サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

クイック・ジャパンの岡林とサンボマスター

2006年10月24日 20時22分56秒 | 邦楽
全国の男子諸君!

クイックジャパンの最新号を君は読んだか?!

ほしのあきちゃんに、しょこたんに、いいよねぇ・・・

って違う違う!

男子諸君はグラビアアイドルは勿論ですが、
あの岡林信康とサンボマスターですよ!
これを読まにゃあ、あきまへん。

最近はまったく表舞台へ出てこない為、噂さえ聞こえてこなかった岡林信康が、
時代の兆児ともいうべきサンボマスターと対談するという夢の企画。

これが面白い。サンボの山口さんは日本のロックの造詣がもの凄く深く、
また岡林の影響が大きい(と文面で語っている)ことから、
物怖じする事なく、対等に、いやむしろ岡林を牽制するがことく、
次々と質問を投げかける。
それに対し、一つ一つ持論を展開する岡林。

細かいやり取りは、実際に対談をお読みいただくとして、
あの岡林信康が表立った場所で近年これほど、
快活に自身の活動を語った事があっただろうか?
私はそれを知らない。

対談の中で岡林信康のバックをサンボマスターに務めさせてください!
と山口さんが言っておられたが、これは是が非でも実現して欲しい。
岡林本人は「いや、大きい音でやるのが辛い」みたいな事を言ってかわしていたが・・・

対談の中でも語っておられたが、
岡林は昔の音源の復刻に対し、「NO」を突きつけている。
(*最近ソニー時代の3作品が紙ジャケで復刻されたが、
  これはソニーが独断で踏みきった話だという・・・)
オリジナルアルバムも手に入りにくく、
例えばフォークジャンボリーでの音源も今は復刻の際にカットされている。

岡林よ、それで自由になったのかい?
自分がフォークの神様と崇められることを嫌った事は分かるが、
自分で生み出した歌だもの、最後まで責任を持たねばならないのではないだろうか?
自分の過去の作品を提示した上で、現在氏がもっぱら推進しておられる「エンヤトット」
「御家囃子」を実践すべきなのではないか?

歌は例え、自分の中で封印したとしても、人から人へと伝わっていくものである。
是非岡林氏には、今の若い人たちの前で演奏を行って欲しい!

それにしてもロック画報のコラムで曽我部恵一氏がいっておられたが、
前回のサンボ×大滝詠一といい、今回といい、
大御所の前でよくあれだけしゃべれるものだ。すごい。

P.S.余談ですが、山口さんとは接客で何回か接したことがありますが、凄いいい人です!
  しかし、これだけ今回言いましたが、実はサンボマスターは一枚も持っていません。
  いいとは思うんだけど、ちょっと大仰な感じがしてしまいまして・・・人柄は好きですが。。。