北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹投手が右肩関節唇を損傷していることが、分かった。オフの間で右肩の痛みは回復せず、キャンプ2軍スタートとなり、ブルペン入りのメドも立っていない。最悪の場合は手術も考えられ、開幕どころか3年目のシーズン全体に暗雲が漂ってきた。昨年11月、右肩痛のため侍ジャパンでのキューバ戦の登板を回避。球団関係者によると、年末に受けたメディカルチェックで「右肩関節唇の損傷」が判明、重傷であることが分かった。年明けに都内の病院で再検査を受けたが、同様の診断が下された。その後の自主トレでキャッチボール、ネットスローを行っていたが、力を入れた投球は一度もできず、不安を抱えたまま、キャンプインを迎えることになった。球団では昨季、ケッペルが同じ右肩関節唇の損傷で、4月に戦線離脱。7月にクリーニング手術を受けたが、シーズン中の復帰はかなわなかった。
斎藤はまずはキャンプに入り、温暖な気候で回復の望みにかける。だが、現状ではブルペン入りは白紙。もし右肩の状態が上がってこなければ、しかるべきタイミングで球団と今後の対応を決断するとみられる。