サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

Soft Machine / Hazard Profile

2009年06月23日 23時51分58秒 | 洋楽


1974年のスイスはモントルー・ジャズ・フェスでの有名なライブ映像。






いわゆるバンドルス期のソフト・マシーンの布陣。


「Bundles」は、1975年発売の8枚目。
Mike Ratledge (Ky)
Roy Babinghton (B)
Karl Jenkins (Ky&Sax)
Allan Holdsworth (G)
John Marshall (Dr)

前作の「Seven」から技巧派ギタリストAllan Holdsworthが参加。
でも、実はこの技巧派ギタリストに全くないので、
この弾きまくり感、まったく共感できないんですが、
リフがめちゃめちゃ格好良いので、この曲大好きです。

上のYoutubeは、ホールズワースの指を良く捉えているので彼のファンは必見かと。
それにしても、もうこの時期になると、オリジナル・メンバーである
マイク・ラトリッジの存在感がなんとないことか。
後半のソロももう何だか古い感じがするのは私だけでないはず。

それにしてもジョン・マーシャルのドラミングのなんと格好良いことか!

この細かい譜割りの上に長い譜割りのリフが乗るミニマルさが格好良い
「Hazard Profile」は、これにも収録。


「BBC Radio 1971-1974」(2CD)
このBBCでの音源を収めたCDには2テイク収録されていて、
一つ目はDisc1に収録の73年10月30日のテイク。
まだホールズワースがいない、ラトリッジ/バビントン/ジェンキンス/マーシャルの
四人での演奏。でもリフは完全に出来上がっていて、ギターなしでも曲の格好良さが映える。
(ちなみにPart1のみの短いバージョン)

もう1テイクはDisc2の74年6月10日の録音のバージョン。
ここではBundlesソフツでホールズワースを加えた5人での録音で、
Part1から4まで白熱した17分近い演奏を繰り広げており必見。

「Bundles」自体は現在入手困難なタイトルなので、
手っ取り早く「Hazard Profile」を聞くにはこの「BBC Radio」の音源は最適かと。
→この曲だけでなく貴重な音源ばっかり収録してます!