暑い中ダルビッシュは頑張った。立ち上がりは不安だった。2四死球で走者をためると、4番フィルダーに左中間を割られる2点二塁打を浴びた。4回にもソロ本塁打を打たれ、主砲一人にやられる試合展開だった。レンジャーズのダルビッシュは26日、アーリントンでのタイガース戦に先発し、10勝目を挙げ、ア・リーグのハーラートップに並んだ。
強打者ぞろいのタイガース相手にメジャーで4度目の2ケタ奪三振。「タイガースはトップレベルの打線。楽しんで投げることができた」と、ナイター開始時気温39度もあった酷暑の中でも自分の投球ができたことを評価した。それでもがダルビッシュには、何度も間違いを犯さない修正能力がある。カットボールとカーブを使って中飛に仕留めた。日本人でメジャー1年目で2ケタ勝利をマークしたのは、過去に5人。野茂、松坂らの名前が並ぶが、ダルビッシュは照れくさいのか大喜びといった感じではない。「普通の1勝だけど、みんなに感謝する」と話したそうだ。松坂の失敗の轍はすまないで欲しい