「生き方の変革」 マルコによる福音書 1章9~11節
イエスさんは、バプテスマのヨハネから洗礼を受けました。ヨハネの教える洗礼は、悔い改めと生き方の変革を促すものでした。イエスさんは、罪を犯したので悔い改めたのではなく、およそ30歳まで長男として亡き父親の替わりとなって家庭を守り続けた責任から離れ、これからは神さまの愛を宣べ伝えて十字架への道を生きるために洗礼を受けられたのでした。
イエスさんは、これまでの普通の生き方を改め、神さまの愛を宣べ伝えるという生き方に人生を変革する決断をしました。それが、バプテスマのヨハネから洗礼を受けることの意味です。水から上がられたイエスさんに、天が裂けて霊が鳩のように降りました。神さまは、生き方を変革しようとするイエスさんに霊を授け、「愛する子」と言って励まされたことが伝えられているのです。