキッドバイクのスタイルでまさしく鉄馬といってもよい。
タンク、エンジンを中心とした質感は素晴らしく、オーナーの所有感を満足させるものとなっている。
ただ、マイナーチェンジでSBはカウルの形状が変更され、ライトもLED化されるなど変化したが、SFの
デザインについては全く変更されなかった。
いかにもネイキットバイクという、このデザインを評価する人が多いと判断したのだと思うが、せめてヘッドライト
だけどもLED化するなど、マイナーチェンジ前との明確な違いを見せて欲しかったというのが正直なところである。
その他長所
・乗車姿勢は直立気味で腰に負担が少ないツーリングに適したポジションであり、シートの出来も良い。
・リアシートはフラットでフックも多いため荷物を載せやすい。
・21リッターの大容量タンク
総評
以前、CB1300SBをツーリングにおける高い快適性と それによる疲労感の少なさ、それでいて峠も充分に楽しむことができる総合力の高さ
をもつバイクと評価しているが、SFでもそれに変わりはない。
さらに今回のツーリングでは、その絶妙なハンドリング、ブレーキのセッティングには改めて感心させられた。
130万出せばニンジャ1000のようなより高性能なスポーツツアラーも購入できるので、正直言ってスポーツ性を重視するライダーは
そちらを購入したほうが良いと思う。
おそらくCB1300シリーズにマッチするオーナーは、大企業で課長や部長などの重職についていて、
たまの休日に、より安全に、より疲労感なくツーリングを楽しむようなライダーではないだろうか。
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