志ん生師匠

昨日の晩から我が隊員ＡＯ軍曹（３歳）がお熱でござる。今朝はちょいと職場に行って事情を説明して，病院に連れて行って，おやつだの御飯だの薬だの水分補給だの・・・。看病は忙しいでござるな。
　お昼過ぎに眠ったのであちきもちょいと休憩でござる。



　「五代目 古今亭 志ん生 名演大全集１」（ポニーキャニオン）でござる。「火焔太鼓」「黄金餅」「後生うなぎ」「どどいつ/小唄」が入っているでござる。火焔太鼓は，うだつのあがらない道具屋の甚兵衛さんが，１分（いちぶ）で仕入れた小汚い太鼓を大名に売る話で，侍との会話や，嫁さんとの会話がたまらなく面白い。
　黄金餅も後生うなぎもちょっと残酷な話でござるが，志ん生師匠がやると，からっとしているでござる。
　黄金餅は和尚の読経が面白く，ついつい笑ってしまうでござる。
　後生うなぎは，その内容が残酷だからって戦時中は「禁演落語」になっていたそうで，たしかにそうかも知れないが，どうでござるかね，当時戦地ではもっと残酷なことが起こっていたでござろうし，最近の話もなんだかもっとぞっとする残酷なものが多いでござるよね。これくらいのユーモアはあっていい，いや，あった方がいいでござるよね。

　ＡＯ軍曹，明日は熱が下がるといいでござるね。