3月20日 晴れのち曇り
この日の予定は白出のコルまで。
天候は下り坂で明日は荒れそうとのこと。
時間は掛かるだろうけど、山荘の冬季小屋を使わせて
もらえるとすれば日没までに着けばいい計算である。
なんとかなるかな。
朝イチで今回の核心の3峰の登り。通常ルートのチムニー状
の部分より少し右の残置ベタ打ちのラインから登る。
2P目は右に回り込んでから雪壁を直上。
3P目はクラック状を岩登り。
ここまでをお願いしてリードさせてもらう。
4P目は雪の斜面を登り、さらに少し歩いて4,5mを懸垂下降。
ここでロープを畳んで山頂まで歩き。10:40頃登頂。
ともかく3峰の登りで晴れていてくれて良かった。
吊尾根へ最初の下りは尾根通しではなくて、紀美子平方面に
雪壁を降りてからトラバースして尾根に戻る。
しかし、このトラバースでラッセルが深い。ところどころで
腿くらい潜る。吊尾根では締まった雪の斜面を期待していたが
結局最後までこの状態だった。
ラッセルは、もちろんIGSMさんがしてくれるのだが、やはり
余分に時間が掛かってしまう。
尾根通しに行けない部分がでてくるとは左側に回り込むように
トラバースして進む。全く気が抜けない。
だんだん天候がくずれてきて強風が吹きつけてきた。
南稜の頭が近くなってもペースは上がらず、奥穂の緩い登りも
へとへとだった。
山頂で写真を撮る余裕もなかった。残念。
白出のコルへの下りで道標を支点に懸垂下降1回。
その後は夏道のペンキに従ってコルに降りた。
ギリギリヘッドランプは出さないで済んだ。
IGSMさんが見つけてくれた、かろうじて残っていた冬季小屋
への入口に足から滑り下りるように潜っていくと、そこは
天国のようだった。
IGSMさんが後から水作り用の雪を袋に入れて来てくれる。
とりあえず温かいものを飲んで落ち着くことにする。
IGSMさんがせっせと水作りに励んでいる間に、ともかく広いので
しばらく横になって休んでしまう。
夕食はカレー。疲れているときにも食べやすいのが良い。
引き続き水作りをした後、すでにぺちゃんこのシュラフに
入って寝る。替えの靴下があって助かった。
つづく
この日の予定は白出のコルまで。
天候は下り坂で明日は荒れそうとのこと。
時間は掛かるだろうけど、山荘の冬季小屋を使わせて
もらえるとすれば日没までに着けばいい計算である。
なんとかなるかな。
朝イチで今回の核心の3峰の登り。通常ルートのチムニー状
の部分より少し右の残置ベタ打ちのラインから登る。
2P目は右に回り込んでから雪壁を直上。
3P目はクラック状を岩登り。
ここまでをお願いしてリードさせてもらう。
4P目は雪の斜面を登り、さらに少し歩いて4,5mを懸垂下降。
ここでロープを畳んで山頂まで歩き。10:40頃登頂。
ともかく3峰の登りで晴れていてくれて良かった。
吊尾根へ最初の下りは尾根通しではなくて、紀美子平方面に
雪壁を降りてからトラバースして尾根に戻る。
しかし、このトラバースでラッセルが深い。ところどころで
腿くらい潜る。吊尾根では締まった雪の斜面を期待していたが
結局最後までこの状態だった。
ラッセルは、もちろんIGSMさんがしてくれるのだが、やはり
余分に時間が掛かってしまう。
尾根通しに行けない部分がでてくるとは左側に回り込むように
トラバースして進む。全く気が抜けない。
だんだん天候がくずれてきて強風が吹きつけてきた。
南稜の頭が近くなってもペースは上がらず、奥穂の緩い登りも
へとへとだった。
山頂で写真を撮る余裕もなかった。残念。
白出のコルへの下りで道標を支点に懸垂下降1回。
その後は夏道のペンキに従ってコルに降りた。
ギリギリヘッドランプは出さないで済んだ。
IGSMさんが見つけてくれた、かろうじて残っていた冬季小屋
への入口に足から滑り下りるように潜っていくと、そこは
天国のようだった。
IGSMさんが後から水作り用の雪を袋に入れて来てくれる。
とりあえず温かいものを飲んで落ち着くことにする。
IGSMさんがせっせと水作りに励んでいる間に、ともかく広いので
しばらく横になって休んでしまう。
夕食はカレー。疲れているときにも食べやすいのが良い。
引き続き水作りをした後、すでにぺちゃんこのシュラフに
入って寝る。替えの靴下があって助かった。
つづく