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つきのこ的徒然日記

見たこと感じたことを徒然なるままに。
わがまま自由気ままにゆったりと・・・。

現代能楽集Ⅰ「AOI」「KOMACHI」

2007-05-11 21:43:48 | 能・狂言
4月に観た7公演のうちのひとつ、
現代能楽集Ⅰ「AOI」「KOMACHI」の簡単記録です。
作・演出は川村毅氏

世田谷パブリックシアターは、初めて。
ここですか~、萬斎さまが芸術監督やっておられるのは~。
フムフム、なるほどぉ~。
お能狂言以外も面白そなのあるんじゃない!

「AOI」のベースは、もちろん能「葵上」
「KOMACHI」は、どうやら「卒塔婆小町」のよう。

「AOI」の主演は麻実れい
さすが、宝塚出身だわ!かっこいいわ!!
舞台に出てくるでけと、ぱーぁと華が咲く。

強く相手を想う心によって生霊と化してしまう女性の話を、
現代の物語として再生したもの。
麻美れいさんは、六条婦人(六条御息所)役、
妖しく怖いくらい美しかった^^;

私の一番のお目当ては「KOMACHI」
「小町」役の笠井叡さん、舞踏家、オイリュトミストである。
彼は日本より欧米でのほうが、名前が知られているらしい。
私の回りの友人たちに人気がある方で、とにかく一度拝見したかった。

60年代に大野一雄、土方巽と共に舞踏の創生期を築き、
舞踏史に残る作品に出演、その後渡独してオイリュトミーの研究をする。
そして現在に至っている。

現代版「KOMACHI」はすごかった!
あの身体運動は、うまく表現出来なくて申し訳ないが、
すばらしい芸術運動とおもった。

あの「小町」が、いまだに私の頭の中で踊っている。
狡猾な「小町」、哀れな「小町」、可愛い「小町」だった。
これからも、笠井さんの舞台は見続けていこうと決意しながら、
家に帰った。

私はこのての演劇は初めてだったけど、
また違う世界を見ることができ、うれしかった。






初めての能楽鑑賞

2007-05-07 18:57:05 | 能・狂言
以前、ブログ(4月5日)でも書きましたが、
オランダからお見えになったご夫妻と、
そのお連れ(ドイツ人とインド人のハーフで、日産社長ゴーン氏似よく似た人)、
私の友人(ドイツ語ペラペラ)も含めて、総勢7人でお能鑑賞に行ってきました。

そのうち5人は初めてのお能鑑賞、
もう1人の方も片手で数えるくらいしか観たことがない。

探してねと頼んできた友人は忙しくて行けず,私が皆さんをお連れしました。
張り切ってお着物で出かけました^^

日時、料金も考えて観世能楽堂での「閑能会」を選びました。
お仕舞、素謡、お能「熊野」狂言「舟船」お能「船橋」と盛り沢山。

まず正面、脇正面、中正面の席のランクの説明←もちろん通訳
観世会は組織的にも一番大きいのか、
お能のあらすじ英語版が販売していて助かった^^

この人数だから2列かなと思っていたら、みんな一列に座りたがって、
前から2番目の正面席に7人ずらっと並びました。

若い女の子には寝ても平気よって言いましたが、まじめに観てましたね~。
で、外国の方々はお能「熊野」のとき、身を乗り出して
じーっと真剣に観ておりましたね~。
多少のお疲れもあったので、狂言まで拝見して能楽堂を出ました。

帰りに食事をしながら、感想をお聞きすると、
小鼓をなぜなめていたのか、
大鼓打っている人の手が真っ赤だったとか
シテが回っているのにカーブを感じさせなかったとか、
難しい日本語の言い回しが、日本人でも聞いてわかるのかとか、
お能は謡い、狂言は語るようなものだとか。
とにかく美しく、感激した。日本にはすばらしい文化がある。
皆さん熱く語っていました。

私がお能の申し合わせ(全員集まっての練習)は
一回だけだと説明すると、ほんと驚いていました。
「地」から力を貰って謡っている地謡、地頭の説明をすると、
だから、謡うときに扇を立てていたんですねと
よーく観察していたのに私のほうが驚きました^^

大変喜んでいただき、疲れが吹っ飛びました。
楽しい能楽鑑賞会になり、ホッとしましたわ^^








記録として 能楽鑑賞 -その2-

2007-04-07 21:02:15 | 能・狂言
この4月は、9日の「八十世金春宗家継承披露能」からスタートして、
わりと能楽鑑賞が入っています。(好きで勝手に入れました~)

で、その前に観能したのを簡単ですけど、記録として書き留めておこうと思います。
今頃で・・・、とほほ・・・・。

2月25日 国立能楽堂 喜多流「二人の会」

「卒塔婆小町」シテ:小野小町 香川靖嗣  ワキ:宝生閑
大鼓 安福建雄 小鼓 大倉源次郎 笛 一噌仙幸
地頭 友枝昭世

実は去年チラシを見たとき、地頭は粟谷菊生さんになっていたのです。
残念ながら、菊生さんは昨年10月にお亡くなりになりました。
この難曲といわれる「卒塔婆小町」どなたが地頭をおやりになるんだろうと、
すごく興味がありました。当日パンフレットを見て、そっか!やっぱ!
友枝さん以外には、ちと考えられなかったです。
となると、当初の予定「実朝」の地頭は友枝さんだったけど、
長島茂さんに代わっていました。

どうしてもこのことが書きたくて・・・・。

夫も一緒に行きましたが、案の定「卒塔婆小町」ではうつらうつらしてました。
時々、つついて起こしましたけど^^;

内容はともかく、私もこんなばあ様(前場)になる可能性があるかなと
考えてしまいました。

狂言「鎌腹」シテ:太郎 山本東次郎 アド:女房 山本則秀
      アド:仲裁人 山本則俊

幕上げからいきなり駆け出してきた、怒りの形相の女房、逃げる夫。
「仕事をしない夫を生かしておいても仕方がない」と女房。
仲裁人に因果を含められ、太郎は山へ向う。が、自分も男の端くれ、
妻に見くびられた腹いせに、自害しようとするが・・・・。

東次郎さん、いつ拝見しても品位がありますわぁ♪
笑いの続く狂言で(変な表現?)、夫は喜んで観ていました。

「実朝」前シテ:老人 後シテ:源実朝の霊 塩津哲生
    ワキ:旅僧 森常好
大鼓 柿原崇志 小鼓 幸清次郎 太鼓 金春惣右衛門 笛 一噌幸弘
地頭 長島茂

今度は私が爆睡。夫は前シテと後シテが分かれていて、観ていて面白かったと
感想を述べていました。

たまには、夫婦で能楽鑑賞もいいのかなぁ。少々お高くつきますが・・・・^^;






能楽鑑賞 -その1-

2007-02-27 09:55:55 | 能・狂言
先週末は、お能、コンサート、お能と続いた。
好きなことの疲れは、心地よい。

まずは能樂鑑賞の記録。その1

2月22日(木) 国立能楽堂

復曲狂言「近衛殿の申状」

シテ:近衛殿/山本東次郎
アド:太刀持/山本則孝 奏者/山本則重 
  百姓/山本則俊 左衛門尉/山本則直

復曲能「鵜羽」

前シテ/海女 後シテ/豊玉姫 :観世清和
ツレ:海女/赤松禎英
ワキ:恵心僧都/森 常好
ワキツレ:舘田善博 森 常太郎
アイ:山本則秀
笛:藤田六郎兵衛  小鼓:大倉源次郎
大鼓:山本哲也   太鼓:観世元伯

前半、爆睡してた!能楽堂へ向う電車の中でもよく寝てた!
完全な寝不足!

後シテの舞はすごかったわ。
あんなハイスピードの小鼓、大鼓もはじめて!
もう一度観たい!

能楽堂へ行くと、チラシは必ずいただいてくる。
帰りの電車で、次の計画を立てるのは大好きです!
それにしても能狂言のチラシのデザインは、今風、昔風、
いろいろあって楽しませていただいています。

その2は、後ほど~♪






ハラハラ!ドキドキ!「道成寺」

2007-02-10 13:48:44 | 能・狂言
お能初心者、ミーハーのつきのこは「道成寺」が大好きです。
とはいっても、まだ4回(うち1回は「鐘巻」で「道成寺」といえない?)しか観ていません。
若手もベテラン能楽師、どちらを観るのも好き!

3月に披く(初演すること)シテ方がいらっしゃるのでまた行きます!えっ自慢~?

何から見始めるとい~い?と聞いてくる友人には「道成寺」!と即座に答えます。

まぁ、前シテと後シテの両方がすごい!(わかりやすいのですわ)
全体的にドラマテックである!
緊迫感が充分にありすぎる!

これで退屈する方、あるいは眠くなる方は少ないと思うから。

シテ方は、「道成寺」を披いて、やっと能楽師一人前と見なされるそうです。
技術面もそうですが、運営面に関してもそうらしい・・。

まず、狂言方4人(6人の場合もある)が太い竹に通した重い鐘(100㌔前後)をつま先立ちで歩いてきて、
舞台中央に置き、鐘を吊し、鐘後見が紐を引っ張る、鐘は空間に位置していく、
もうすでにハラハラ、ドキドキ!
ちなみに、聞いた話ですが、鐘の上げ方は山本東次郎家が当代一らしいそうです!

今回もポイントのみで~~。

前シテの白拍子と小鼓の方との、一騎打ち、乱拍子が始まる。
余談ですが私一度、小鼓の方の最初のかけ声で飛び上がったことがあります。
すごい、気合でしたわ!

この場面、小鼓を打つとしばらく間が置かれ、シテが足先や踵を踏む、
この間、間、間、間・・・・・15分~20分だと思うのですが、
この「間」の空間で、能楽堂全体緊張の渦。ハラハラ!ドキドキ!

最初にお仕舞を教えてくださった能楽師は25~30分位、長かったですね~。
後でお聞きしたのですが、気絶寸前でした!と言っておりました。
体重も数キロ落ちたそうですって!

急ノ舞に入り、そして「思えばこの鐘恨めしやとて」で鐘を見上げて、
烏帽子を叩き落して、

「鐘入り」

この瞬間を待っていました!!!

5流によって、鐘入りが違うそうな。
殆どは鐘の真下で、手を揚げ、足を踏み、鐘が落ちるのと同時に飛び上げる。
いちど「斜入(しゃにゅう)」観たことあります!
落ちてくる鐘の外から、斜め上にひねって飛びあがって入る!
もう命がけ!!

あっという間の出来事でした~。

鐘の中で装束と面を付け替えて、そして鐘が上がる・・・・。ハラハラ!ドキドキ!
(その間に間狂言が入ります。)

後場で、蛇体となって現れた女は、僧(ワキ方)に祈り伏せられる・・・。

祈り伏せられた鬼は最後、日高川に飛び込みますが、
祈りによって救済されていないのです。
こわ~~い!

いつかこの白拍子が救われることを祈って、私は何度も「道成寺」を
観るのかもしれない。
終わりのない、女の情念の深さ、悲しみが報われることを願って・・・。


















つきのこ的妄想の世界「隅田川」

2007-01-31 14:15:00 | 能・狂言
友枝さんの「隅田川」を観てから、1週間がたった!
さぁ、ブログに書きましょうと決意したのですが、
薄れて消えかかっているのです。すまんです^^;
これは、私の血と肉になったのです。
元気の源をいただいたと思っていますわ。いわゆる生きる力です!

で、ちょっとだけです。
詳しくは、saheiziさん、fukuさんがかかれています。逃げてる?許して下さい。

お幕から滑り出すとき一瞬ですが、友枝さんはためらったように見えたのです。
いつも感じる熱に影がさしている感じ。
鏡の間で面をお付けになってから、
お幕前まで歩いていく間、何をお感じになられたのでしょうか?

装束の色も前回の「百万」を違い、色彩を落としている。
笠をかぶっているが、表情が暗い。単なる笠の影のせいではない。
面の使い方が、本当にうまい!当たり前ですけど。

おワキの宝生閑さんが、うまく情景を創り出してくれている。
さすが、人間国宝名人の技!でござる。

シテ、ワキ、地頭の香川靖嗣さんはじめ地謡の力強さ、お囃子方、
みごとに調和している。ぐんぐん、惹きつけられる。
心地よい緊張感。お能の醍醐味である。

で、そんな時~~、紙の音。そんなの予測できないのか!
怒りを通り越して、笑いになってしまったのよ! わ・た・し!
のど飴取り出し開ける音だって、響くのにね~。

さてさて、気を取り直してさらに集中。

舟に乗り、渡し守が語る一年前のこと、3月15日になくなった子が
探し求めていた我が子と知り、愕然と力落とす母、みるみる面の表情が
変わっていく・・・。すごいものを観た!
瞬きしても、間違いなく面が変わっていくのである。

舟から下り、塚に行き、嘆き悲しむ母の声は、深~い地の果てまで、
低く響く・・・。
幻となって現れた梅若丸を抱きしめようと駆け寄るが、
すーっとすり抜け、消えていく・・・。
あの低い声の響き、力なく打つ鉦鼓の音、
今思い出しても、涙ぐんできました。一瞬一瞬が忘れがたいです。

で、子方の内田貴成君、可愛かったな。
去年よりまた少し大きくなって、次の舞台が楽しみです。

この名演を観ることができて、本当に幸せでした。

またがんばろうっと。





能楽堂いろいろ♪

2007-01-26 20:36:08 | 能・狂言
1月24日、またもや、国立能楽堂に行って参りました。

お目当てはもちろん、友枝さんの「隅田川」でした。
あぁぁぁ~~「感無量」過ぎて、まだこの胸にしばし、とどめておきまする。


かわりにと申しますか、つきのこがこれまで行った能楽堂を列挙いたしますね。

国立能楽堂・・・一番でかい、ではなくて、広い!

横浜能楽堂・・・染井能楽堂で使われていた鏡板や他の古材も随所に
       使用されている。もし、食堂に入ったら、
       ぜひ天井を見ていただきたい!

観世能楽堂・・・能楽関係者以外のお方が、去年お舞台にたちました!
      「玉さま」こと、坂東玉三郎さん。清和さんと仲がいいんですって!

宝生能楽堂・・・一番好きな能楽堂かも知れない。
       鏡板の松好きだな・・。席に白いカバーがかかっているところも、
       全体的にいい雰囲気だしているなぁ♪

厳島神社の能舞台・・・う~~ん、また友枝さんの「羽衣」「猩々乱」
          思い出してしまった!最高だったなぁ~♪
          つきのこ、ハードスケジュールで、この日から4日連続で
          音楽会、能鑑賞会でしたわ。実は6日連続の予定が、
          雨天で流れてしまいました!

矢来能楽堂・・・舞台と見所が、ものすごく近い!
      畳もあって、アットホーム的で好きです!

喜多能楽堂・・・今一番多く、観にいっている所♪

身曾岐神社の能楽殿・・・大きな池に囲まれていて、鯉もすごいジャンプして、
           お能観てたのが印象的!

梅若能楽学院会館・・・友枝さんの舞囃子「江口」ちょーよかったです。

あとは、一年に一回だけ能舞台を設える鎌倉宮での薪能。

新しい試みだった三渓園でのお能、おぉ~~、寒かった~!

長崎の浦上天主堂でのお能は多田富雄さんの新作能、
ステンドグラスに夕日が射し込み、本当に美しかった!
この夏、セルリアンタワー能楽堂で再演されるらしい。
グレゴリオ聖歌、また聴けるのかしら・・?

あっ、セルリアンタワー能楽堂は、まだ行っていません。
今年は間違いなしに行くでしょう!

まだまだ、行っていない能楽堂はたくさんあります。

足腰しっかりしているうちに、ぜひぜひ、参りたいと思いま~す♪











一月定例公演「百万」

2007-01-20 23:24:20 | 能・狂言
行って参りました!!

昨日は、今年入ってのはじめての能鑑賞でした!

あいにくと少々遅れ気味で、国立能楽堂へ到着。

狂言・大蔵流「石神」(パスしました)

クラシックコンサートと違って、公演中でも入れるけど、やめました^^;
食堂でビデオを観ていたら、後半は神楽あり、囃子の伴奏ありで、
あらら・・・、生で観たかったわ♪

能・喜多流「百万」シテ:友枝昭世 ワキ:宝生欣哉 子方:金子龍晟
       
笛:一噌仙幸 小鼓:曽和正博 大鼓:亀井広忠 太鼓:観世元伯 地頭:香川靖嗣

-あらすじ-
曲舞の舞い手の百万は、生き別れた我が子を探し、物狂いとなってさまよい、
京都嵯峨野・清涼寺の釈迦如来の前で再会します。百万の芸尽くしが見どころ。

シテの「車の段」「笹の段」、「おもしろく狂うところ」の舞と、
わが子と再会するところは、なんといっても見どころでした。

母「百万」が狂うほど思いつめた我が子との再会の場面は

狂気から正気へと変わっていく「百万」の心情を、さすが友枝さんの

気迫と申しますか、観ている者ももちろん感じとれました。

以前、他流派の「百万」を観た事がありますが、当然ですが、違いましたね。

シテが揚げ幕から出てくると、見所の雰囲気がジワジワと、

友枝さんのオーラに包み込まれていくような感じになるのです。

いつもながら、熱を感じるのです。私の友人たちも同意見!

相変わらずの、美しい足の運びに、目はもう釘付け状態。

長絹の色はまさしく『甕覗き』のいろ、

藍が最後の最後に、振り絞って出してくれる色目です。

扇の色が、鮮やかな青で、お互い色を引き立てあってました。

細部にわたるまでの演出にもう感服!力強い地謡もよかったな~♪

じっと、立っているときも、内面にエネルギーが充満しているのが、

伝わってまいります。友枝さんの「気」は、並々成らぬものです。

そういえば、お囃子方、調和してそうで、してなさそうで・・?(ま、いいか!)

久しぶりに『至福』の時が持て、幸せな気分で家に辿り着きました♪

お着物の方、まだ一月だからでしょうか。多かったです。

という、私もお着物で参りました♪