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つきのこ的徒然日記

見たこと感じたことを徒然なるままに。
わがまま自由気ままにゆったりと・・・。

お稽古納め

2008-12-09 22:42:49 | お稽古
今日で今年最後お稽古が終わりました。

ちょっと早いけどいろいろと先生もお忙しいし、
私も出版社のほうが忙しいということで、
本日がお稽古納めとなりました。

11月からはじめたお仕舞「葛城」も何とか合格!

~天の香久山も向かいに見えたり。
 月白く、雪白く、いずれも白妙の景色なれども~

雪山風景を一足お先に、見てまいりました^^

今の先生について丸3年が経ちました。
時々、私は上達してんの!?と
考えることもありますが、
尊敬する師匠の下で大好きなお仕舞を
教えていただいているのですから、
こつこつと練習していくしかありません

足の運び、サシ、ヒラキなど基本の練習は毎日の日課です。
突然始めても(もちろん室内)家族はもうびっくりしなくなりました^^

練習した分、小さな発見を見つけて密かに喜んでいます^^

習得していくには、やはり地道にやっていくことが一番です。
来年もがんばります!

この12月は、後2回お能を観に行く予定です。
元気のなかった11月は友枝会だけでした。

それにしても好きなことをいろいろやっているなぁ・・・
考えるとありがたい事です。







「松虫」クセ

2008-09-09 19:41:07 | お稽古
8月から、お稽古は「松虫」クセ。

完全に仕上がるころは、
秋の虫が夕刻から鳴り響いていることだろうなぁ。(←あくまでも希望^^)
冬までかかるようなら、秋の虫は死んでしまったり、冬眠したり・・・。
なんとも時期はずれになってしまうから、がんばっ!

生憎と仕舞本に載ってないので、詞章をPCで探し回りました。

謡キリの部分はすぐ見つかったのですが、
クセのところを探すのに時間がかかってしまった。

舞の流れは、これまで習った型がほとんどで、
「羽衣」で習ったところと同じ型がある。
師匠から「覚えてる?」と聞かれ、
「はっ、はぁ~」思い出すのに3秒かかりました。情けない・・・^^;

基本を大切になさる師匠なので、
私も常に初心を大切に、と思うのですが、

思うのと、出来るのでは、明らかに違う。

新しい型を覚えると、前の型を忘れがちで・・。年です・・・。
一に練習、二に練習、三,四、五も練習です。
繰り返ししていくことで、エーテル体に沁み込ませていかなきゃ。

それより五十肩かな・・・?。
ここ1週間前からやけに左側の肩、背中、腕が痛む。
見え難くなった左眼の影響・・・?
おほほ、、、ここでもお年だわ!






肝(はら)で数える!

2008-02-13 01:05:51 | お稽古
お仕舞「桜川」網の段 では、続けさまに踏む足拍子が13回も出てくるところがある。

これまでは田村」の6回が一番多かったが、倍以上になる。

一週間前のお稽古では、なかなか師匠についていけなかったが、

昨日のお稽古、二回目で何とかついていけるようになった。

師匠もそうそうよく出来た!とおっしゃってくださった^^

後は強弱をつけて、きれいに手と扇をつけるようにしなければ完璧ではない。

この一週間、私の頭の中と足は、足拍子を踏み続けていた。

台所で料理してるときも、電車に乗っているときも、歩いているときも

お風呂に入っているときも・・・・ずっと踏み続けていた。

ト~~ン・ト~~ン・ト~ン・ト~ン・トン・トン・
トントントン・トーン・ト~ン・トン・トン

このトンの足拍子の間には、微妙な「間」があり、強弱があり、向き変え、扇を動かす。あぁ~~

そして気がついたこと。

頭で数えない!考えない! 

肝(はら)で数えるんだ!  

そう思ったとたん、「足拍子」の間隔を体得し、やっとできるようになったのです!

自分では大発見だけど、

長いことお稽古されている方は結構当たり前かもね。

まだまだ他のところも気をつけなければならないことだらけ。

本当に桜が咲く頃までに、完璧に舞いたいと願っています。





満開の桜の中で舞う「桜川」

2008-02-09 14:54:44 | お稽古
お能の先生が選んでくださった次のお仕舞は「桜川」 網の段 です。
桜の咲く頃までには、合格できるといいね・・・とおっしゃっくださいました^^

お能「桜川」
拝見したことがないので、家にある本で調べてみました。

四番目 狂女物 作者世阿弥

お仕舞の部分だけの説明になりますが、

― 桜咲く桜川、桜の神を信仰する母親が水面に浮かぶ桜を掬う歌舞を見せ、
わが子桜子と再開する桜尽くしの能 ―

親子が生き別れになった能(お仕舞)は初めてです。

謡がとてもきれいです。

前回の「雲雀山」も狂女物ですが、オシテの心境、役どころが全く違います。

初めて習う型もいくつかありますし、足拍子もたくさん踏みます(冷汗)

強弱はもちろんのこと、間あいが一足ごとに微妙に違う。

向きを少しずつ変え、これに手も添えていく。

習得するのにかなり時間がかかりそうです^^;

五線紙に音符がついてればなぁ~なんて、ふっと勝手なこと思っちゃいました。

地謡との掛け合いも初めてです。

が、困難なとき、燃えるタイプなので、ここはひとつ頑張り抜きます!!

電車の構内で足踏みしているオバサンがいましたら、それは私です^^

ひと足お先に、私の脳内は満開の桜の中で、

しばらく桜の精たちと戯れ遊びます。

愛するわが子と再会できることを願って・・・。恋しき桜子や~~~~。

本当に桜の咲く頃までに合格できますことを祈願して、

がんばりまするぞ~~。















「羽衣」終わりました。

2007-11-09 16:40:25 | お稽古
お仕舞「羽衣」クセ、やっと先生からいいだろうと合格をいただきました。
キリも入れて約8ヶ月「羽衣」を舞っていました。
少しは天界までいけたのでしょうかね~??

でもまだまだ、基本中の基本、サシ、ヒラキ、ハコビは
今後もずっと練習しなくてはなりません。
終わりがないような気がします。修行みたいなものです。

最近、特に足のハコビには、神経を足の裏までいきわたらせるようにしています。
歩くことの難しさを痛感しています。
普段は何気なく、歩いていたのになぁ・・・。

体の中心を意識して、腰を落として右左と、すり足で歩く。
このとき、交互に重心の置き方を意識する。
でもいずれ無意識に出来るまで
「修行」です!

これが自然にできればいいんですがね~~^^;

電車を待っているときにも練習してますが、
どうも回りから変な目で見られているかも?
家の中でも、当然すり足になってる。

ところで、現代人の歩き方は手足を右左と交互にして歩いていますが、
この歩き方は明治になってからと、ある能楽師のかたから教えていただきました。

今でも、能舞台上では「なんばあるき」といって、手足が右、左と
一緒に前に出る歩き方で、むかしの日本人はそう歩いていたそうです。
へぇ~~~。

「羽衣」クセのお稽古

2007-07-12 18:28:53 | お稽古
お仕舞「羽衣」キリがやっと合格^^
次はクセの部分を教えていただくことになりました。

同じ序の舞だけど、クセのほうが、更に動きが少なくチョースローな舞です。
せっかちな私には、修行かも思いながら、必死で先生の舞についていきました^^;
クーラーがはいっているのにも、
かかわらず背中に汗が滝のように流れているのがわかります。
真冬だって、汗だらだらなんです。

新しい型「中一ツヌキ」というのを教えていただきました。
拍子五つ踏むところを、左、右と踏んで真ん中の3つ目を踏まないで、
一足前にでて、右、左と踏みます。
これにもちろん、手をつけます。
拍子は、本当に間の取り方が、難しいです。
何回も練習して、体で覚えていくしかありません。

「イソガシ神」に時々、とりつかれますが、
お仕舞のお稽古で、呼吸を整え、丹田に気を送り込み、
バランス感覚をとっていきたいと思ってま~す。

とにかく、お仕舞のお稽古が「三度の飯より好き」です!!
教えていただいたところは、
次のお稽古までにしっかり覚えていきたいと思っています。
でもね・・・・、ど忘れしちゃうんです^^;

頭で考えないで、すーと舞える日がくることを~。切に~。
あ~、一に練習、二に練習、三、四も練習、五も練習だ~!

仕事のこと、忘れてた^^;









いよいよ次は・・・・。

2007-03-23 10:17:01 | お稽古
今のお能の先生について、1年数カ月あまりが経ちます。

いよいよ、次は『羽衣』キリを教えていただきます。

う~~~ん、かなり難しそう!!

だって、天人になって、天上へ天上と舞い上がっていくんだもの^^

この重い体で、上がれるかしら^^;

お仕舞の中で、いろんなシテの舞を教えていただきましたが、

天人はもちろん初めて。

これから上げって行く天を見つめ、そして上がっていくときに地上いわいる

人間界を見ながら、昇天していく・・・。

「いや疑ひは人間にあり。天に偽りなきものを」天人の言葉。

清浄無垢の世界を描いた大きなテーマでもあります。

型を覚えつつ、気持ちを天人に、どれだけ近づけることができるか!

忙しさのピークも、やっと越えました。(ホッ)

一生懸命、お稽古に励みます。

ほんと、楽しみな「羽衣」です。





初稽古でした!

2007-01-10 11:26:00 | お稽古
昨日は今年に入っての、初お稽古日でした。

お稽古のときは、ほとんど動きやすいパンツ姿ですが、
昨日は初日だし~~、
ということで、大好きな結城紬を着て出かけました。

しかし毎回、先生の前で舞うのは緊張します。
冬でも背中に汗が流れてくるのです。

日々の暮らしの中で、
このくらいの緊張感は私には必要なんでしょう!

昨日は先生が新しい曲を
選んでくださいました。

今回は仕舞本にない曲でしたので、
自宅に帰ってから謡を調べました。

毎回新しい曲ごとに、
ノートに必ず!
謡を書き写すようにしています。
コピーはあえてしません!
作者、シテ、面、場所、ワキ、ツレなど調べ、
舞う状況をイメージしていきます。

わずか数分の舞ですが、全神経を集中させ、
それが最後には、無意識のなかで出来るように
なれればいいなと思うのですが、
そうなるには、何年、いや何十年も
かかるかもしれません。

「なぜ、お仕舞なの?なんか役に立つの?」
50の手習いのわりに、一生懸命な私を見て、
聞いてきた友人もおりました。

「う~~ん、たぶん、自分を律するためかな~~」

その時は、そう答えるのが、一番正直だったと思います。

また、今年一年、精進してまいります!!












謡う、おばさ~ん♪

2006-12-20 18:46:20 | お稽古
昨日が、今年最後のお稽古日でした。
与えていただいた曲を、何とか年内中に仕上げたかったので、
この1週間は、特にがんばりました。
そして・・・、やっと合格!
これで新しい年が迎えられるもんだよ~~ん♪

強弱を付け、向きも変えながら、6拍子踏むタイミング、
『間』の取り方、ホント難しいですね。
体で覚えるしかない!

さすがに今日は、ボーとしてましたが、
「いかん、いかん、動け、動け」と、声が聞こえたような・・?
怠けないで、少しだけ練習。家の仕事と近所までお買い物。
歩きながら、お謡いが自然とでてくる。
人とすれ違うときはやめますがね。
多分、変なおばさんに見えてるかもです。
家だと、家族がいてもお構いなしに、がんがん謡ってます。
よく堪えてくれてます。感謝してますからね。

我が家も、クリスマスモードに切り替えました。
初心者なので、写真はご勘弁。

毎日続ける

2006-12-16 11:23:00 | お稽古
お仕舞を始めて1年数ヶ月経つが、ほぼ毎日練習している。
ほんと!このグータラな私がです!

とにかく、真っ直ぐ立ち、すっときれいに歩く、これって結構難しい。
歩くときの体の中心、
拍子を踏むときの体の中心、
扇を上げるときの体の中心、
少しでも体がぶれない様にしたい。
これには日々毎日練習しかない。
まぁ、50代の手習いだけど、
少しでも極めていきたいとな願っているのですわ。

12月始めに国立能楽堂にお能を観に行った時、
能狂言のほかに舞囃子が2番ありまして、
そのときの舞囃子「鷺」は久しぶりに、
目が釘付け状態になりました。
舞われたのは80代半ばの女流能楽師、ご高齢にも限らず、
体がもちろんのこと、ぶれていない!
そして、すごい気迫を強烈に感じました!
また、秘曲とされている「鷺」の舞の面白さは格別でした。
もともと能「鷺」は、少年か還暦を過ぎた老人が演じる決まりがあるそうな。

でも今の時代、還暦を過ぎても、
老人とは呼びがたいお方はたくさんいらっしゃいますよね。