サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

ザ・ヘアー(THE HAIR)のOUT OF OUR HAIRが再発売に!

2007年07月12日 11時06分48秒 | 邦楽
昨日あいさとう率いるザ・ヘアーの名盤「アウト・オブ・アワ・ヘアー」が再発されました~!!!

目出度い(祝)!

今回はリマスター&エキスパンデッドヴァージョンということで、
正式名は「OUT OF OUR HAIR maximum r&b remasters」となっていて、
1990年に発売されたときとはジャケも若干異なった形で発売となりました。

正式名みて、あれれと思った方はさすが!

そうこの黄金のラインナップと同時期に発売された
「Maximum R&B」(未だに未CD化作品)から2曲が初CD化で収録されているのです!!!

アルバムのジャケはこれ→hortyuua.jpg

この中から収録されたのは「アイム・キング・ビー」と「アイ・キャント・テル」
の2曲。(このCDの中では⑫⑬曲目)

さらにさらにこのアルバムには当時の未発表ライブ音源が8曲も収録されているのです!
さすがに音質は落ちるものの、観客の声と相まって当時の熱気が伝わってくるような、そして本当にクールで格好良い演奏にはしびれてしまいます!

1. ヤング・マン・ブルース
2. あれはするなよ
3. ロッキン・チェア
4. グッド・タイムス
5. プリティ・リトル・ガール・ブルース
6. 恋をしようぜ
7. ピープル・ゲット・レディー
8. 砂のお城
9. 恋はシュビ・ドゥ・ビ・ドゥ
10. シンク!
11. キンキー・ヘアー
12. キング・ビー
13. アイ・キャン・テル
14. モンキー・ジャーク
15. ラスト・ナイト
16. ビッグ・ボス・マン
17. ユー・キャント・ジャッジ・ア・ブック・バイ・ザ・カヴァー
18. ウ・プ・パ・ドゥ
19. キャン・ユー・ヒア・ミー
20. ヤング・マン・ブルース
21. シャウト・アンド・シミー

前置きが長くなりましたが、このアルバムは1990年に発売。
ラインナップはあいさとう(G)、スカパラにもその後在籍した杉村ルイ(Vo)、
及川ヒロ(B)、江口マヌー(Dr)の四人による唯一のアルバム。

東京のMODSシーンの正しく顔役として活躍し、特に杉村ルイのボーカル時代はカリスマだったとか。
とにかく「すごい!」という情報しかなく長年このアルバムを探していたのですが、全く見つけることが出来ずにあきらめかけていたところの嬉しい再発売!(実際はちょっと前に職場の同僚に音源を焼いてもらっていたのですが)

本当に嬉しいです!昨年はこちらも長年探していた「Maximum R&B」の12inchと、1994年に発売されたライブ盤も手に入れることが出来、細かいオムニバスを除けばようやくオリジナル音源がほぼ全て揃ったことになるのです!

MODS→GS→ニューロック→ジャズロック(→そして現在は女性Voを迎えネオアコ的なポップな作品をリリース)と様々な変遷をたどりながら現在まで活動しているあいさとう氏のザ・ヘアーですが、いつの時代もそれぞれクールで格好良いのですが、やはり杉村ルイ時代は別格の格好良さがありますね。

メンバーのそれぞれの旨さもあると思いますが、この時期はなんでこんなに黒いんでしょうか?同時代に活躍したバンドだとガレージによりだったり、音が軽かったりするんですが、ザ・ヘアーは一音一音重みと凄みがある。

うろ覚えで申し訳ないのだが、この時代の貴重な証言に関しては大分前のクイック・ジャパンに確か北沢夏音氏による初期ザ・ヘアーのことについて3号分位連載があり(タモさんが表紙の第41号あたりだったかと・・・)、自分がその時代に居たかのような詳細な記述なので、まだ読んだことがない方は是非とも目を通して欲しいです。

そして勿論このアルバムを聞いたことがない方も聞いてみて欲しいです。The Hairとは何か?MODSとは何か?R&Bとは何か?表面的なことではなく「MOD」でいることとはどういうことなのか?それがこれを聞いて分かるはずです!2007年一番の復刻です!オススメ!

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