サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

ジョン・レノン/平和の祈りをこめて-ライヴ・ピース・イン・トロント1969-

2008年07月10日 12時18分50秒 | CREAM/ERIC CLAPTON
前回に引き続き1969年のクラプトンつながりで。
beatlegを読んでいたら無性にこのライブ盤が聴きたくなってついに購入。

高校時代にwowowかBSで放送されたビデオをずっと繰り返し見てきましたが、
音だけで聞くとまた別の味わいがあり、良いですね。

でもやっぱりこれは映像で見たほうが確実にテンションのあがるLIVEです。

1. ブルー・スウェード・シューズ
2. マネー
3. ディジー・ミス・リジー
4. ヤー・ブルース
5. コールド・ターキー(冷たい七面鳥)
6. 平和を我等に
7. ドント・ウォリー・キョーコ(京子ちゃん心配しないで)
8. ジョン・ジョン(平和の願いを)

相当急造だったバンドらしく前半はジョンが好きなビートルズ初期から演奏している
ロックン・ロール・ナンバー。

ここでの切れがあるクラプトンのフレーズがバッキング/ソロともに冴え渡る。
ロックン・ロールを弾かせても格好良い!!!(単なるミーハーか・笑)

ヤー・ブルースは、前年1968年年末のストーンズのロックン・ロール・サーカス以来の
ジョンとクラプトンによる再演となったわけだが、ロックン・ロール・サーカスの時の演奏が
最高だと思っている私にとって、このトロントでの演奏はちょっと拍子抜け。
ちょっとグダグダ過ぎます。クラウス・フォアマンのベースフレーズが怪しいのと、どういうわけか最後クラプトンのソロのあと、もう一度歌が入ってこずそのまま終わり。
ん~、一年でこの差はなんなんでしょうか?聞けるだけでもありがたいですが。

そして5,6曲目は新曲。
5曲目はドラッグ・ソング「コールド・ターキー」。初期ジョンのソロの曲の中でも
凄く好きな曲で、1970年前後の感じが色濃く出たロック・ナンバー。
CDの解説に書いてありましたが、確かにリズムがショッキング・ブルーのヴィーナスに似てます。

6曲目のギブ・ピース・ア・チャンスも、「平和」を強く訴えはじめた初期ジョンの代表曲。
ベッド・イン・パフォーマンスでのアコースティックでの方が合ってる気もします。

B面にあたる7,8曲目はオノ・ヨーコの曲。今聞くとなんてことないですが、
8曲目はフィード・バックにヨーコ女史のスクリーミングによる12分もの長さの曲で、
さぞ当時の方は度肝を抜かしたのではないでしょうか?
B面は全く聞かなかったという声さえ聞いたことがあります(笑)

でも7曲目の「ドント・ウォーリー・キョーコ」なんて、スライドバーをはめて繰り出す
クラプトンのリフがなかなか格好よく、ずっとこのリフを引き続けている感じが
ポリリズミックなグルーヴさを醸し出してます。

それが音だけのCDだとより伝わってくる感じが。

でも気になるのがこのCDのミックスで、ジョンの声だけがやたらクリアに
そして前面に出てる気がしていまいち気持ちが悪い。

これってオリジナルのレコードもこういうミックスなんだろうか?

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