サイケデリック・ペンタトニック!?

カリメロレコード(架空)の店主の何でもござれの日々の音楽コラム

アル・クーパー in 国際フォーラム

2005年10月07日 13時14分56秒 | ライブ
30年ぶりの新作「ブラック・コーヒー」をひっさげ、
伝説のアル・クーパーが来日公演!ということで、
10/5、東京国際フォーラム(ホールC)に彼女とともに行って参りました!

ライブは、ブラック・コーヒーからのナンバーを中心に
彼の代表作を散りばめた内容。
一曲目は、「泣かずにはいられない」。
私が大好きな曲の一つで、いきなりテンションがあがります。
そしてグリーン・オニオンのカバーと続き、
ハットフィールドの時と同じくレズリーが回るオルガンの凄みを体感。
しかしロック・オルガンという土俵でいえば、アル・クーパーの方が
一枚も二枚も上手ですね。もういい音出てました。

ステージは何の飾りもないシンプルなもので、単純に「音」勝負でした。
ただアル・クーパーの曲は、派手な装飾がなくても素晴らしい曲ばかりなので、
じっくり聴けるこのステージで良かったと思います。

ラストの曲「カミン・バック・イン・ア・キャディラック」では、
客席に降りてきて練り歩くというパフォーマンスも敢行!
私のいる二階席にはさすがに来てくれませんでしたが、
大物の思わぬ行動に皆さん嬉しい顔をしてました。

そしてアンコールでは、あの名曲「ジョリー」を披露し終了。
というか日本ではこの曲を演らないと、帰してもらえないんではないでしょうか(笑)
それだけに人気のある曲だし、素晴らしい曲だと私も思います。

そして公演後、
何とアル・クーパーも自身の人生で初というサイン会が開かれました!
開演前にサイン会の案内を聞き、あわててCDを買ったのですが、
そのCDはトップにあるフィルモアでの未発表ライブアルバム。
どう考えても、アルのキャリアの中では端っこのアイテムですが、
何故か慌ててこのアルバムを買ってしまいました・・・
やはり「アイ・スタンド・アローン」とか「赤心の歌」などにしてもらえば・・・
と思いましたが、このフィルモアのインナースリーブに格好良い写真が
あったので、そこにサインをしていただきました。
握手もしてもらいましたが、とっても大きな手でした。

ありがとう、アル。

ハットフィールドに引き続き、またしてもサインをもらってしまいました。
こんなに嬉しいことはないです!
それにしても皆さん、日本のファンには優しいですね。
あくまでお金とは考えたくありませんが・・・

*ちなみにフィルモアでのライブですが、未だに名盤として語り継がれる
「フィルモアの奇跡」の数ヶ月後に録音されたもので、
三曲目にはゲストでジョニー・ウィンターも参加。
内容も「~の奇跡」と遜色ないほどの出来栄えでロック・ファンは必聴です。
やはりアル・クーパーのオルガンとマイク・ブルームフィールドのギターは、
確実にあのアツいロックの時代を牽引していました!