北海道での開幕でないのが残念だが、北海道日本ハムファイターズ栗山監督が、花巻東高出の注目ルーキー大谷君の起用法への苦悩が尽きないことを明かした。西武との敵地での開幕戦を翌日に控えた28日、西武ドームでの全体練習に参加。開幕にスタメンで抜てきするかどうかを問われても「ゼロでは、もちろんない。でも無理させるところではない」と、決めかねているようだが、投手と野手の二刀流での育成に挑戦しながら、戦力としての両立を目指しているだけに、難題のよう。大谷を含めた打線の構成に関しても「いろいろギリギリまで考える」と、揺れる胸の内をのぞかせていた。お家事情もあるが、札幌での出場が楽しみだ。
本当にうまくはいかないものだ。引き分け以上で日本の5大会連続W杯出場が決まる6月4日のアジア最終予選のオーストラリア戦に、主将のMF長谷部誠とウォルフスブルク、FW岡崎慎司DF酒井高徳ともにシュツットガルト=が、試合前日合流を強いられる可能性があることが分かった。ドイツ・サッカー協会が、ドイツ杯決勝の開催日を6月1日に決定。準決勝に進出している3人の状況が、日本の命運を大きく左右する。本田と長友がいなく負けたイラン戦についで本当にピンチなのだ。