タブー大全

　今日読んだ本は，「実録！平成日本 タブー大全」（宝島社）でござる。
　あちきの業界にも「タブー」というものがござる。これは正直仕方がない。自分の保身？それとも関係者同士のバランスを保つため？弱者保護？いけないなと思いつつ，正面切って戦いを挑めない，ついつい触れないでおこうってな構図にしてしまっているでござる。



　この本で紹介されていることは，あちきが経験している「タブー」とは桁がちがうものでござる。でかいでかい「タブー」でござる。

　相手が巨大組織だったり，大きな権力をもっていたり，暴力的な集団でござったり・・・読んでいるとなかなか怖いものでござる。

　「こんなことが世の中では起きているのか！」と驚くことばかりでござった。しかし，何と言ったらいいでござるかね，やはりこの本でも相手がでかいと「タブー」は「タブー」のようでござる。歯切れが悪い部分もあったように思うでござる。

　面白い本ではござるので紹介してみたでござる。

キカイダー０１

　昨日は呑み会でござって，今日一日ぼーっとしていたでござる（まったく使い物にならない状態）。そこで観たのが「キカイダー01 THE ANIMATION」でござる。これは2001年に製作されたものだそうだが，その存在さえ知らなかったでござる。
　
　全4話で構成されていて，ストーリー展開もそうでござるが，戦闘シーンもスピーディでござった。

　我が子を最終兵器の制御部品の一部とする，非道な（というか回りくどいというか，もし死んじゃったらどうするつもりでござったのかな，かなり病弱のようでござったが・・・）企みに真っ向勝負のキカイダーたちでござる。「たち」，つまり，キカイダーに，兄のキカイダー01，それに弟のキカイダー00。「00」って初めてみたでござる。

　企みのために利用されるロボットたち，自分がロボットであると知らされ愕然とする女。良心をもちその葛藤に悩む主人公。格好良さのなかに哀しさを覚える作品でござった。そんな彼らの姿を「ピノキオ」とオーバーラップさせているところもなかなか趣があったでござる。

　めちゃめちゃ強いビジンダーと，心の痛みをもったビジンダーも魅力があったでござる。